赤ちゃんの味方

 

お腹の大きな妊婦さんが増えてきて、そろそろ

赤ちゃんの誕生も間近になってきました。

 

ということで、小児科の先生も手ぐすねを引いて

待ってます。

入院中はもちろん、1ヶ月検診の診察もしてもらう

予定ですので、私も安心して任せることができます。

 

もともとの病院の同僚ですので気心も知れているし、

何といっても新生児の診療に精通しているのが

心強いです。

 

新生児の領域は実はとても新しくて、大学などでは

新生児単独の講座はまだありません。

一応小児科に組み入れられていますが、小児科の

医師でも産科のない病院に勤務している場合、

新生児は全く触ったことがない医師も多いのです。

 

大体元気に過ぎてしまうので、産科の医師が経験

だけで診ていたりして新生児領域は長いことだれの

専門でもないグレーゾーンでした。

 

最近になって、新生児科として独立することが多くなり

ましたが、それでも標榜科としては認められておらず、

本当の意味でしっかり診察できる医師というのは

少ないのが現状です。

 

その点、わがクリニックに来てくれる医師は1000グラム

程度の極低体重児から満期産児の病気まで、知識、

経験ともに豊富ですので、安心してもらえると思って

います。

 

なにより私自身、開業したことで以前より診療レベルが

下がっては意味がないので、心強い味方を得てのびのび

と、お産に臨めます。

 

一生に何回とないお産が安心して快適なものであるよう

に強く願っています。

 

5月病?

 

だんだん暑くなって、嫌いな季節になってきました。

ジョギングを再開しましたが、雨が降ってくると予定が

狂うので、ランニングマシーン購入を企んでいます。

 

あまりチャチなのを買うと、すぐに壊れたりキイキイ

音が出たりするので、業務用が欲しいのですが

なかなか売ってくれそうにないのと、ものすごい高い

ので悩み中です。

 

ちなみに50万から高いのは250万くらいします。

事故なく1年が過ぎたらご褒美に買ってもいいかな

などと言い訳を考え中。。。

 

ところで最近人恋しくなってしまって、これも5月病

でしょうか。

もちろんスタッフとは毎日顔を合わせるので、さみしい

っていう感じではないのですが、医者と会わないので

それらしい話ができず、やたらメールの返信スピードが

早くなっています。

 

気の合う副院長でも雇えるようになれたら、、、

夢のまた夢かも、です。

 

マドレボニータ

 

newsBlogにも書きましたが、マドレボニータの教室が

開催決定しました。

 

この教室は、開院前からどうしてもやりたいと思っていた

もののひとつで、お産後のお母さんを支援するものです。

 

産婦人科は産んだら終わり、みたいなところがあって、

そのあとお母さんたちがどうなっているかとても気になって

いました。

二人目、三人目で来られる方はいいのですが、妊娠でも

しないかぎり、なかなか足が遠のいてしまいますから。

 

核家族になるわ、お隣さんとの交流もなくなるわで、子育てを

ひとりでがんばっているお母さんたちが多いのです。そんな

人たちが集まって、交流してリフレッシュする機会を提供したい

と思っていました。

 

このマドレボニータはまさにその思いを実現してくれる

団体です。ぜひ体験して、より輝く女性になってもらいたい

と思っています。

 

マドレボニータはこのHPからリンクが張ってありますので

見てみてください。

 

幸か不幸か

 

もうそろそろ休み飽きました。というのも、

どこかに出かけられるわけでもなく、

周辺をウロウロするだけでは限界。

 

5月から夜勤に入ってもらっていることもあり、

比較的自由なので念願の森のギャラリーカフェ

に行ってきました。

http://www.mori-g.co.jp/cafe/index.html

 

といっても、このカフェは前に行ったので、隣の

焼肉屋です。焼肉屋にも森のギャラリーと書いて

あったのですが、なぜかHPからは見つかりません。

 

それはともかく、

予想通りおいしかったです。カウンターしかないので

快適具合が気になっていましたが、食事が始まって

しまえばそんなことは忘れるほどおいしく堪能しました。

 

