2008年12月アーカイブ

 

今年最後の日になりました。

あいにく、と言ってはいけませんが病院に今日3度目の登場です。

こんな時に病院に来なくてはならない患者さんのほうがずっと

大変です。。

少しでも気持ちよく年を越してもらえたらと思わずにいられません。

 

振り返るとあっという間でした。今年の初めは新生児科勤務で

四苦八苦、久しぶりに研修医に帰って今思えば楽しいものでした。

シゲ先生、ありがとうっ!

 

自分でもよくわからないまま、関中に来ることになり、大樹の陰から

一気に砂漠に放り出されたようで、慣れるまで少し時間はかかり

ましたが、これもいい経験でした。

 

しかし、なんといってもクリニックが建ち上がりはじめ、スタッフも

集まってきて、説明会も無事に終わって(あ、2回目もありますよ)、

4月1日開業にむけ準備を整えつつあります。

 

開業に向けては、オーナーさん、建築士さん、建設業者さん、

税理士さん、医療器械屋さん、ノムさん、そしてなんといっても

このクリニックに共感し暖かくもやる気に満ちたスタッフの方々、

多くの方に応援してもらっています。

どうもありがとうございます。

 

この産婦人科冬の時代に、一人でも多くの患者さんの助けに

なれるよう、またみんなで力を合わせて頑張っていきます。

仕事上、女性ばかりしか直接的には応援できませんが、

女性が元気な社会はきっと明るいものです。そうなるために

少しでも私たちの力が役に立てば、と願っています。

 

 

今日もいい天気でした。オンコールはありますが、家で過ごして

いますし、ちょっとした外出もできるので落ち着いた年末です。

 

さて続きです。

私は、経腟分娩至上主義ではありません。ですが帝王切開が

いいとも思えません。何もしなければ経腟分娩になるわけで、

でも医学の進歩があって帝王切開にするべき症例が増えて

きているのも真実です。

 

ですが、逆子なら必ず帝王切開とかいうのは産婦人科医の

怠慢、というか思考停止なんだと思っています。そこで考え

なければ産婦人科医の意味がありません。帝王切開など

100件もやれば一人でできるようになってしまいます。

 

ただ、やはり危険性が高いのは高いですし、そういうお産には

人手が必要になるので、クリニックで扱うとすると今までより

判断を厳しくしないといけないな、と感じています。

 

自分ではそう思っていますが、妊婦さんもそう思ってくれている

かどうか、それもいつも気になります。

帝王切開だろうが経腟分娩だろうが、妊婦さんと同じ方向を

向けたと感じるときはいいお産だと感じられますし、そうで

ないときはただの自己満足か、とがっかりしてしまいます。

 

クリニックでやることで、より密な関係を築いて妊婦さんと

同じ方向を向けるように頑張っていきたいと思っています。

 

 

久しぶりに医療についてのお話です。

妊婦さんから質問があったり説明会でもちょっと聞かれましたので

帝王切開に対する私の思いを少し。

前にもちょこちょこ書いてますけどね。。。

 

今の日本の帝王切開率は15%くらいです。早産とか高齢での合併症

のある妊娠なんかが増えているので、クリニックで扱うような分娩では

10%弱かな、という印象です。あくまで印象です。。

 

よく問題になるのは、逆子、前回帝王切開、双子です。

これ以外のものは帝王切開をすることにあまり議論はありません。

この3つはだんだん帝王切開されることが多くなってきています。

 

理由は、逆子の場合帝王切開のほうが普通分娩よりも赤ちゃんに

危険が及ぶ確率が低い、というアメリカでの論文が出たことです。

前回帝王切開についてもアメリカで帝王切開すべき、という論文が

出て、それが否定される論文が出たにもかかわらずその名残がある

ため、双子については、二番目の子が分娩時に逆子になることが

ときどきあるから、です。

 

あとは訴訟の問題です。

赤ちゃんに障害が残ろうが残るまいが、帝王切開していれば

全力を尽くしたとして医療側が負けることはあまりないのに、

普通分娩の場合、それに固執したからだ、と医療側が負ける

ケースが多いためです。

 

