父、1人参加

先日、驚くべきことが起こりました。
なんとママパパクラスにお父さんが一人で参加!!
妊婦さんご本人は体調が悪くなってしまって、
週数も迫っていることから、お一人で参加して
くださいました。
うちのクリニック始まって以来の出来事で、お産に
お父さんもそれだけ入れ込んでくださってすごく
うれしかったです。
一方で、同じ父親としては差を見せつけられた感じで
やや複雑。。
私なら、一人では参加できません。。スミマセン。。
いまでも子どもの行事にはなかなか一人では行きにくく、
ほかのお父さんが参加しなさそうなものには、たとえ
一人でなくても行きづらくサボってしまいます。。
イクメンの時代で、最近は父親のころ育児をしなかった
いまの祖父世代が、「イクジィ」、というんだそうで
講座なんかもはやっているんだそうです。
それぞれに得意不得意があるわけですから、あまり
育児参加を強要するのはいかがなものかと思いますネ。。
強要はしてないですかね、、されてはいないんでしょうね、、
ですけど、自分の罪悪感が強要されているように
感じさせているんでしょうね、きっと。。

一つ目の壁、突破

ようやく一つ目の壁を突破しました。
といっても人生の壁とか難しい話ではありません、念のため。
最近、ルームランナーで走りを再開したのですが、これが
もう1カ月以上続いています。
すごい。
ルームランナーを購入したのが、たぶん2年前。
走ってはあきらめ、また再開しては挫折を繰り返し、さては
粗大ごみか、とも思った時もありました。
それが、ようやく本格的に活用されはじめたのです。
そもそも、ワタシは学生のころ陸上部に在籍して、マラソン
なども走っておりました。なので、走ることそのものはけっこう
好きなんですが、あまりに余裕のない生活をしていたので
とくにここ3年くらいは継続して走ったことはありませんでした。
それほど胸を張って言えるほどのものでもないですが、
陸上部あがりにとって走るとは毎日走ること。週2-3では
走るとは言いません。
そして、やっと1キロ5分のペースが楽に走れるように
なったのです。これが一つ目の壁。
楽に走れるというのは、同じペースなら1時間以上は余裕を
持っていける感じです。
この感じ、この感じ。。
これがキロ4分でいければレースとか出ちゃうんですけどねぇ。
って携帯持ってでしょうか。
わからない人には退屈な話でした。。

祝 1000人

先日、1000人目のお産がありました。

いろんなところでトラブルがあったり、ご迷惑ご心配を
かけてきましたが、こうして続けてこられたことをとても
うれしく思いました。
今までのお母さんたち、ここで働いてくれたスタッフ、
関係業者の人たち、やめてしまった人たちにも感謝です!!
 
120307_1254~02.jpg
また、これからもずっと続けていくわけですが、そういう
自信が持ててきたことも本当にうれしいです。
開業した当初はやる気マンマンで、
しばらくしてこれで本当に大丈夫だろうか、という期間があって
いろんなことを覚えて
これで大丈夫だろう、という感じが出てきました。
患者さんに対してどうするべきか、スタッフに対してどうする
べきか、、、
まだ間違ってしまうことはありますが、間違った場合には
こうすればいい、とか本当に毎日が勉強です。
「毎日が勉強だ」ということと、
「日々変わらなければならない」ということ
この二つを守っていけばいいのかな、なんて思ってます。
10年したら全く違うことを言っているかも。。

いい場所

もう5年くらい前になりますが、調布に住む前は世田谷に
住んでいました。
世田谷通り沿いで世田谷区役所のそばで、高速の入口も
近くてどこに行くにも便利な場所でとっても気に入って
いました。
先日、その近くをたまたま通りかかったら、けっこうお店が
変わっていて、赤字でつぶれたのか、ほかの事情で閉店
したのかわかりませんが、全体的に印象が変わっていました。
一方で実家近く(練馬ですが)はここ20年くらい街並みが
変わってません。
いい場所っていうのは人が集まったりしていいんでしょうけれど
そのぶん家賃が高かったりするんでしょうね、きっと。
けっこういいお店と思っていたものがなくなっていて、はやって
いなさそうなお店が残っていたりして。
残っているのは土地持ちだったりするんでしょうか。
今のクリニックの場所はいいのか悪いのか、クリニックとしては
駅前にある必要もないし、いいのかもしれません。
もうちょっと駐車場が広いといいんでしょうけどね。

