カテゴリー別アーカイブ: 日常

字は体をあらわす?

 

今の病院で電子カルテが導入されて、めっきり字を書かなく

なりました。せいぜい署名のサインくらいです。

 

で、たまに診断書なんかをもらうとすっごいヘンな字で自分で

びっくりします。

小学校の時に少し習字とペンを習っていたので、比較的

読みやすい字を書いていたつもりでしたが、まったくひどい

ものです。

 

今の病院では、10年くらい前にプロサッカー選手が受診した

とき、問診票がすべてひらがなだったと今も語り草になって

いるくらいですから、字は重要。

 

逆に高校生の時、やや落ちこぼれ気味のクラスメートがやたら

字がうまくて、「字だけ見ると優等生だな」なんてからかわれて

いたのを思い出します。

 

せめて読みやすい字を、と書くたびに肝に銘じる今日この頃。

 

テンション↑

 

昨日、ジャイアンツがセリーグを制覇しました。

ラミ、小笠原、李とジャイアンツの生え抜きでない選手が

主力なのはちょっと残念ですが、坂本をはじめ、脇役では

だいぶ有望な選手が出てきたのもうれしい限りです。

 

つぎは日本シリーズ。

西武も強そうですが、この勢いなら大丈夫でしょう。

北京での惨敗から、雰囲気が悪かったですが、野球界にも

明るいニュース(ジャイアンツファンだけ?)があってよかった

です。

 

これでワールドベースボールクラシックの監督は原さん

でしょうか。ますますテンション↑↑です。

楽しみ!

 

アンチ巨人ファンのみなさま、すみません。

6年ぶりですのでお許しください。

 

筋肉痛

 

今朝から腕が肩より上にあがりません。

それも両腕。原因はおとといのオペです。

 

ちょっと体格のいい方の手術でしたが、視野確保のため

相当力が入ってしまったようです。終わった後はなんか

いつもより疲れたなぁ、なんて思っていましたが、こんな

ことになるとは。。。

 

オペで筋肉痛になることも、筋肉痛が2日後に襲ってくる

ことも、夜になって痛みがどんどんひどくなってくることも、

すべてショック。

 

それはそうと、今朝は東京で妊婦さんが亡くなったことが

報道されていました。相変わらず、「たらい回し」とか、

「診療拒否」とか、鬼の首を取ったかのような報道の仕方

が気に入りません。

 

拠点病院のくせに断るとは何事か、といいながら、

大してリスクの高くない妊婦さんが、安心のためなのか

ブランドのためなのか、そういう拠点病院に群がっている

のです。

みんながそうとは言いませんが。

 

産科に関しては役割分担をきちんとすること、それを患者

さんにも理解してもらうこと、これが今できることです。

特に経過に異常がなければ地域のクリニックや病院で、

異常がある人だけ大学病院や拠点病院で出産するべき

です。今のままでは無駄が多すぎ。人的資源も医療費も。

 

精神力

 

ゴルフの石川遼選手が今週2位に入りました。

今季は優勝こそないものの、予選通過も結構あって、3位が

1回あって普通に来年のシード権も取りそうで、すごいことです。

 

もともと身体能力が優れていることもあるんでしょうけど、

やっぱり精神力がすばらしいんでしょうね。

 

よく努力できる天才、なんていいますけど、誰にだって努力は

できるし、誰だってサボりたいし、そこでがんばれるかどうか、

これが精神力の違いでしょう。

 

でも、これって、きっと生まれ持ったものでもなくて、周りの

サポートとか運とか、そういうことも大きいんだと思っています。

 

自分の努力が足りないのを誰かのせいにするわけではない

んですが、こういう突出した存在を見るといつも感じています。

 

野球のイチロー選手だってそう。プロに入る時はドラフト3位。

専門家だって見抜けなかったのだから、やっぱりその後の

努力の継続が現在の姿に結実している。

 

だから、何か飛躍するきっかけがあったんだと思うわけです。

それが何なのか、凡人の目の前を通り過ぎても気づかない、

きっと些細なことなんでしょうね。

 

超人的な活躍をごろ寝しながら応援するのも幸せですけどね。

 

社会貢献

 

一般に勤務医は給料も安くて勤務時間が長い、

開業医は自分の都合のいい時だけ診療して

給料も高い、なんていう言われ方をします。

 

たしかに勤務医の待遇の悪さ、これは給料だけ

でなく、たとえば秘書がいないとか、事務的な

仕事が多かったりとか改善すべき点はたくさん

あります。

 

しかーし、開業医にお金目的で開業しようなんて

人がいるとは思えません。お金目的なら適当に

バイトしているほうがずっとまし。それか経営者に

徹するか、どっちかでしょうね。

 

今回、ワタシはクリニックを医療法人にしようと

思っています。まだ手続きの途中なので、いつ

から法人としてスタートできるかわかりませんが、

これも節税対策でしょう、なんていう輩がいるの

です。

 

確かに税率も違うので、そういう面も出てきますが

それはあくまで付随的なもの。やはり公的な存在

であることを、名実ともに示すために法人になるの

です。であるからこそ、税率も少し低くなっている

のです。

 

こうして行動を起こすといろんなことを言う人が

いますが、まったく短絡的な意見が多くて困ります。

 

ワタシはとくに中学校から国立の学校に通って

税金によって育ててもらいましたし、とくに大学なんて

とんでもない安い学費で医者にしてもらってます。

それでいて自分の財産をせこせこ築こうなんて

罰あたりなことを考える人間ではありません。

 

受けてきた教育を社会貢献に生かすよう、心の

髄まで教育されています。

 

こんなことをあえて主張するのも馬鹿らしいのですが、

そんな意見もあったので反論です。

 

再会

 

今日は嬉しい再会がありました。

以前一緒に働いていた看護婦さんが、里帰り出産で

東京に帰ってきていました。

 

実際に一緒に働いた期間は1年もなかったくらいでしたが

明るくて一生懸命な人だったので印象深く残っています。

 

たまたま今週は当直でしたので、運良く会うことができま

した。かわいい赤ちゃんを抱いて、すっかりお母さんでした、

なんていう、月並みなコメントですが、ほんとにいいお母さん

の顔をしていました。

 

出産後のお母さんはみんな美しい!