こうして、10%程度が帝王切開になっています。

でも、私はそれは本当に必要なものなのだろうか、という疑問を

いつも持っていますし、産科に携わるならそのことを常に考えて

いるべきだと思っています。

 

 

昨日は仕事納めでした。

といっても何をしたわけでもありませんが、一応今年も無事に

終わりました。

 

開業の準備については、今年初めにはまだ建設会社も決まって

おらず、建築確認に何ヶ月もかかるなんていう話もあったりして、

それでも開業の申請を出しちゃったし、どうなるかと思っていました

が、無事に予定通り進んでいます。

 

スタッフもいい人が揃いつつありますし、分娩予約も入れてもらって

あとはきちんといい医療を提供していくだけです。

 

自分の仕事でいえば、4月から今の病院に来て、はじめは外来も

壊滅状態でしたが徐々に良くなってきました。やはり良くなってくる

までには半年くらいはかかった感じです。

 

手術もコンスタントに週1回以上してきて、どれも無事に経過して

ひと安心。自分が責任者になると、どんな簡単な手術でも最初は

相当緊張しました。開業前に経験できたことが、この病院にきて

いちばん良かったことかもしれません。

 

心残りは今見ている患者さんたちをどうしても他の病院に振り分け

ないといけないこと、これは来年早々にしなければなりません。

気が重い。。。

 

そういえばレセプトも山のように残っていました。今年中に仕上げ

なければ、来年大変。。まだ仕事納められません。。

 

 

2週間くらい前にできた顔の引っかき傷が全然消えず、

このまま人相の悪い顔になってしまいそう。出会った人は

見て見ぬふりをしてください。

 

昨日の当直もまたまったく寝られず、目が痛すぎです。

到着して引き継ぎ時

「今日はきっと産まれないよ」

なんて言葉を受け、テレビなどを見つつ寝ようと思っていたら

「おなかが張るっていう妊婦さんが来てまーす」

 

産まれないとは聞いたけど、救急ならしょうがない、と一仕事。

 

そのあと今後の準備のことを考え始めてしまい眠れなくなって

しまい、ようやく2時ころウトウトし始めたら

「お産でーす」

 

お産も無事に終え、また考えめぐらせながらウトウト始めると

「流産の患者さんでーす」

 

これまたひと仕事を終えると、もう6時。7時には出ないと

いけないので、30分でもいいから寝よう、と思ったその瞬間

「2件お産でーす」

 

うーーー、結局二人ともすぐには産まれず引き継ぎをし

出てきました。

 

おかげで今日は目が痛いのです。研修医のころは慢性的な

寝不足で、昼間に病院の外に出ることがほとんどなく、たまに

外に出るとまぶしくてぼろぼろ涙をこぼしたものでした。

 

今日は久しぶりの涙。ちょっとなまりましたかね。

 

 

今の勤務先、関中病院は私の後任が決まっていません。

なので手術はもちろんいまフォロー中のがんの患者さんなんかも

フォローできなくなってしまいます。

 

そんな中、新規の患者さんを受け入れるのは本当は良くないのですが、

事情を説明しても、どうしても少しでもいいから見てほしいといわれる

ことも多いのです。

 

そう言われると、

「2月までですよ」

と言いながら受け入れてしまいます。やっぱり頼られればそれに応え

たいという気持ちがまだ抑えられません。

 

クリニックになったら断るべきものは断らないとお互いに不幸になるので

その辺が課題かな、と思っています。クリニックで事故が起きるのは

見切れないものを見ようとしたとき。それは鉄則です。

 

うまく断れるようにならなければ、と思うこのごろ。。

 

 

今日はなんだか生温かくて気持ち悪いですね。雨が降るのかな。

 

昨日一日寝てました。こんなに寝たのはいつ以来だったか覚えて

いないくらい寝てました。

 

学生の頃とか寝始めるといくらでも寝られましたけど、最近は

眠いはずなのに寝られなくて起きちゃったりして、じーさんとか

こんな気分なのかななどと思っていました。

 

1日のうち18時間くらいは寝ていたように思いますが、それでも

M-1だけは見ました。

個人的にはオードリーだったんですけどねぇ。

 

 

土曜はしっかり寝ようと思いましたが、子供に叩き起こされ

変な時間に寝てしまい、結局また3時過ぎまで起きてる羽目に

なりました。

 

