月別アーカイブ: 2008年12月

一人医師について

 

今日も忘年会。楽しい会も続いてくるとなかなか。。

 

ところで、説明会でも質問がありましたが、クリニックが一人の医師で

やることについてですが、メリットデメリット、いろいろあります。

 

まずはメリットですが、ずっと同じ人が診療をすることで、信頼関係が

うまれやすい。診療方針にブレが出ないし、スタッフ全体を通しても

意志の統一がしやすいです。

 

一方でデメリットは、風邪ひいたときとか体調不良の時はちょっと

大変かもしれません。そうならないように体調管理には今まで以上に

気をつけないといけません。

 

ちなみに私はいままで仕事を体調不良で休んだのは7年半で1日。

これくらいであれば急きょ、ピンチヒッターをお願いしても大丈夫かな

と思っています。

 

あとは緊急時の対応ですが、出産に関してはどんな緊急であろうと

医師の役割は一人で十分です。人数は多いほうがいいですが、

それは連絡役とか、物を運んだりとか医師である必要はないもの

ばかり。ですので看護師、助手などのスタッフを手厚くしておくこと

のほうが大事になります。

 

そういったことで、あえて数を多くして手広くやるよりも、医師が

ひとりで手厚く患者さんに向き合うことを選びました。

こうした方針に共感していただければ、とても快適なクリニックに

なるはずです。

 

説明会 ありがとうございます!

 

今日は1回めの説明会でした。

 

寒い雨が降りしきり、出足を心配しましたが

当初の予想をうわまわる人数にきていただき

ありがとうございました。

 

いくつかキビシー質問もいただきましたが、聞きたいこと、漏らしたことありませんか?

また第2回もありますので、ぜひご参加ください。また、今日来た人には特典があり

ましたので、まわりで参加した人がいましたら、聞いてみてくださいね。

 

今回は私たちのクリニックに対する思いを伝えようと思っていました。

次回は、より詳しい診療の内容についてお話したいと思っています。

 

最近、この準備でずーーっと寝不足でした。報われた気分で、今日はぐっすり

休めそう。っていうか帰り道、車を運転しながら寝てしまいました。

あぶない、あぶない、、

 

医師会入会

 

昨日、医師会入会のための面接に行ってきました。

医師会って勤務医をしているとよく存在がわかりません。

 

開業医の権利を守る団体だ、とか自民党の応援団体だ、とか

そんなイメージしかありませんが、私も開業するので入会です。

 

開業医だからって全員が入っているわけでもないようです。

まあ、ほとんどは入っているんですけれども。

地域の検診事業とか、トラブルの解決とか、勤務医には見えない

事業をやっているようです。

 

それにしても、入会金が高い。ものすごい高いんです。

とても言えないくらい。

みんな見えないところで貢献しているんだなぁ、などと感心して

しまいました。

 

面接でダメ、とかないんでしょうけど、ちゃんと入れてください。

 

除幕

TS3G0003.JPG

 

クリニックの外側を覆っていた工事用の

布が取れ、本体が現れました。

 

地鎮祭から5カ月弱、早いものです。

ガラスのカーテンウォールがとてもきれい

で目を引きます。

 

まだ、中はむき出しなのでこれから2か月かけてじっくり内装を仕上げる予定。

いよいよ説明会も迫って、クリニックも動き出します。外側は満足できるものが

できたのであとは中身。

内装じゃなくて、スタッフの意思を統一して業務をみんなで理解する作業に

入らないといけません。みな温かい人なので、頑張ってくれると思います。

 

関係ないですけど、ニュース23で「神奈川こども」の新生児科を特集して

いました。受け入れ拒否をできるだけ減らすように努力している、という

前向きなものでよかったです。

 

前にも書きましたが、新生児科の先生ってほんとに熱心だし、若い。

若いって私が言うのもおかしいですけど、30代でも大病院の責任者に

なっているし、みんな生き生きしています。

 

成育医療センターでそういうのを目の当たりにしたのはすごく大き

かったと思っています。テレビを見て、またその思いを新たにして、

気持ちが盛り上がってます。

 

子宮内膜症

 

冬の雨は冷たくてちょっと悲しい感じがします。

激しい雨で気分を盛り上げるために当直に向かう車では

大音量でCDをかけていました。

と思ってついてみると今日はひまそうです。

 

今日は病気の話。久し振り、というか初めてかもしれません。

子宮内膜症っていうのは宇多田ヒカルも苦しんだ病気で、

っていうかまだ治ってないと思いますけどね。

 

というのは生理が終わってしまうか、出産を契機に体のバランス

が変わるかしないと、状態はなかなか良くならない病気なのです。

 

子宮内膜症といっても子宮の病気ではありません。

子宮の内膜といって生理の時に流れる細胞が、卵巣とかお腹の

中にたまる病気です。原因はいくつか説があるものの不明。

ということで予防法もありません。女性ホルモンが悪さをする

ことは分かっていますが、女性ホルモンを止めてしまったらもとも

子もありません。

 

40代後半とかになればいいのですが、妊娠年齢で苦しむ人が

多いのでなかなか治療には難儀するのです。

 

一番つらいのは痛み。生理痛はもちろんのこと、ひどくなると

一年中痛いのです。これはつらい。

お腹の中に内膜の細胞がばらまかれると、癒着を起こして

腸やおなかの壁が子宮や卵巣とがっちりくっついてしまうのです。

 

