数ヶ月前から、産後のお母さんたちに、夜食用として

おにぎりを配り始めました。

一応、好評をいただいていると思っていたのですが、

実はそれほどでもなかったりして。。

もちろん、ないよりはいいんでしょうけれど、どうも

具にも問題があるようで。。

梅と、こんぶの比率が異様に高い！！

ちなみにこれはわれわれの選択ではなく、となりの

ファミマにお願いしてこちらの分を毎日とりおきして

もらっています。

というと、ファミマのチョイス。

梅とこんぶ、、、

もしかして、売れ残り？？？？？？？

なんてことはない、と信じたいのですが、、、、

ということで、今日からおにぎりだけでなく、カロリー

メイトとかバランスアップとか、ウィダーインゼリーなど

とりまぜた選んでいただいたところ、、、

入院のお母さん6人のうち、おにぎりを選んだ人、

ゼロ！！

ちなみに今日の具も、梅でした。

隣のファミマ。。。

これから入院予定の方、リクエスト募集中です。

今日は同窓会があって、そのあと映画の上映会もあって

楽しい1日でした。

参加してくださった皆様、ありがとうございました！！

産後のボディケア講座から始まって、7時間くらい院内に

いらしたIWKさん（ばれちゃう？）、お疲れ様でした（笑）

映画「うまれる」、かなり感動モノでした。

お産はいろいろ、とはいいますが、またこの映画での

お産もまた個性的であらためて、お産はいろいろだなぁ、

と思った次第です。

と、感動ばかりもしていられませんが、最近はだんだん

金子レディースクリニック流、という感じが強くなりすぎて

いるかなぁ、とも少し反省。

こちらでのワタシのスタンスとか、スタッフの慣れ具合などで

お産のパターンが10種類くらいに分けられるようになって

きています。

慣れてきたので、こちらはとても安心にお産を見ていられ

ますが、一方で、みなさま方のお産をそのパターンにあて

はめていくような感じもあるかもしれません。

それはもしかしたら、産婦さんにとって窮屈に感じることも

あるかもしれません。快適具合と安全面とをいかに両立

させていくか、というのは産科クリニックの永遠の課題なの

でしょうが、映画を見てまた考えさせられました。

みなさま方の直接の声を聞きたいです。

お産の時、あるいは産後の入院中、どんどん気持ちを教えて

ください。「わがまま」だなんて思いません。

こちらでできないことはできないと言いますが、できるだけ

みなさま方が快適に過ごせるように努力します。

うちのスタッフに怖い人はいません。いないはずです。怖いと

感じたらそれは外見だけ（？？）です。

意見を言いづらかったらワタシに直接チクッてください。

ワタシのことが気に入らない場合は、、、うーーん、

師長にチクッてください。

産婦さんと一緒に作っていくクリニック、日々進化するクリニック

でありたいと思っています。

昨日、テレビ東京の「Letters～感謝の手紙～」、

放映がありました。

手紙を書いてくださったIさん、ベビーの撮影をご協力して

くださったSさん、ありがとうございました！！

こちらの宣伝か！、というほどよく放送してくれました。

ところで、放送されたワタシ、自分で見てずいぶんやせて

見えるな、と思いました。たぶん編集クルーが少しいじって

くれたと思います。いやこれ、冗談でなく。

でも、「一回り大きくなりましたね」っていう声もあったとか

なかったとか。。ありました！！

どんだけワタシは大きくなったんでしょう？？

毎日半径30m圏内で行動し、かつ毎日産婦さんと同じ食事を

食べてるから、でしょうね。。。

今年は震災の影響で少し開幕が遅れましたが、ようやく

プロ野球も盛り上がってきました。

巨人が低調なので気になりますが。。

せっかくのところで、妻からプロ野球禁止令が出ました。。。

理由は、野球を見始めると、

他人の話を聞かない、

こどもの世話をしない、

そのまま寝てしまう、

だからだそうです。うーーん、ごもっとも。

もともと野球なんてそれほど好きでもなかったんですけど、

去年くらいから見始めると止まらなくなってきました。

