夏から都内、首都圏で少しずつ産婦人科クリニックがオープンします。
まずは金村産婦人科クリニック、入間市、8月5日だそうです。
それから9月中旬くらいでしょうか、成城マタニティクリニック、世田谷。
また私と同じころ、来年春に横須賀、あきる野、でもオープンします。
産婦人科医は少なくなってきていますが、新規開業でがんばろう
という仲間も少しずつではありますがいるんです。心強い限りです。
開業クリニックだと、病院よりも医師一人当たりの分娩件数は2倍から
3倍くらい取れます。それは比較的合併症などが起きにくいと予想される
妊婦さんを対象とするからです。
なので、こうした役割分担が進むと、本当に大変なお産は大きな病院で、
それほどトラブルが起きない分娩はクリニックで、ということになれば
いわゆる「たらい回し」(この言葉、どうにかしてほしいですが)なんかは
なくなってきます。
いまは大きな病院でも正常分娩をたくさん扱って、そのせいでハイリスクの
分娩に手が回らないなんて馬鹿なことが起きているんです。独立採算で
っていうことが大きな原因のようですけど。正常分娩は収入源ですから。
こうなると政治の問題です。それぞれの職域の中でみんなベストを尽くして
がんばってほしいと思っています。
もちろん私も向こう10年は休み返上でがんばるつもり!