ところが、いざ支払いで。。。

財布の現金がさみしくなっていたのでカードで払おう

と思いながらカードケースを探ると、、、ない。。。

 

あまり最近は外出しないから、家に忘れてきたかな、

あるいは車でポケットから出てしまって下に落ちたかな、

などと考えつつ、お支払い。

 

ぎりぎり現金が間に合ったものの残りは小銭だけ。

車に戻ってもカードケースはなし。もしや焼肉屋の前に

行ったホームセンターで落としたとか、、、

いやいや、ホームセンターではカードケースに触って

ないし。

 

家に忘れたことを期待しつつ家に戻ると、、

なんと家にもありません。

 

カードケースにはクレジットカードのほか銀行の

キャッシュカードも数枚、免許証も入っているのに。。

 

わずかな期待をかけてホームセンターに電話

しましたが、もう閉店後でつながらず。

さらにわずかな期待をかけて焼肉屋さんに向かう

ことに。

 

ここはなくしたと諦めて、悪い運をここで使ってしまおう、

そうすれば診療ではラッキーが続く、と気持ちを切り替え

ました。

 

そうして気がすっかり楽になって焼肉屋さんにつくと、

なんと、いすの下に落ちているではありませんか。。

なんで落ちたんでしょう。。。

 

見つかったのは良かったのですが、さて悪い運はどこで

使いましょうか。。

 

病棟稼働

 

新型インフルエンザはまだ日本には上陸して

いませんが、なにかと騒がしくなってきました。

うちでもその対応策をまとめました。詳しくは

newsBlog参照です。

 

ところで、病棟も稼働しました。

病棟が動くと、クリニックが動いた感じがして

嬉しいものです。患者さんは治療を受けられたので

嬉しいというと、不謹慎ではありますが、悪いところを

とれたのでよかったかなと思います。

 

宣伝になりますが、私はお産も好きですが、

骨盤臓器脱の治療も好きで、というのは、

子宮が下がったりして尿がしづらい場合、

手術で快適に治ることが多いからです。

 

この手術もうちのクリニックで受け付けていますので

気になる方、あるいはお近くに気になっている方が

いる場合はぜひご相談ください。

 

もちろん手術だけでなく薬物療法もありますので

無理やり切ったりすることはないのでご安心ください。

 

こんな治療をしながら、お産もしつつ、でいけると

幸せだなぁと思っています。

 

1か月

 

開院して1か月がたとうとしています。

 

爆発的な感じではなかったですが、着実に毎日の

外来患者さんが増えてきているのでうれしいことです。

安心できる体制を作るにはこれくらいのスピードが

ちょうどよさそうです。

 

体制作りといえば、最近ワタシの知らないところで

ルール作りがされていて、それをわからず破ってしまい

怒られるようなこともありました。。

 

スタッフが自発的に動いてくれるようになって嬉しい反面、

少しさびしいような気もします。。

こうやって組織が成長していくんだろうなぁと思っています。

 

来月からはお産もはじまり、いよいよ本格始動です。

準備も怠りなくお待ちしていますので、どうぞ気軽にたち

よっていただければと思います。

 

海堂尊

 

海堂尊といえば、「チームバチスタの栄光」の作者ですが、

最近の著書はどんどん傾向が変わってきているようです。

本当に言いたいことを言い始めたということだと思っています。

 

初めのほうはエンターテインメント色が強くて、結構笑えたり

していたのに、最近のは本当にシリアスな感じです。

 

近著「極北クレイマー」は初版4月30日になっていますが、

その前に本屋さんにあったので買ってきました。

 

わが産婦人科の「大野病院事件」がモチーフになっています。

医療費削減と司法の権力拡大がテーマで、これは事件

直後から産婦人科医の中でもちょくちょく話題になっている

ものです。

 

医療には限界があって、できることできないことがある。できない

ものができなかったからといって、逮捕されてしまえばもう

やめるしかない。

 

というのが、海堂さんと多くの医者の意見です。

海堂さんも医者だそうですから、その立場を代弁しているものと

考えていいんだろうと思います。

 

これは医者にとっての正論なんですが、医者が言うとなんか

自己弁護しているみたいで説得力があるかなぁ、というのが

心配です。といって誰かが言ってくれるわけではないので

しょうがないんですけどね。

 