今年は巨人戦に加えて、佑ちゃんの試合も見たいし、

開幕が遅れたせいもあって、見まくっていました。

まあ、禁止にされたからといって、見ないことそのものは

割り切れるといえば割り切れます。

ただ、タイミングが悪かった。。

なんと、禁止令が出されたのが、スカパーでプロ野球セット

を申し込んだ当日の夜！！

なんてタイミング。。

当然、プロ野球セットを申し込んだとは報告していません。

こういう形で間接的に知ってもらって、どうなるかは神のみぞ知る。

ま、当面見なきゃいいわけですから。ガマン、ガマン。

昨日の夜、シルシルミシルを見ていたらどの日に生まれる

のが多いのか、というのをやってました。

第1位　12月22日

第2位　4月2日

第3位　9月25日

ワーストでは

第1位　1月1日

第2位　12月31日

第3位　1月2日

とありました。

産科医的には、すごい納得！！です。

とくにワースト。

お正月は産科医もお休みしたいもの。なので、お正月に

生まれそうな人は計画的に年末に産んじゃいましょう、

って感じで計画出産をするからです。

といってもこれは産科医だけの都合でもなく、ご本人や

ご家族の希望も当然あり、です。誰だって病院で年越し

なんて嫌ですもんね。。

うちはおせちが出るんですけどね。。

ベスト2の4月2日もよくわかります。

年度末に生まれそうな場合、なんとか4月2日までもたせて、

というのはよくある話。これは産科医の都合ではありません。

とくに最近では働くお母さんが増えて、年度末に生まれちゃうと

保育園に入れない、なんて切実な理由もあるんです。

ベスト1は想像するに、年内にお家に帰るには12月22日が

一番よさそう。普通出産で5日後に退院、帝王切開でも8日後

くらいに退院ですから、1月10日くらいまでの予定日の人

だったら無理してでも産んじゃいそうですね。

9月25日だけはまったく理解不能。たまたまってことでしょうか。

これ、時間でも同じようなことがあると思うんです。

たぶん午後16時くらいが一番多いと思われます。で、夜中が

一番少ない。

こういうことを言うと、人工的にお産に介入するから医療事故が

起きる、なんて主張する人がいるんです。。。

とにかく自然がいい、みたいな。。。

でも、事情は全く逆。

夜中とかお正月とか、人手がない時に出産するほうがよほど

危険です。より安全に出産をするなら、医療側の集中力が

一番高い時が一番安全です。

ほとんどの人が、理解してくださっているからこういう結果に

なっているんでしょうけど、たまに変な人がいるんです。。

医師とか助産師ですら医療介入を否定する自然派がいるから。。

って最後はただのグチになってしまいました。スミマセン。

今日、運転免許の更新に行ってきました。

府中の運転免許センターですが、「違反」講習で2時間もかかるので

当直の医師を頼んでおきました。

朝8時半から受付とのことで、8時くらいに行けばいいかなと思って

車で出かけたのが過ちの始まりでした。

少し遅れはしたものの、8時10分くらいに免許センター前につきましたが、

すでに車の行列。

（まさか駐車場がすでにいっぱい？？）

との疑念もあったもののわざと打ち消し、8時半から駐車場があくのだ、

と思いこむことにしてその行列に並びました。

ところが、8時半になっても40分になっても50分になっても動きません。。。

やはりすでに、駐車場はいっぱい。。

講習が終わるまで動きませんから、きっと早くても10時くらいまで

動かない、と思って、近隣のコインパーキングを探し始めましたが、

どこも満車。ついに武蔵小金井の駅まで着いてしまい駅そばの

コインパーキングに駐車し、バスで免許センターへ。。。

（まあ、せっかく当直医に来てもらったんだからゆっくりしろ）

ってことかな、と思いなおし、10時からの2時間の講習へ。

絶対に寝る、との確信があったものの、なぜか最初の1時間は

寝ずに終了。次もいけるかな、と思いきや、2時間目は始まった

とたんに熟睡。。

おかげで頭も体もすっきりして、講習終了。

内容はよく覚えていませんが、安全運転！！

