KanekoEisuke のすべての投稿

1勝1敗

最近、ちょっとしたスランプ。
バイオリズムっていうんでしょうか、なんか何をやっても
すかっとうまくいかない時期ってありますよね。。
昨日、同窓会でお母さんたちにお会いして、元気そうな顔を見て
うれしい言葉もたくさんいただいて。。
本当にありがとうございます!!
それでまた今日からがんばるぞー、という矢先、お役所から指導が。。
確かにこちらがよく理解していなくて、間違った取扱いをしていた
ものがあり、市に不正請求をしていたものがありました。
「それは間違いだったのですみません、間違った分は返金します」
と謝ったのに、、、
あたかも大悪党を懲らしめる水戸黄門。
こちらは完全な悪党扱い。ちょっとシステムとしておかしいところは
あるのに、それに関しては完全無視。
「システムがおかしいんですから、なにか対策はありませんか?」
「それは都が決めたので、市としては知りません」
ま、そりゃそうでしょうけど。。。
言ってることに間違いはないんでしょうけど、言い方ってものが。。
最後には「このままではとんでもないことになりますよ」と脅しまで
いれての教育的指導。
さぞ気持ちよかったでしょうね。。
さらにそれにくっついてきた医師会の某先生、名前を公表できない
んではなく、本当に忘れました。
置物のようだったのに、最後は
「先生(ワタシのこと)の言い分は市には関係ありません」
ですと。。
医師会っていうのは医師の味方なんじゃないのかね。。
年会費40万円!
まさにドブに捨ててますね、これじゃ。
ま、さんざん愚痴ったので、今からまたがんばります!
イライラしてたら陣痛が来たお母さんが不愉快ですもんね!

日ハム 嫌い

さっき、プロ野球のドラフト会議がありました。
プロを目指す選手はどきどきするんでしょうね、とっても。
その中の注目選手、巨人の原監督の甥っ子の菅野選手が
日ハムにとられてしまいました。
残念。。。
巨人にきっと入るだろうと思われていただけに、日ハムの
チャレンジが会場にいた人たちは拍手喝さい。
それも悔しい。。。
そもそもドラフト会議は、平等であるべきで、日ハムが希望
したっていいんですが、そこは巨人。
なぜか、去年もおととしも注目選手を一本釣り。
裏で工作があったのは十分うかがわれます。
みんなそう思っているのに、解説者も含めてだれも文句を言わない。
これが巨人の圧力なんでしょうね。。
すっごいずるいんですけど、そのずるさがあまりに度が過ぎていて
その度胸に憧れます。
普通、ずうずうしすぎてちょっとは恥ずかしく思うはず。
それを臆面もなく堂々とずるをする、そして誰にも文句は言わせない、
さすがです。
そんなずうずうしくなれたらなぁ、なんて夢想することはたびたび。
ワタシがワタシでなくなりますが。。
そういえば、中国で超有名人という加藤なんとかさん(失礼)が
書いてましたが、日本と中国ではどちらの言論統制が厳しいか
わからない、とのこと。
まさにそれ。
こんなむちゃくちゃなドラフトなのに、誰も巨人に文句を言わない。
立派な言論統制ですね。
こんな巨人を批判するようなことを書いているようでいて、
巨人が大好きなワタシ。
そして日ハム、嫌い。
菅野選手、長野のように指名を拒否して2年後、またがんばれ!!

予防注射

インフルエンザの予防注射の季節がやってきました。
その前に、、
こちらでは子宮頚がんの予防注射をやっています。
子宮頚がんワクチンは、中学1年生から高校1年生までが
公費補助があって1回1600円でうてます。
ということで中学生、高校生がこちらに来られるのですが、
普段の診療ではほとんど中学生や高校生にお目にかかる
ことがありません。
なので、その反応がとても不思議。。
注射をやたら怖がるんですよね。。。
自分もそうだったかな??
あまり覚えていませんが、とにかくその嫌がりぶりといったら
本当に驚くくらい。
実際に痛みで失神してしまったりするのも中高生がいちばん
多いんだそうです。恐怖感がよけいに体の反応を助長する
のかもしれませんが。。
たまーに、10代の妊婦さんが来られるのですが、彼女たちは
血液検査をしても陣痛が来ても堂々としたもの。まあ、妊娠
しているからそうとう腹はくくっているんでしょうけれど。。
そんな感想を持ちつつも、アラフォーに入りつつあるワタシは
もっと怖がり。。。インフルエンザの予防注射もここのところ
ずいぶんとやってません。
痛みが怖いので。。。
気合でウイルスをはねのけてますけどね。
そんなわけはありませんが、でも熱が多少出ても薬で
ごまかしごまかし、仕事は休んでいません!!
決していばれないですねぇ。。
もし感染していたらみなさまにうつすかもしれないし。。
今年こそはうちます!
だから??
ところで話は前後しますが、子宮頚がんワクチン、調布市内で
一番出ているのは内科と小児科なんですって。。
それがいちばん衝撃。
産婦人科医からすると、このワクチンの費用対効果を考えると
あまりテンションあがりませんもんね。。
子宮頚がんを診たことない先生がワクチンをうつって、ちゃんと
説明できているのかしら??