あぁ、違和感、、

先週金曜日に、国会議員の野田さんの特集をやって
いました。
以前にも妊娠中のときだったか、この話題について
書きましたが、相変わらず、違和感がぬぐえません。
状況を知らない方にあらすじを説明。
野田聖子議員 49歳
子どもがどうしても欲しいけれど、不妊。
そのことに気付いたのは40歳の時。
不妊治療を繰り返すも妊娠せず。
里子をもらおうとするが、ご自身の年齢や入籍していない
という状況のため、実現せず。
アメリカ人の卵子と事実婚のパートナーの精子で受精した
受精卵を野田さんの子宮内に戻して妊娠。(卵子提供)
日本では卵子提供はほとんど行われていない。
妊娠中に、赤ちゃんの異常が発見され、帝王切開で出産。
その後、自分の子宮からの出血が止まらず子宮摘出。
赤ちゃんは、異常が多岐にわたるため6-7回の手術を
受けるが、順調とは言い難い状況。
仕事と育児というか看病というか、を両立させている、
というような内容でした。
野田さんの、どうしても子供が欲しい気持ちとか、よくがんばって
いる状況はよくわかりますが、まったく感情移入できません。
やはり、妊娠の状況があまりに人工的すぎるような気がします。
これは価値観の問題で、別に違法というわけではないのですが
日本であまりやられていないのは、この状況を異常と感じる人が
日本では多いからではないかと思います。
別にワタシの価値観を正当化しなくてもいいんですけど。。
野田さんの価値観に振り回されるパートナーとか、医療者とか
いちばんは赤ちゃんがとってもかわいそうだな、と感じちゃうわけ
です。
これも余計なお世話でしょうけれど。
まあそもそもが、お金を持っている限られた人しかできない
医療ですし。。赤ちゃんの手術も含めて全部自費ならまだ
わかりますけどね。
赤ちゃんの手術にどれだけの税金が使われているか、とか
ちゃんと放送しないとフェアじゃないと思うんです。
まあ、赤ちゃんには罪はないんですけれども。。
たとえば自殺未遂の人がうまく死ねなくて、治療にICUに
入ったりして何百万って税金を使ったら、そりゃ怒るでしょう?
そういう場合は保険適応はないのかな??
それと全く同じとは言いませんが、やらなくてもいいこと
やって他人のお金を使うわけですからね。
うーーん、今回も夢のない話でした。。。

ブログやフェイスブック

つい先日の読売新聞の人生相談。
50代の女性が20代のころに出会った男性の思い出に
浸っていて、現実をみると悲しくなる、というもの。
回答者は、自分も40代女性、若いころに出会った
男性をネット検索してみた、とのこと。
そうしたら、ソーシャルネットワーク上にすぐに見つかり、
家族写真やコメントを公開。その内容が生活感がにじみ
出ていて、コメントも仕事の愚痴ばかり。
大いに幻滅した、というものでした。
ワタシが誰かに検索されるかどうかはわかりませんが、
あまり愚痴ばかり書いているとイメージダウン。。
愚痴を書くと少しはストレスが解消されていいんですけど
やっぱり読まされるほうが楽しくない、ということですよね。
夢を書かなくちゃ、夢を。
ワタシの夢はいずれ。。