終わって免許を受け取りに行くまでの間、建物を移動することに

なっていました。みなでぞろぞろ階段を下りていたところ、ワタシの

前にいた30代くらいと思われる女性が、途中の階で自動販売機へ。

ほとんど意識もしていませんでしたが、

「バサッ！！」

っと大きな音がしたので、はっと見るとその女性、列に戻って

きます。が、何か変。

講習でもらった教科書類を一切、自販機のごみ箱に捨てたんです！！

衝撃。。

確かに読まないけど、、

小さなバッグできたから邪魔だな、と思っていたけど、、

まさか免許センターの建物内に捨てるとは。。

安全運転の前に常識のお勉強からしたほうが。。。

5月10日から、毎週火曜日19時まで診療することになりました。

働いている方、ぜひご利用ください。

ここは駅からも遠いので、ぜひ夜までの診療をやりたいと

ずっと前から思っていました。

17時までではどうやっても働いている人たちは早退してくる

しかないですもんね。

医療もサービスとすると、デパートとかみたいに人が働いて

いない時間帯に働かないといけないんですが、検査の関係

とかもあってそこで働く人の論理が通っちゃっているんです。

医療者の心理としては、体の状態が悪いんだから自分の

仕事を優先させている場合ではないでしょ、って感じです。

うちみたいないわゆる一次医療っていってかかりつけ医の

ようなところはなるべく患者さんの負担にならないように

診療をしたいわけです。

で、ようやく念願の夕方診療が開始します！

週一ですけど。。。

これもやっぱりスタッフのやりくりがちょっと大変なもので

たくさんご利用いただけるようなら週２、週３と増やして

いきたいと思っています。

ぜひぜひご利用くださいませ。

金町浄水場から分配されるエリアで、乳児に対して飲料用として

使わないように、というお知らせがありました。

そのエリア外の人は、今まで通り、何の心配も要りません。

そのエリアに入っている場合、粉ミルクで飲ませる場合は

ミネラルウォーターで、それ以外は水道水で大丈夫です。

もちろん、妊婦さんも問題ありません。

乳児、というと1歳未満を言いますが、乳児におみそ汁や

おかゆなどをあげる場合も、できるだけミネラルウォーターを

使うのがよいです。

ただ、お米を洗ったり、食器を洗ったりするのは乳児のもの

であっても水道水で全く問題ありません。

これは3月24日、12時現在の情報に基づいたものです。

停電の影響で、外来の時間が前後して皆様には大変ご迷惑を

おかけしています。

ですが、みなさん

「こんなときに大変ですね」

なんて声をかけてくれます（泣）

皆さんも大変なのは同じでしょうし、停電、モノ不足に放射能の

影響など心配は尽きないと思いますが、お心遣い、感謝してます。

本当にありがとうございます！

また入院中の方も、産後の疲れの中、寒いのによくがんばって

くれています。全館自家発電で対応できればよいのですが、

本当にすみません。

今日の読売新聞の夕刊に、海外の新聞報道が載っていて、

日本人は情報を隠されてだまされているからおとなしい、なんて

報道されているとのことでした。

そんなんじゃなくて、みんなで協力しあってがんばろう！っていう

気持ちが強いんだ、バカヤロー！

ですよね？

放射線の影響について産婦人科学会からの資料です。

無断転載ですが、こんなときだから許してくださいませ。

福島原子力発電所（福島原発）事故のために被曝された、あるいはそのおそれ
がある妊娠中あるいは授乳中の女性のためのQ&A
平成23 年3 月15 日
日本産科婦人科学会

Q1: 被曝によりどのようなことが起こりますか？
A1: 甲状腺がんの発症率が高くなります。
乳幼児や若年者では特に甲状腺がんの発症率が高くなります。しかし、被曝に
より発症したがんは比較的おだやかな性格を持ったがんとされ、治療なしでも
ゆっくりとしか進行しないとされています。40 歳以上では被曝してもあまり発
症率は高くならないとも報告されています。被曝するとお腹の中の児（胎児と
いいます）の甲状腺にも悪影響がでます。