満月。。。

このたびのお産ラッシュにつき皆様には大変ご迷惑をおかけ
いたしました。申し訳ございませんでした。
陣痛中、ずっとつきっきりでいられず不安を感じたかもしれない
妊婦さん、個室がご用意できず、1,2泊は大部屋で過ごして
いただいた褥婦さん、従来より早めに退院してくださった心やさしい
褥婦さん、、、
ご協力をいただきまして本当にありがとうございます。
11日は新記録の1日6人、今日も2人、出産ラッシュが止まりません。。
もう予定日付近の方はあらかたうまれてしまった。。。
ちなみに私の睡眠時間も、この2日間は2時間ずつ。
今日の外来でトンチンカンなことを言っていたかもしれません。。
満月恐るべし。。

土曜日のお休み

8日は休診にさせていただきましてありがとうございました。
普通の土曜日でお休みにしたのは初めてではないかと思います。
2年半ぶりの土曜のお休みで、朝からややコーフン。ちょっとだけ
罪悪感を感じながら学会に参加してきました。
母乳哺育学会というややマニアックな学会で、やっぱりマニアックな
人たちがたくさん参加していました。
その内容はやっぱりマニアックなので少しだけ、、、
いままでの当院のスタンスは間違っていない、ということを確認できたし、
今後のお母さんたちへのお話の中で少しでも役に立てばよいかな
と思いました。
広尾の日赤でやったので、お昼には表参道へ。
さわやかな秋晴れで、それだけでテンションが上がっているようで
何を見ても輝いて見えました。多分気のせい。
ただ、入ったトイレすべてがウォッシュレットだったことに感動。
後輩のプレゼントに腕時計を買いましたが、その店員さんの
対応にも感動。自分の分も買おうかな、と思いましたが、結局
この数年間家にある腕時計を一本もつけていないことを思い出し
なんとか踏みとどまりました。
留守番の医師を頼んでありましたが、それでもお産があったら
やだな、と思っていましたが、ラッキーなことにお産なし。
お腹張り気味のみなさま、もういつでもどうぞ(笑)

江東区

先日、講演会で見た資料ですが、江東区の子宮がん検診の
受診率が23区で一番高いんだそうです。
45%くらいだったと思います。
驚異的!!
たぶん調布は20%くらいだと思いますが、どうだったかな?
これはちょっとあやしいかも。。
それで、江東区の隣の墨田区は8%くらい。
この差は何??
欧米先進諸国では70-80%の検診率といいますから、
江東区だってまだまだダメなんでしょうけれど、ほかと
比べると突出してます。
なんかやってるんでしょうね。
区の人に話が聞きたい。。
ちなみに、欧米先進諸国では看護師が訓練を受けて
子宮がん検診をやっているそうです。
女性がやるってことが大事なようで、日本でも女医さんの
ところは検診率が高いんでしょうか。
あとは医師の手間を省くって意味もあるんでしょうね。
検診率の低い調布ですら、がん検診の時期は手間を取られて
普通の診察が十分にできなくなってしまっています。
ましてや8割の人が検診を受けに来たらどうやってやるの?
って感じです。
医療費を下げるための適正な検診率っていうのがあるので
しょうけれど、今の日本ではそんなに躍起になって検診率を
あげようとはしていないっていうことですよね、きっと。
あ、ちゃんとがん検診は受けたほうがよいですよ。
自分の身を守るために、ですよ!

ピンクリボン

10月はピンクリボン運動月間です。
ヤフーのトップページもピンクになりました。
ということで、クリニックの看板もピンクにライトアップしています。
SH3I0029.jpg
ついでに自動販売機もピンクリボン運動用です。
これは10月だけでなく、ずっと続きますが。。
今までのコカコーラではなくキリンになりました。
値段も普通の缶が100円、ペットボトルが130円と
安くなりました。
ぜひご利用ください。
それから、乳がん検査も受けてみてください。
40歳以上あるいは、50歳以上の方は要注意です。
うちには若い人ばかりしか来ませんが。。
これを読んだらお母様にぜひお勧めください。

何が親切?

