宮城の地震で山がそのまま崩れた映像は衝撃でした。
中国とか阪神のときは建物とか道路の崩壊が目立ちましたが、
山ごと崩れては。。。
地震速報が機能した、とか、電車が自動的に止まったとか、
人工的なものの地震対策は進んでいるようですが、地面ごと崩れたら
どうしようもない。
まだ行方不明の方が多くいるようです。現地では必死の救出作業、
救急医療が行われているものと思います。
産婦人科って病院にいると、めったに救急蘇生の現場に立ち会うことは
ありません。気管挿管とか心臓マッサージとかは救急科、内科、外科が
担当しています。
2年前に新幹線で心肺停止の状態の人に遭遇しました。学生時代の記憶を
頼りに救急処置を試みましたが、結局亡くなってしまいました。あまり自信が
なかったので、動き出しが30秒遅かったのではないかと、今でもときどき
痛恨の思いにかられます。その後、救急処置の講座を受けなおし、新しい
建物に入るとAED装置の場所をを確認するようになりました。
秋葉原での事件でも産婦人科医が救急処置に当たったそうです。そんな場面が
起こっては困りますが、常に心構えをしておくことが重要、ですね。あらためて
そう思いました。
どうしても傍観者になってしまいますが。。。
一刻も早い救出を祈ります。