今日、カンブリア宮殿で、聖隷浜松病院の院長先生が
出演していました。
名前だけしか知りませんでしたが、とても評判のいい病院だそうです。
テレビなので、本当のところはよくわかりませんが、忙しくてもみな
喜んで働いている、ということなので、いい病院なんでしょう。
どういう病院がいい病院なのか、患者さんから見る場合と医療者側から
見る場合と違っていることも多いと思います。でも、気分よく働いている
人が多ければ、患者さんにも優しくなるし結果的には患者さんにも
いい病院になると思っています。
医者にとっていい病院とは、給料とか勤務時間ではないんです。
ちょっと青臭いですが、医者にとって医療は自己実現ですから、
やりたい医療ができる、ということが重要です。
これは自分のやりたいことを患者さんに押し付けることでは
ありません。患者さんが中心です。その患者さんに必要と思われ、
かつ自分にできる技術はあるのに、病院の規模や設備の
問題でできないこと、これが辛いんです。
だから、それができないとなると、働いていてもむなしい、とか
せめて給料だけでも高く、なんて思ってしまうんではないでしょうか。
わがクリニックでも、当然病院でできたことができなくなります。
が、病院でできなかったことができるようになるメリットもたくさん
あります。
また、一緒に働いてくれるスタッフの方たちにはできるだけ制限を
しないで、 やりたいことが自由にできるような雰囲気を作っていきたいと
思っています。