開業への道のり 12

 

夏が嫌いな私はもうへとへとです。唯一いい点はジョギング

したときに簡単に体重が落ちること。しかしのどが渇きすぎて

グロッキーになりますが。。。

 

話は前後しますが、9月末に都からの開業許可が下りました。

都庁の役人は態度が大きくて、許可してやる、って感じなんです

よね。別に役人本人の努力でも何でもないはずなんですけど、

権力を持つ側に立つと相手が下でに出るもんだから、ついつい

えらそうになってしまうんでしょう。

きっと個人的に飲み屋とかで会えば結構いい人だったりするんで

しょうけどね。

 

まいど、ノムさんありがとうございます。

20代くらいの若い役人に一生懸命頭下げてくれました。

 

われわれ医者も、若いころから先生と呼ばれ、えらそうになって

いく人もいるから気をつけないと、です。他山の石、ですね。

 

 

許可が下りますと、設計が本格的に始まります。私の希望は、

ちょっとおしゃれな最近の美術館風。モノトーンでガラスを多く

使って、そこに入るとすーっと落ち着く感じ。

産婦人科はお姫様がいるお城みたいなところも結構あって、

そういうのが人気だったりします。それに比べると、やや冷たい

印象があるかもしれません。

 

が、温かみはスタッフの人柄で出します!!!

妊婦さん以外のかたも気安く入れるように、という願いをこめて

います。お城だとご年配の方は入りづらいですから。

 

構造はいたってシンプルに使いやすくしてもらいました。

内装の雰囲気で楽しんでいただいて、あくまで機能的に、

それが患者さんのためでもあるし、スタッフが効率よく働ける

クリニックになると思っています。

 

そうは言っても大きな病院で働いてばかりいて、クリニック

ではアルバイトくらいしかしていなかったので、なかなか

イメージが難しく、設計士さん、ノムさんのアドバイスをもらい

ながら、試行錯誤。でも設計士さんはセンスがあって、本当に

いいひとで自分の主張を押し通すわけでもなくいい提案をして

くれました。

 

どんな建物にしようかと、いろんな建築や本、雑誌、大手設計

事務所のホームページなど見ましたが、図面上のイメージでは

それに勝るとも劣らないでき具合。才能は隠れたところにもある

んだ、と実感しました。