これをはがしてしまえば少し楽になるので、手術をすることも

あります。手術のせいで癒着がひどくなることもあるので、腹腔鏡

という内視鏡手術をするのが原則です。

 

ただ、内視鏡手術も技術が必要。ワタシも怖い目にずいぶん

あいました。癒着をべりべりはがすために出血が止まりません。

なんとかこまめに止めて、あとは人間の止血力頼み。

ちゃんと止まるのを見るたびに、人間の力ってすごいなぁ、なんて

思います。

 

最近、飲み薬で、効果だけ見れば画期的な薬ができました。

効果はいいんですけど、副作用がね。。。不正出血がけっこう

続いてしまいます。

早くいい薬が開発されるといいのですが。。

 

そういえば手術は手術ロボットがいい感じとか。絶対血管を

傷つけないんですって。触ってみたいものです。

 

深大寺そば

 

ようやくメールが直りました。。。

厳密には直ってませんけど、一応受信、送信はできるように

なりましたが、以前のメールが消えてしまいました。大事な

ものはほかに保存してあったのでよかったですが。。。

 

081206_1332~01.JPG

そこで、というわけではありませんけど、

深大寺に行ってきました。

かなり、寒いのにすごい人手です。

 

いちおう、名物のおそばを食べてちょっと散歩。

普段お寺なんぞ行かないものだから、おみくじがあって驚いて

しまいました。おみくじ、って「み」ってつくから神様のものかと

思っていましたが、仏でもいいんですね。

 

帰ってさっそくWikipediaで調べたら、そういうことだそうです。

そういえばそうだったかな、と今度は思い出まで蘇ってしまう

のは不思議です。

 

ま、いいのですが。

これからたまったメールの返信、量が多くてちょっと気が重い

です。。。

 

メール崩壊

 

先週に折り込みチラシを入れてから、反響をいただいて

おりまして、ありがとうございます。

しかし。。。

 

こちらのメールソフトがちょっと故障しています。崩壊、

と書きましたが、崩壊はしていないと思われます。

きっと。。。

 

せっかくいろんなお問い合わせをいただいておりますが、

返事ができていません。すみません、決して無視をして

いるわけではないので、もうしばらくお待ちください。

 

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

 

痛くない注射

 

インフルエンザの予防注射を受けました。病院では職員全員

やるのですが、たぶん一番最後くらい。

「いい加減にやってください」といわれしぶしぶやることにしました。

 

というのも、人にはさんざん痛いことをするくせに自分は痛いのは

大嫌いなのです。などと都合のいいことばかり言っていられない

ので、そこにいた外科のタッチー先生にお願い。

 

「いいっすよ」快く応じてくれたタッチー先生。

早速やってもらう全然痛くないのです。筋肉注射は筋肉の中に

打ち込むので絶対痛いんですけど、これが痛くない。

 

「どうやったんですか、先生?」

「いや、コツがあるんですよ」

筋肉注射のコツなど聞いたことがありません。神経に触れない

ように、血管に刺さないように、ということだけを気にしていました

が、痛くない方法があるとのこと。

 

それは、筋肉の隙間に打ち込むんだそうです。

筋肉の中に打ち込む、という概念を捨て、筋肉のつなぎ目を

よく見てその間に打てば痛くないとのこと。

奥が深いですね。。

 

女医の壁

 

もう12月。2日になってから気づいたような次第で、さすがは

師走、みなさまお忙しいのでしょうけれど、ワタシも今年は

一番忙しいかも、です。

 

今日は久しぶりに女医の壁に当たりました。

いつも女性医師と二人で外来をやっているのですが、大体

初診は半分くらい。手術患者さんはすべて見るのでそれなり

に忙しいのですが、今日は初診のほとんどの人が女医希望

とのこと。すっかり楽させてもらっちゃいました。

 

最近は忙しいので助かったと心からほっとしましたが、いつも

は心中穏やかではありません。産婦人科なので女性に見て

もらいたい、と思うのもわかりますが、それを補うべく技術と知識

を磨いているのですから、ただの男、というわけではありません。

 

手術は男性医師に、と言われてしまう腕自慢の女医さんも

いるので一概に不利とは言えませんけれど、女医希望の風潮が

男子学生の産婦人科離れを加速させているのも間違いない

のです。

 

とは言ってみたものの、こんなことを言うようでは女心を理解する

のは程遠いかも。。。

 

パワー再注入

 

おととい、髪を切りに「信念の男」のところへ行きました。

(信念の男については以前の記事参照です。)

 

最近のバイオリズムの悪化につき、

「お金や器材のことから、スタッフのことまでやっぱ大変ですよね」

なんて言ってると

「そりゃそうですよ、でもピンチの時こそ強気。安易にブレちゃだめ

ですよ」

 

うーん、なるほどなるほど。

そうだそうだ、自分の思ったことがやりたくて開業するんだし、

今までやってきたことに自信があるじゃないか。

 

などと、あっという間に気分がなおりました。

 

単純っていうか、軽いっていうか、、、でもいいのです。

それから日曜月曜といいことばかり。

説明会もうまくいきそうな予感。。要は気の持ちようかな。