うちのクリニックを作っているのは五洋建設というところなのですが、

五洋は世界の五つの海、ということだそうです。

 

びしっと予定どおりに建ててくれていてすごいなぁ、としか素人目

にはわからないのですが、設計士さんから言わせるとこんなに

気持ちよく働いてくれるところはないのだそうです。

 

確かに現場に行くとみんな気持ちよく挨拶してくれるし、手を止めて

見せてくれたりして、いい人たちだとは思っていました。

特にガードマンさんがいいのですが、これは契約だそうで、でも

前の現場から引っ張ってきたらしく、どこでも人のつながりだな、

なんて感心しました。

 

金曜は、現場の所長さんたちと忘年会。

やっぱり、職人。自分たちの現場に誇りを持って働いているのが

ひしひしと伝わりました。細かいこだわりがあって、線がそろって

いるとか、見えないところの穴がきれいに開いているとか、中身は

よくわかりませんでしたが、その思いは強く伝わってきて、仕事

してもらってよかったと思いました。

 

しかも、ファイブオーシャンズは日露戦争の日本海海戦に大いに

協力したとのこと。「坂の上の雲」の大ファンの私はちょっと興奮

してしまいました。

 

今日は広報部になったようで。

 

 

日曜の説明会に始まって、今週の土曜まで、普通の診療はもちろん

それ以外のイベントが毎日詰まっていて、今日だけ休みでした。

 

というか、器械屋さんとの打ち合わせでしたが、キャンセルしました。

やっぱり説明会の疲れを引きずっているのかなぁ、と思います。

当日、翌日は高ぶっていたのかやや興奮状態でしたが、その疲れが

今朝くらいからどっときています。

 

「お前には患者さんに笑顔くらいしか出せないんだから、それくらい

がんばれ」

って研修医のころ言われてました。それ以来、患者さんには暖かい

笑顔で、と心がけていますが、最近は

「今日も疲れた顔してるね」

って外来看護師のトクさんに言われちゃってます。

 

いやいや、大丈夫ですよ。そういえば、最近ジョギングできてないから

でしょうかね。

 

 

またまた忘年会。今年は誘われるものすべてに参加しているので

宴会続きです。新しい出会いもあって、体は大変ですがいいことも

たくさんあります。

 

ところで、ニュースではドバイのバブルが崩壊しつつある、と言って

いました。どう考えてもドバイなんておかしかったので、当然です

よね、よくここまで続いたなと思います。

 

日本では15年前にバブルは崩壊しているんですけど、今日、

崩壊していないところがありました。

今日の忘年会は銀座。高級レストランを借り切っての忘年会。

 

そのレストランも、名前こそ言えませんが、ほんとバブルの遺産

って感じで調度品のセンスが金かかってます、と主張していました。

 

すげーすげー、って当直明けの眠気も覚めました。

調布のお仲間に知り合いができて、いい一日でした。

 

 

今日も忘年会。楽しい会も続いてくるとなかなか。。

 

ところで、説明会でも質問がありましたが、クリニックが一人の医師で

やることについてですが、メリットデメリット、いろいろあります。

 

まずはメリットですが、ずっと同じ人が診療をすることで、信頼関係が

うまれやすい。診療方針にブレが出ないし、スタッフ全体を通しても

意志の統一がしやすいです。

 

一方でデメリットは、風邪ひいたときとか体調不良の時はちょっと

大変かもしれません。そうならないように体調管理には今まで以上に

気をつけないといけません。

 

ちなみに私はいままで仕事を体調不良で休んだのは7年半で1日。

これくらいであれば急きょ、ピンチヒッターをお願いしても大丈夫かな

と思っています。

 

あとは緊急時の対応ですが、出産に関してはどんな緊急であろうと

医師の役割は一人で十分です。人数は多いほうがいいですが、

それは連絡役とか、物を運んだりとか医師である必要はないもの

ばかり。ですので看護師、助手などのスタッフを手厚くしておくこと

のほうが大事になります。

 

そういったことで、あえて数を多くして手広くやるよりも、医師が

ひとりで手厚く患者さんに向き合うことを選びました。

こうした方針に共感していただければ、とても快適なクリニックに

なるはずです。

 

 

今日は1回めの説明会でした。

 

寒い雨が降りしきり、出足を心配しましたが

当初の予想をうわまわる人数にきていただき

ありがとうございました。

 

いくつかキビシー質問もいただきましたが、聞きたいこと、漏らしたことありませんか?