下町ロケット

下町ロケット、読みました。
読みました、っていうのも遅いですけどね。
ものすごく面白かったです。売れてるのもよく
わかります。
最後がハッピーエンドなのがちょっとありきたりな
感じはしましたけど、社長の苦悩が細かく正確に
描かれていて、なんかわかるなぁ、って感じが
しました。
小型エンジン製作会社の社長が、夢を追って
ロケットエンジンを作るわけですが、夢と現実の
バランスとか、それを見ている社員の葛藤なんかが
すごくリアルに伝わってくるわけです。
この作家はなんでこんなにリアルにわかるんでしょうね。。
今の立場じゃなかったら、それほど感情移入
しなかったと思いますが、とにかく面白かったです。
池井戸潤、おススメです。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
昨年も今まで同様多くの方に支えられ、クリニックは
大きく発展を遂げました。
3年目、病床数めいっぱいの妊婦さんにいらしていただく
ことができ、当初の目標を達成することができました。
こちらで産んでくださったお母さんたちには感動や喜びを
たくさんいただいた上に、お知り合いにたくさん紹介して
いただいて、おかげさまでたくさんの妊婦さんにいらして
いただけて、二重に感謝しています。
また、こちらの環境を支えてくれている、厨房や医療器械、
医療材料の関係者、栄養指導のビーンスタークさん、
清掃や建物管理の業者さんたちにも、たくさん無理をきいて
もらってありがとうございました。
あとは頑固なワタシの方針にあくまでしたがって、それで
いて患者さんたちへの優しさを忘れずに接してくれた
スタッフたちも本当にご苦労様でした。
そしてありがとうございました。
ことしは、次のステージで頑張りたいと思っています。
自分たちの仕事や環境がある程度安定してきたので、
これをさらに安定的に継続するとともに、情報発信を
通して社会貢献をしていくことです。
より多くの産婦さんに情報を提供すること、また未来の
妊婦さんたちに情報を提供すること、自分たちの医療、
看護方針を発信し、業界やひいては社会にその信を問う、
ことを目標とします。
ただし、これは一朝一夕にはできませんし、また継続
すべきものですので、ことし、その一歩を踏み出せれば、
と思っています。
できるだけ多くの方にいろんな角度からアドバイスを
いただければ幸いです。
今年もよろしくお願いいたします。

マカオで豪遊

最近テレビ、新聞で話題の大王製紙、井川前社長。
なんと、中学高校大学の先輩でした。。。
大学はともかく、最近は高校の同窓生が社会でよく活躍
していますが、ここまで悪いのは初めてじゃないかなぁ。。。
個人的によく知っているわけではないから、どうってことも
ないんですが、やっぱりなんとなく恥ずかしい。
オウムもいなかったんですけどね。。
話としては最低ですが、スケールだけはとんでもないですね。
いくらお金があるって言ったって、そうは使えないですもんね。
病気なんでしょうね、ある種。
多くは良識派なので、ぜひ挽回を。

梨花が難産

梨花が難産だったそうで。。
輸血に意識消失、、
聞くだけで想像して冷や汗が流れます。
きっと産婦人科医はこの話がもっと広まってくれ、と
思っているに違いありません。
100人のうち95人はきっとなんでもないお産なんでしょうけれど
ときどき困ったことがやってきます。
そのときにうまく対処できることもありますし、手に負えない時も
あります。でも患者さんはもとより、同業者ですら本当の意味で
共感できないことが多いのです。
言い訳をするわけではありませんが、って言い訳ですけれども、
こちらでも難産はたまにやってきます。
その時に備えてわれわれは常日頃から準備をしているわけですが
それでも100点満点の結果にはなりません。
なんとか合格60点はキープしたい、ほとんどのケースでその最低
ラインはキープするけれども、それでもわれわれは日々、落ち込んで、
反省して、立ち直って、また次のお産に向かっていくわけです。
別に誰かに責められたりしているわけではないんですよ。
むしろ自分が一番自分を責めているかもしれません。
独立してやるとこういう責任がやっぱり重いなぁ、、って思います。
喜びももちろんそれ以上あるんですけど、喜びはいっときで、
反省は一生、って感じですかねえ。。。
まあ、まだまだ逃げるもんかと思ってますから、その気持ちが
続く限りがんばります。