Q2: 被曝量と甲状腺がん発症には関係がありますか？ もし、あるとしたら、
どの程度被曝したら甲状腺がんになりやすくなるのでしょうか？
A2: 被曝量が多いと甲状腺がんになりやすいとされています。
甲状腺がんになりやすくなる被曝量については50 ミリシーベルト（1 ミリシー
ベルトは1,000 マイクロシーベルトと同じ量ですので、マイクロシーベルトで
表すと、50,000 マイクロシーベルト）以上とされています。
例えば、時間当たりの被曝量が2,000 マイクロシーベルトの環境にいると、25
時間で総被曝量が50,000 マイクロシーベルトとなり、甲状腺がん発症の危険が
高くなります。

Q3: 甲状腺がんの発症予防法はありますか？
A3: ヨウ化カリウム錠（50mg 錠を2 錠）を被爆後なるべく早期に服用すると、
予防効果があるとされています。
50 ミリシーベルト（50,000 マイクロシーベルト）以上の被曝を受けた40 歳以
下の妊娠・授乳中女性にはヨウ化カリウム錠（50mg 錠）2 錠服用をお勧めしま
す。通常（平常）時にはこの薬剤は医師により処方されます。インターネット
等でヨードチンキやルゴール液を飲むと予防効果があるという噂がありますが、
効果がありませんし、危険ですので、飲んではいけません。また、海藻類をた
くさん摂取しても効果は限定的と考えられています。被爆量が50 ミリシーベル
トより少ない場合にはにヨウ化カリウムを服用する必要はありません。

Q4: ヨウ化カリウム錠にはどのような副作用があるのでしょうか？
A4: 甲状腺機能低下（甲状腺ホルモンが少なくなること）とアレルギー反応が
心配されます。
成人の場合はあまり心配ないのですが、乳幼児では甲状腺機能低下が特に心配
されまし、妊娠中女性が服用すると、胎児に甲状腺機能低下が起こることがあ
ります。胎児や乳幼児にとって甲状腺ホルモンは脳の発達に特に重要とされて
いるホルモンです。したがって、妊娠中女性がヨウ化カリウムを服用した場合
には児は出生後ただちに甲状腺機能の検査を受けます。同様に乳幼児がヨウ化
カリウム投与を受けた場合にも甲状腺機能の検査を時々受けることになります。
ヨウ素過敏症とわかっている方、また過去にエックス検査時の造影剤でアレ
ルギー反応を起こした方にはヨウ化カリウム服用はお勧めできません。

Q5: ヨウ化カリウムは一回だけ服用すればいいのですか？
A5: 50 ミリシーベルト（50,000 マイクロシーベルト）以上被曝したが、既に安
全な場所（大気の放射能汚染がない）に移動し、安全な水と食物（放射能汚染
がない水と食物）を摂取している場合には50mg 錠を2 錠1 回服用（計100mg
を一回）で十分です。
しかし、この薬剤の効果持続時間はだいたい24 時間です。再び50 ミリシー
ベルト（50,000 マイクロシーベルト）以上の被曝があった場合（例えば、25,000
マイクロシーベルトの環境に2 時間いる）には同様にヨウ化カリウムを100mg
服用します。しかし、妊娠中女性では胎児への副作用（赤ちゃんの甲状腺機能
低下）も心配されるので、2 回目服用は特に慎重に行なうべきとの意見もありま
す。

Q6: その他、注意することはありますか？
A6: 妊娠中もしくは授乳中の女性ではヨウ化カリウム服用が児の甲状腺機能低
下につながる可能性があります。したがって、妊娠中ならびに授乳中の女性に
あっては、ヨウ化カリウムを服用しないで済むよう、特に被曝量を少なくする
工夫が重要です。線源（ここでは福島原発）から離れること（遠隔地への移動）
が可能な状況であれば、それをお勧めします。