医療方針を決めるとき、私はその人にとって何が一番大事か、
ということを考えているつもりです。
病気だけを見て、人間を見なくなってはいけない、
というのが医学部に入った時に最初に教えられたことでも
ありました。
ある人がある病気を持っていた場合、病気のことだけを
考えた場合の治療法と、その人にとって最善の治療法は
違ってくる場合は往々にしてあります。
以前にも書いたことがありますが、
たとえば、がんの場合。
これは病気のことだけを考えた治療法と、その人にとっての
最善の治療法はほとんど一致します。
がんを治すことがなによりその人にとって一番大事なことで
ある可能性が高いからです。
だから病気のことだけを考えればいいので、ほぼ画一的な
対応でよくなります。
でも妊娠の場合、とても難しい。
たとえば、初期の出血。
妊娠2ヶ月、3ヶ月で出血することはたびたびあります。
妊娠経過に全く問題がない場合もあれば、そのまま
流産に至ってしまう場合もあります。
切迫流産という立派な病名はつきます。
ですが、治療法はありません。
一応安静がいいのでしょうけれど、安静にしたから
といって流産しないわけでもなく、動いたからといって
流産する確率があがるわけでもありません。
ただ、出血をした妊婦さんはとても心配になりますから、
安静にするという意味で入院することもあります。
でも、一度出血すると2-3週間はなかなかおさまらない
ことも多いのです。
するととくにその人にほかにお子さんがいるような場合、
本当に2週間も入院してもらう意味があるのかどうか?
入院すれば絶対に助かる、入院しなければ必ず流産する、
というのであれば入院すべきでしょう。
ですが、実際には入院の効果は精神的なものだけ。
むしろお子さんと離れ離れになったりすることのほうが
マイナスではないか、と思うわけです。
でも人によっては、入院させてくれなかった、不親切だ、
と考える場合もあります。
人それぞれで感じ方が違うので、そのように対応できれば
いいのでしょうけれど、いろんなケースでこのようなことが
考えられます。
なかなか短い時間でそれぞれの人の感じ方を読み取るのは
大変。まだまだそこまでの技量はないようです。
まだまだ精進、精進。

出血

 

昨日はなんだか出血の多い日でした。。。

原因に予想がつくものもありますが、予想がつかないものがほとんど。

 

お産は本当に救急医療です。

その場になってみないと出血するのかしないのか、赤ちゃんが元気なのか

そうでないのか、よくわかりません。

 

今日は輸血まで準備しましたが、結局はだんだん落ち着いてきたので

輸血は使わずじまい。少し無駄にはなるけれど、本当によかった。。。

 

それにしても産婦さんは本当によくがんばります。

誤解が出るのを承知で書きますが、

よく、手術を受けた方に

「よくがんばりましたね」

という声かけをします。でも実際には全身麻酔で無意識なので、体力が

がんばってくれたのであって、気力ががんばったわけではありません。

それだって十分がんばっているんですけどね。

 

でも産婦さんは意識があって目の前で、出血がどばっと出たり、

赤ちゃんの具合が悪くなったり、それを受け止める気力が必要

なんです。その気力プラス体力もすべての力を振り絞って

がんばらなければなりません。

 

母は強い、なんて簡単な言葉で言ったら失礼ですが、ほかにあまり

いい言葉も浮かびません。

 

昨日も産婦さんたちの頑張りで、ワタシが助けられました。

本当に頭が下がります。。

ありがとうございました。

 

命をかけてお産に臨む産婦さんたちに負けないように、ワタシも

スタッフも命(医師生命、助産師生命、看護師生命)をかけて

お産に臨むようにしなければ、との思いを再確認した1日でした。

 

病院訪問 吉祥寺

 

先日吉祥寺のIKSTレディースクリニックに行ってきました。

いつも妊婦さんを紹介してくれるのに、一度もご挨拶に

行ってなかったもので。。

 

それどころか東大の医局の大先輩(!)なんですが、

あ、、、「大」ってつけると怒られるかもですけどね。

面識がなかったせいか、油断してました。っていうか怠けて

いただけです。

 

時間が取れたのでいざ、吉祥寺へ。

ファミマのあるビルの4階、エレベータを上がるとすぐにもう

院内。吉祥寺はやっぱり土地が貴重なんですね。

 

驚き1

診察時間 9:00-19:00

休み時間なし! 休みなしってことないんでしょうけど、

どうしてるんでしょう??

 

驚き2

受付の方に名刺を出すと、

「ちょっとお待ちください」

と言われて出てこられたのが、また案内の看護婦さんかな?

と思ったら院長先生。見た目若すぎ、って言っても本当の

年齢は知りませんが。。

 

やはり開業医の院長、後輩のワタシに対しても物腰柔らか、

丁寧、さすがだなぁと思いました。

 

ところで、吉祥寺のUSDレディースクリニックもファミマの上、

わがクリニックはファミマの横。

 

なんだかファミマづいています。

全然関係ないですね。