有益性投与

 

妊娠中に薬の話をすると

「それは飲んでも赤ちゃんに影響がないですか?」

と聞かれます。

 

悪影響があると分かっている薬は出しません。

ただ、悪影響が出ると分かっている薬も、悪影響が

出ないと分かっている薬も、とても少ないのです。

 

ほとんどの薬は、よくわからないのです。

そこで出てくるのが

「有益性投与」

という言葉です。製薬会社、多用します。

 

悪影響があるかもしれないが、それを使わないことに

よるデメリットを考えれば使ったほうが有益だ、と

判断される場合には処方しましょう、

ということです。

 

でも、注意はしてあるので、製薬会社としてはそれで

悪影響が出たとしても責任を持ちません。

丸投げ。

 

こちらは患者さんにそういう言い方はできません。

たとえば自分ならどうするか、と考えて、薬を処方したり

ワクチンを使ってみたりするわけです。

 

そういう意味で、インフルエンザのワクチンも薬も積極的に

使っていくことをお勧めしています。

 

ワクチン受けましょう

 

最近2人に1人くらいの割合でインフルエンザについての

質問を受けます。

当然ですね。。

 

こちらも特別情報があるわけではなく、情報源はテレビと

新聞です。医師会などからも連絡がありますが、テレビの

ほうが早いです。

 

ただ、産婦人科業界全体の対応はなかなかテレビでは

報じられませんので、お伝えしておきます。

 

ワクチンは受けましょう。

インフルエンザが少しでも疑われたらタミフルなど飲みましょう。

 

ということです。

「ワクチンを受けたり、タミフルなどを使っても大丈夫ですか?」

とよく聞かれます。

正確な答えは

「よくわかりません」

ですが、現実的にはワクチンを受けなかったり、インフルエンザを

自力で治そうという判断は、よくない、と考えています。

 

続きはまた。

 

 

送り迎え

 

なんだか急に寒くなってきました。

夏が苦手なワタシにとってはうれしい限りですが。。。

 

外来患者さんも増えてきて、ありがたいことです。

うちのクリニックの理念が少しでも皆さんに実践されれば

と思っています。

 

ところで、まだ現在の分娩数はそれほど多くないため、

診療時間以外は比較的ヒマです。

ということで、長男の保育園の送り迎えをしているのですが、

そのときに園児を連れたお母さんの妊婦姿をしばしば

見かけます。

 

そんなとき、どうしても下を向いてしまいます。。。

 

べつに恥ずかしいことではないとわかってはいるんですが、

なんとなく小さくなってしまいます。もしかしてうちに通って

くれている人だったらどうしよう、なんて、ですね。

 

どうしようもこうしようもないんですけどね。

 

下を向きつつ、ダッシュで駐車場へ向かう人がいたらそれは

ワタシです。声はかけないでください(笑)。

 

新学期

 

昨日から新学期、9月に入りました。

クリニックは普段と変わりませんが、新学期を感じたことが二つ。

 

ひとつは早速スタッフのお子さんが発熱で学校から連絡、

呼び戻されました。どうかインフルエンザではありませんように。。

 

もうひとつは、高校生がめまいで受診。

「宿題の追い込みで寝不足かも」

ですって。

 

なんだか懐かしい感じがしました。。

 

モンスター市民

 

市役所に衆議院選挙の期日前投票に行ってきました。

その賑わいたるや、すごかったです。期日前投票で

列を作ってるのなんて初めてみました。

 

当直などの関係上、期日前投票には時々行くのですが、

いつもはがらがら。今回はさすがに関心が高そうですね。。

 

ところで、ついでに住民票を取りに行ったところ、窓口で

やたら大声を上げている人がいました。

(大変そうだなぁ。。。)

なんて思いつつ、順番を待っていましたが、なかなか

呼ばれず。

 

その間にもトラブル(?)の人はずーっと粘り続けています。

役所はこういうことは慣れたものかもしれませんが、

「わかる奴を出せ!」

なんてやっていて、新人と思しき役所の人が担当のそばに

立って緊張の様子。

 

学校ではモンスターペアレント、病院ではモンスターペイ

シェントなら役所ではモンスター市民??

 

ああはなりたくないなぁ、と思いつつ片耳をダンボにして

成り行きを聞いていましたが、さて自分も一向に呼ばれ

ません。

 

帰りの時間があったもので、忘れられているのではと

思いつつ、20分ほど待ったところで

「まだですか?」

と聞くと、

「あと10分」

とのこと。

 

それほど混んではいないのに、住民票1枚で30分とは

明らかに忘れられていた様子。

「じゃあ今日は忙しいからもう帰ります。後日取りに来ます」

と帰ろうとすると

「キャンセルはできないんです」

!!!