 

これが私が産科から離れられない理由です。

こんな幸せを感じながら仕事ができるなんて最高です。

 

研修医へ逆戻り

 

最近生活が、というか睡眠時間が不規則になってしまっています。

医者の場合、生活が不規則にならないのは、当直などで夜に

眠らなかったとしても、昼間の業務から解放されることがないから

です。眠ろうが眠らなかろうが、日中は勤務すべし、これが諸悪の

根源だという意見が絶えません。

 

これは議論の分かれるところで、こんなことで愚痴を言わずに

働いてきたから、その分やりがいと患者さんからの信頼もあった、

という意見と、ふらふらでは不注意で何が起こるか分からず怖い、

という意見と二通り。

 

気分的には圧倒的に前者なんですけど、後者の意見もそう言わ

れるとそうかな、なんて思います。

患者さんに「私の手術の前の日はしっかり眠ってね」、なんて

言われることもしばしばですから。

 

それはそうと、最近の睡眠不足は医療業務とはあまり関係なく

開業準備のことがほとんど。1日おきに3時間睡眠程度になって

います。研修医の頃に逆戻りしたようです。

 

その時と違うのは研修医の頃は、3時間睡眠の次は5時間睡眠

くらいだったのですが、今は3時間睡眠の次は10時間睡眠くらい。

 

平均すればちゃんと寝てる!。。。

ま、寝ちゃっても患者さんが待ってるわけじゃなし。。。

 

何のために勉強する?

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ジャイアンツの優勝で興奮冷めやらぬ中

ですが、そのことを書くとウザくなりすぎる

ので、別の話題で。

 

最近読んだ本で面白かった本。

この”16歳の教科書”。

人気の塾講師たちが何のために勉強する

のか、わかりやすく書いてあります。

 

本当に自分のために勉強し始めたのは働いてからですが、この

勉強は全く実用的なものばかり。医師として想定しうるあらゆる場面

にすぐに対応するためには日々の勉強は欠かせません。

 

実際の患者さんに出会えば忘れることはないのですが、念のためで

覚えたことはすぐに忘れてしまうので何度同じところを読んでもだめ。

まあ、それはいいのですが、この本は高校生向けになぜ実用的で

ない勉強をしなければならないのか、という内容です。

 

ワタシは大学受験で1年間浪人生活を送りましたが、その1年で

考えたこと、実感したことがまさにわかりやすく書いてありました。

 

数学は論理を身につけるため、国語は表現力を身につけるため、

そしてすべての勉強が将来の基礎になること、それらは勉強して

テストの点が良くなると同時にさらに実感していったことでした。

 

そして、大学受験とは自分の能力だけでできる特別な感動体験

である、という一文には懐かしくこみ上げる思いがありました。

 

ただのテストなので単純といえば単純な競争なのですが。。。

 

16歳の教科書、大人が読んでも面白い、と帯の文にありますが

面白いどころかよくよく勉強になりました。

 

世界最強

 

クリニックのパンフレットができあがりました。

写真のアップはちょっと今日忘れてしまったのでまた近いうちに。

 

多くの人に見てもらって知ってもらえると嬉しいです。

すべては患者さんのために、という思いが伝わってほしいと

思っています。

 

ノーベル賞を日本人が久しぶりに受賞しました、って話にしようか

と思いましたが、実際あまり興味ないのですみません。それより

ワタシには柔道の石井選手が総合格闘技に転向するかどうかが

重要です。

 

小学生からのプロレスファンで、さすがに最近は熱も冷めてきました

けど、誰が一番強いのか、っていうのは男のロマンだと思っています。

その意味では石井とヒョードルが闘ったら、と思うとぞくぞくします。

 

協会とかにとらわれず、ちっちゃくまとまらずに、どんどんいっちゃえば

いいのに、なんて身勝手に思っていますが、今日はちょっとマニアックな

話題でした。

 

ほろにが

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友人の結婚式に行ってきました。

高校生の時からの友人で、彼も

医者になったので卒業してからも

付き合いは続いていました。

 

パーティ形式の結婚式で、いわゆる2次会的な感じの

ものでした。それでも上司の方なんかも来ていて、

(居場所がなさそうな感じでしたけど)結婚式のスタイル

も変わってきているな、と感じました。

 

こういう場合、仲間がどれだけ来ているかが問題ですけど

やっぱり結婚式はそのときの付き合いの人が中心になって

しまいますから、高校時代の友人グループは肩身が狭い

もの。

 

仲間も少なければ、当時から時間もたっているのでどんな

生活をしているのか聞いていいものかどうか迷ったりして、、、

 

自分の中での思い出では高校生のころって結構強烈で

いちばんよく覚えているし、そのころのことが土台になって

いたりするんですけど、やっぱり時間とともに思い出に

なってしまうんですよね。

 

もちろん楽しかったし、幸せそうな友人を見るのは幸せな

ことですが、古い友人の結婚式ではいつも感じるほろ苦さ

を今日も感じてしまいました。

 

またいずれゆっくり飲みに行きましょう。