月別アーカイブ: 2009年1月

感謝です

 

昭和病院のもと患者さん(Oさん)から連絡をいただきましたが、なぜか返信ができないので

こちらを使っちゃいます。

 

ご連絡ありがとうございました。ご無沙汰してます。

Oさん、よーく覚えていますよ。妊娠中から、出産後までいろんなことが起こりましたね。

最後は無事で何よりでした。

 

こうした励ましのご連絡が何よりのやりがい、励みになります。本当にありがとうございます。

 

個人的なご相談もいただきましたが、さすがにブログだから遠慮しますね。

もしお時間があれば、ぜひお子さまを連れて遊びにいらしてください。ゆっくりお話したい

ですね。

 

インフルエンザなどもはやっています。おからだ大切にしてください。

 

エコーも楽しんでください

 

182裏面に広告出しました。ちょっと大きめなので浸透して

くれると思います。積んであったら、すべて裏返そうと思って

います。

もし裏返ってたらワタシの仕業、ということで。

 

説明会の申し込みも少しずついただいて、嬉しいことです。

今回はとくにアロマの体験や、胎児3Dエコーの体験が

ありますので、妊娠中の方は来られると結構楽しめるのでは

ないかと思っています。

他の場所で産む人でも歓迎ですよ。

 

そのための段取りを一生懸命やってます。この間はお話だけ

でしたが、直接ゆっくりお話しする時間がとれず、課題となって

います。

今回、体験コーナーを設けて、かつ、個別で話す時間も多く

とろうと思っているので、その分全体の説明がやや短くなって

しまうかも、です。

 

ただ、せっかくいらしていただいて、損したと思わないよう

しっかり準備しますので楽しみにしていてください。

みんなでお待ちしております。

 

試食

 

この間の日曜日、クリニックの厨房で腕をふるってくれる

シェフの料理を試食しました。

 

おいしいのなんの、おいしいです。ま、私の舌は自慢じゃ

ありませんが大したことないですけどね。スタッフ皆さんが

おいしいと言っていたのでおいしいのでしょう。

 

おととし、ミシュラン東京が出たとき、グルメ好きの友人に

連れられ、三つ星のジョエルロブションとロオジエに行って

きました。

 

おいしいかと言われればそれはおいしいのですが、

ワタシにとってみれば師匠のユキオ先生と行きつけたワタミ

のほうがずっとおいしいのです。さらに、オリジン弁当、

ほっかほっか亭、こういうほうが安くて好きです。

 

そうはいってもやはり、家のご飯が一番。

あまりに説得力ないですね。。。

 

大赤字

 

というのはウチではありません。

国立の高度専門医療センターが大赤字なんだそうです。

 

わずかに残された国立病院も、いよいよ独立行政法人となるにあたって

それぞれ何百億円、という借入をするんだそうです。ちょっと前に癌研究会

の病院が粉飾決算をしたと報道されたばかりです。

 

こういう種類の病院は、採算なんてなじまないと思うわけで、赤字が

膨らんで倒産、なんてことになったら世界中の笑い物です。ですが、、

 

以前、その国立病院の一つ、成育医療センターにいたときに電子カルテの

バージョンアップがありました。その際に、コンピュータ全部入れ替え、

それに対応するモニタ類も全部入れ替えてました。まだ5年しかたって

いないのに、、、

 

昭和病院なら新品の部類に入る機会が次々と運び出されていく様は

ちょっと衝撃でした。。。

 

ただ、それにしても、ちゃんと税金をしっかり部分だとは思います。

 

届け出の山

 

打ち合わせがどんどん切羽詰まったものになりつつある

最近です。

何より大事なものが、届け出関係。

 

開設届や保険医療機関の届け出、産婦人科なので母体

保護法指定医の届け出、それらに加えて従業員の労働

関係や社会保険の届け出。

 

届け出ばかり山ほどあります。

幸い事務長がかなりやってくれているのですが、代わりに

やってくれる人がいなかったら大変。

 

医療コンサルタントが必要なのも、暴利を上げているのも

うなづけます。これをやるには常勤で勤め続けるのは無理。

その分のロスを考えれば、コンサルタントに莫大なお金を

払うのもしょうがないかも。。。

 

 

セルフハンディキャップ

 

昨日、一昨日と大学受験のセンター試験でした。いつもより

ニュースにならなかったのか、新聞で問題が出ているのを見て

気づきました。

 

この季節になるとなんとなく切ない気分になります。

高校3年生の時の受験がいまだに失敗体験として残っている

からです。もう15年以上前ですから、時間はかなりたっている

のですけどね。

 

試験の日にちょうど風邪をひいて発熱しました。寝込むほどでは

なかったし、試験の緊張感であまり気にしていなかったのですが、

英語の試験問題がこの「セルフハンディキャップ」の話題だった

のです。

 

大事なときに、風邪をひいたりけがをしたりして自分に不利な状況を

無意識のうちにつくり、失敗したときの言い訳にする、というのが

セルフハンディキャップです。

 

試験の日に風邪をひくなんてまさしくセルフハンディキャップ。

プレッシャーに完全に負けていたのです。ということを試験問題に

教えられ、その問題を読んだ瞬間に

「あ、これはダメだ」

と思ったのを今でも鮮明に覚えています。

 