 

うーん、これで文句を言っては自分がモンスター市民になる、

と思い、黙って帰ってきました。似たようなものかも。。。

 

 

インフルエンザワクチン

 

インフルエンザワクチンが驚異的な勢いで需要が

あるそうです。

現状をみればさもありなん、という感じですが、

供給が追い付かなさそうな状況だそうです。

 

今まさに製造中、どれだけワクチンが出回るか

わかりませんが、新型の分と、季節性の分と

両方あるのでとても大変。

 

当面、従来の使用量の8割までしか買えないことに

なっているようです。うちでは新規なので、どれだけ

買えるのか見当がつきません。

 

妊婦さん優先、という報道が多く見受けられるのが

追い風ですが、実際にはどうなんでしょうか。。。

 

新型に関しては政府一括買い上げなんていう報道も

ありましたけど、詳細は全く不明。業者さんに聞いても

全く不明のようです。

 

なるべく多くの妊婦さんがワクチンを受けられるように

情報収集中です。

 

二男誕生

 

私事ですが、二男誕生しました。

 

切迫早産気味で、妊娠33週頃には子宮口が3cmほど

開き、なぜかそれでも働き続け、37週には5cmも開いて

いました。

 

それが、いざどうぞとなって、3週間もかかりました。。。

人体は不思議です。。

 

一人目は無痛だったので、陣痛を感じたいという要望に

お応えして(?)、なにもせずに様子を見てました。

腰を押したら押すほうが痛い、と言われ、もっぱら応援

係り。

 

お産の時だけはちょっと医者らしいことをして、あとは

カメラと見舞いにきた家族の相手をしてました。

相変わらず役立たずの夫でしたが、妻はよく頑張って

ました。

お疲れ様です。

 

 

 

9秒58!!

 

世界陸上、はじまりました。

もはや怠け癖が完全についてしまい、市民ランナーの

はしくれでもないワタシですが、、、

テレビは見ます!

 

100mで世界新。

ちょっと前は人類の限界は9秒6くらいとか研究者が

言ってましたけどね。あっさり更新です。

日本人ともどんどん差がついていくし、驚きでわくわく

半分、さみしさ半分です。

 

相変わらず織田裕二も好調で、嬉しい限りです。

これで山本高広の仕事も増えるかな?240時間マラソン

とかやってましたけど。。。

 

 

クスリ

 

最近のワイドショーはもっぱら芸能人のクスリですが、

クラブなども行ったことのないワタシにとってはなんだか

とても遠い話です。。。

 

キャスターは

「身近に蔓延している!」

って言いますが、使っている人を見たことも聞いたことも

ありません。

 

ところが、、

もっとアブナイ薬は身近にあって、病院には麻薬から

覚せい剤的なものまでたくさんあります。

うちのクリニックにはありませんけどね。。

 

病院にいる頃は麻酔科の医者がそういうのを使うって

いう話がありました。

麻酔科では頻繁にそういう薬を使うので睡眠薬代わりに

使ってそのまま死んじゃったなんて話があったりして、

うそかほんとかよくわかりませんけどね。

 

新聞にも出た話ですけど、大学病院にいる頃、知ってる

医者が病院で覚せい剤的な薬を勝手に自分に処方して

逮捕されたことがありました。

 

ほんとにいい先生で、患者さんから医師免許取り消しを

取り消してほしい(ややこしい。。。)なんて言う嘆願書

まで出されたりしてましたけど。

 

幸い、クスリを使う心理はわかりませんが、身近にモノは

あるだけに襟を正していかないと、です。

 

交流その3

 

昨日は三鷹のほうにある病院の産婦人科の先生と

ご飯を食べてきました。

 

もともと出身は関西だそうで、ちょっとしたご縁で

こちらのほうに来たそうです。

 

その先生が常勤で来たので、産婦人科を充実させよう

ということになったらしく、そういう意味ではうちと同じ

時期のスタートということで、共通の悩みなどをお話

することができました。

 

その病院では産婦人科とペインクリニックを売りにして

いるそうですが、駅から遠い。歩くと15分くらいかかる

そうで、患者さん泣かせの立地のようです。

 

妊婦さんもペインクリニックに通う患者さんも、歩くの

つらいですから。。

 

ということでシャトルバス運行の計画もあるようで。

うちも駅からは少し遠いので、近い将来シャトルバス???