さて、翻ってワタシはというと、当然ですが産婦人科医をやめる気は

さらさらありません。

自分のベストを尽くしてそれが理解されないならそういう運命だと

割り切るしかないと思っています。

 

それは危機意識が足りない、という人もいますが、日々勉強を

して、一生懸命仕事をする以外に何をするというのか。

 

仕事をする場がある幸せを感謝しながら、さて自分の仕事は

これでいいのだろうかと毎日自問自答して、患者さんと正面から

向き合っていく、これしかありません。

 

変わらなきゃ

 

ちょっと前になりますが、産婦人科学会で産婦人科を

盛り上げる会、っていうか盛り上げようとする会をやりました。

 

いま、産婦人科医になろうとする人が減っていて、その原因は

何か、自分たちで何が変えられるか、というようなことを

話し合いました。

 

その内容はちょっと専門的なことも多かったので割愛しますが

そこに新聞記者が取材に来てました。

その人の感想の一部。

 

「自分たちが変わっていこうとする姿勢には好感を覚えたが、

お互いを先生と呼び合うのにはひいた」

 

とのことでした。

うーーーん、反省。

前にも少し書きましたが、医者はお互いを先生と呼びます。

それが研修医であろうと、教授であろうと同じです。

たまに○○くん、などということもありますが、公の場では

先生をつけるのが基本です。

 

これは学校の先生も同じでしょう。

だから、医者も学校の先生も常識がない、なんて言われる

んです。実際あたっている部分も思い当たりますが。。

 

変わろう、と言っても、根本的なところは気付かないのかも

しれません。学会に外部役員を入れようという意見もあった

のですが、今回の提案では時間の関係で省いてしまいました。

 

やっぱりそういうことが必要でしょうね。

 

やっぱり朝田

 

ちょっと堅い話ばかり続いていましたので、テレビのお話。

 

ゴッドハンド輝の2回目が終わりました。

産婦人科も系統でいえば外科系なので、どうしても手術

シーンには目を奪われます。

 

あまり偉そうに語ると外科の人に怒られそうですが、

あの輝が、急に父親が乗り移ってゴッドハンドになる様は

やはり変すぎますし、引きます。

 

同じく漫画が原作の医龍では、朝田はちゃんと手術経験を

踏んだおかげでゴッドハンドになっているのに、輝は勝手に

ゴッドハンドになってしまうのだからずるい。。

 

本当の手術好きは50歳を超えても暇さえあれば糸結びの

練習をしているのです。

 

一応ワタシも暇さえあれば、骨盤位を下から出すイメージ

トレばかりしています。

 

ちゃんとやってますよ、ユキオせんせ。

 

掲示板の匿名性

 

掲示板で質問を受け付けています。

今まで30件前後の質問をいただきました。

クリニックのことから、体調面のことまで多岐にわたって

興味を持ってくださって嬉しい限りです。

 

ただ、この掲示板で質問すると、IPアドレスがわかって

パソコンに詳しい人が見れば、どこのパソコンから入力

したのかわかってしまう、というご指摘を受けました。

 

そのとおりです。

 

この掲示板は、匿名で質問できますが、それを守るもの

ではないからです。こちらはすべて公開していますし、

クリニックに行ってみてもいいけど、わざわざ行くほどでも

ないかな、という程度の質問をしていただいているものと

思っています。

 

もし、体調面の相談で、個人情報にかかわるという心配を

されるのであれば、掲示板ではなく直接来院してくださった

ほうがいいと思います。

 

こんなことを書くのは嫌なのですが、本来医学的な相談に

対しては診察のうえ、お答をするのが筋で、そこには診察料が

発生してしまいます。

 

そうまですることはないだろう、という前提での掲示板ですので

ご理解いただけるかと思います。

 

多くの方にはわかっていただいておりますので、あえて

このことを書いて、読まれる方が不愉快に思われないことを

願っています。

 

ちなみにワタシは普通のユーザーなので、IPアドレスから

どこのパソコンかを調べるなんて芸当はできません。

念のため。。。