それ以来、重要な問題があるときにはまずは体調管理、セルフ

ハンディキャップなんて恥ずかしい事態だけは避けよう、失敗して

も体調のせいにしないように、と気をつけています。

 

それはともかく、受験生には全力を出し切れるように、雪とか

事故とかセルフでないハンディキャップだけは訪れないように

願っています。

 

お金とやりがい

 

久しぶりにブログを読んだという外来のミユキさんに、

「トーンがずいぶん暗くなっちゃったね」

と言われてしまいましたが、別に元気です。いたってポジティブです。

 

4月1日に開院が決まりましたが、4月3日に学会のシンポジウムを

開催するという大仕事も待っています。

テーマは

「産婦人科医が元気になるために」

 

このテーマがネガティブなのかな。。。

 

最近よく報道されるように産婦人科医は減っているのです。男性に

限ればその減り方は異常です。20年前は毎年300人くらいの男性

産婦人科医が誕生していましたが、今はおそらく100人を切ってい

ます。

 

人が減ると給料を上げればいいんじゃないか、っていう話があって

都立病院では産婦人科医の給料が3割程度アップしました。

でも人数は増えません。

 

当然、って思います。

 

今の勤務医の給料が適正かどうかはわかりませんが、人が増える

まで給料を上げ続けるのは無理です。

それよりもやりがいを持って働ける職場環境を作れば、人は集まる

はずです。忙しいから人が集まらないならそんな人は医者に向いて

いません。

 

今の医者の勤務の中で問題なのは、評価するシステムがないこと

です。患者さんからの評価、というものはあります。ですが、それは

ごく一部の有名になった医者だけで、それも本当に腕がいいのか、

マスコミへのアピールがうまいだけなのかわかりません。

 

多くの医者はお互いに評価するシステムがないのです。専門医

なんていうのはほぼ形骸化しており誰でも取れます。しかも臨床の

腕とは関係ありません。これは産婦人科に限っての話、ですよ。

 

お互いの評価がないということは、患者さんにとってはテキトーな

医者ができたら困る、ということになるし、医者にとってみれば

自分がどの程度の知識、技能なのかを確認できないので、漠然と

不安でもあり目標設定が難しいのです。評価されることがないから

そういう意味でのやりがいを感じにくい。

誰だって褒められたい、それは医者も同じです。

 

きちんと評価できるシステムができればいいな、と思って、そのため

には何が必要なんだろうかと、開業準備の合間に考える日々です。

 

嬉しい再会

 

先日、病院まで元患者さんが会いに来てくれました。

時々たずねてくださる方があって、そんなことが何よりの

喜び、励まし、明日への活力になります。

 

よく、「ありがとう」の一言のためにがんばっているんだ、

という言葉を聞きますが、まったく医師も一緒で、給料が

低かろうが、勤務が大変で家に戻る時間がなかろうが、

患者さんから感謝されることで疲れが吹っ飛びます。

 

先日は、2年くらい前に、前置胎盤、出血、緊急帝王切開

になった方が訪ねてくれました。30週で生まれてしまい、

私としても大いに反省すべき点、勉強になった点があって

印象深い人でした。

 

遠くに住んでおられて、実家が病院近くということで寄って

くれました。早産、未熟児で生まれたお子さんも元気との

こと、それもハッピーなニュースでした。

 

患者さんに理不尽に(とこちらは思ってしまうように)怒られる

こともありますが、こういう方がいる限り何があっても全力で

がんばろう、という気にさせてもらえます。

 

欲を言えば赤ちゃんにも会いたかったですよ!Ayaさん。

 

八王子へ

 

先日、八王子まで行ってきました。

都立八王子小児病院です。あまりにお世話になったので、

お礼がてらどんな所か見てきました。

 

八王子小児病院は赤ちゃんを運ぶ救急車を持っていて、

手が空いていれば状態の悪い赤ちゃんを迎えにきてくれて

そのまま、治療できる病院まで連れて行ってくれるのです。

 

だいたい1年に1回くらいお世話になっているのですが、

いつでも気持ちよく対応してくれるので助かります。

 

そこで、ちょっと行ってみたら遠いのなんの、遠いです。

中央高速で行くと時間的には高井戸から30分くらいなんですが

景色が一変するのですごく遠くにきたみたいな感じです。

 

カーナビに連れられてきたものの、住宅街の中で思わず

存在に気づかず通り過ぎてしまいました。小さくて古いの

ですが、実力とやる気は随一、こんなところでも頑張っている

先生たちがいるんだなぁ、と妙に感動してしまいました。

 

夜、結構遅かったのに新生児科の先生が3人も残っていて

仕事していました。まったく頭が下がります。

 

こういう人たちの働きが、もっと知られるといいのに。。

 

いいこと悪いこと

 

ブログを始めて以来、こんなに更新が空いてしまったのは

初めてでした。

 

その間にいいこと悪いことたくさんあって、先週は本当に

あっという間に過ぎました。個人情報にかかわることが

多すぎて具体的に書けないのが残念でもあり、まったく

ストレスの解消にもならないのですが、自分が元気で

いることが何よりいいことかもしれません。

 

まずは心身ともに元気でないと、他の人も幸せになりません

からね。

 

面白かった本は

岡野雅行

「人生は勉強より『世渡り力』だ!」

元気が出ます。