今日も産婦人科学会、若手企画の会合がありました。
ワタシのような年代が若手に入るのか中堅に入るのか
今日もちょっと揉めましたが、それは枝葉。
経歴10年くらいの産婦人科医が自分の将来像を描けて
いないことが意外と多いのです。それが若い産婦人科医が
増えない要因のような気がしてなりません。
我々の年代の医者が夢をはっきり描けなければ、それを
学生などに伝えることなどできません。
具体的には医師の進む道として、大学の教員、研究員、
市中病院の勤務医、それと開業医の3つに大きくは分けら
れます。
それぞれに役割があって、開業医を選んだ私も、実は
勤務医に未練がないわけでもありません。勤務医でないと
できないこともたくさんありますし、また教育に携わることにも
興味はあります。
でも、年代的にはそろそろ自分の進むべき道を選んでそれに
むかって準備をしなければなりません。私の場合は、地域
医療が大切である、患者さんと常に接していたい、という思い
が強かったので開業を選びましたが、なかなか決めかねている
同僚も多いわけです。
それぞれに夢があって決めかねているのならともかく、どれにも
夢を持てなくて決めかねているのが問題です。
夢の持てる業界にならないといけません。
学会の若手企画がそれを促していけるよう頑張っていきたいと
思っています。