また第2回もありますので、ぜひご参加ください。また、今日来た人には特典があり

ましたので、まわりで参加した人がいましたら、聞いてみてくださいね。

 

今回は私たちのクリニックに対する思いを伝えようと思っていました。

次回は、より詳しい診療の内容についてお話したいと思っています。

 

最近、この準備でずーーっと寝不足でした。報われた気分で、今日はぐっすり

休めそう。っていうか帰り道、車を運転しながら寝てしまいました。

あぶない、あぶない、、

 

 

昨日、医師会入会のための面接に行ってきました。

医師会って勤務医をしているとよく存在がわかりません。

 

開業医の権利を守る団体だ、とか自民党の応援団体だ、とか

そんなイメージしかありませんが、私も開業するので入会です。

 

開業医だからって全員が入っているわけでもないようです。

まあ、ほとんどは入っているんですけれども。

地域の検診事業とか、トラブルの解決とか、勤務医には見えない

事業をやっているようです。

 

それにしても、入会金が高い。ものすごい高いんです。

とても言えないくらい。

みんな見えないところで貢献しているんだなぁ、などと感心して

しまいました。

 

面接でダメ、とかないんでしょうけど、ちゃんと入れてください。

 

TS3G0003.JPG

 

クリニックの外側を覆っていた工事用の

布が取れ、本体が現れました。

 

地鎮祭から5カ月弱、早いものです。

ガラスのカーテンウォールがとてもきれい

で目を引きます。

 

まだ、中はむき出しなのでこれから2か月かけてじっくり内装を仕上げる予定。

いよいよ説明会も迫って、クリニックも動き出します。外側は満足できるものが

できたのであとは中身。

内装じゃなくて、スタッフの意思を統一して業務をみんなで理解する作業に

入らないといけません。みな温かい人なので、頑張ってくれると思います。

 

関係ないですけど、ニュース23で「神奈川こども」の新生児科を特集して

いました。受け入れ拒否をできるだけ減らすように努力している、という

前向きなものでよかったです。

 

前にも書きましたが、新生児科の先生ってほんとに熱心だし、若い。

若いって私が言うのもおかしいですけど、30代でも大病院の責任者に

なっているし、みんな生き生きしています。

 

成育医療センターでそういうのを目の当たりにしたのはすごく大き

かったと思っています。テレビを見て、またその思いを新たにして、

気持ちが盛り上がってます。

 

 

冬の雨は冷たくてちょっと悲しい感じがします。

激しい雨で気分を盛り上げるために当直に向かう車では

大音量でCDをかけていました。

と思ってついてみると今日はひまそうです。

 

今日は病気の話。久し振り、というか初めてかもしれません。

子宮内膜症っていうのは宇多田ヒカルも苦しんだ病気で、

っていうかまだ治ってないと思いますけどね。

 

というのは生理が終わってしまうか、出産を契機に体のバランス

が変わるかしないと、状態はなかなか良くならない病気なのです。

 

子宮内膜症といっても子宮の病気ではありません。

子宮の内膜といって生理の時に流れる細胞が、卵巣とかお腹の

中にたまる病気です。原因はいくつか説があるものの不明。

ということで予防法もありません。女性ホルモンが悪さをする

ことは分かっていますが、女性ホルモンを止めてしまったらもとも

子もありません。

 

40代後半とかになればいいのですが、妊娠年齢で苦しむ人が

多いのでなかなか治療には難儀するのです。

 

一番つらいのは痛み。生理痛はもちろんのこと、ひどくなると

一年中痛いのです。これはつらい。

お腹の中に内膜の細胞がばらまかれると、癒着を起こして

腸やおなかの壁が子宮や卵巣とがっちりくっついてしまうのです。

 

これをはがしてしまえば少し楽になるので、手術をすることも

あります。手術のせいで癒着がひどくなることもあるので、腹腔鏡

という内視鏡手術をするのが原則です。

 

ただ、内視鏡手術も技術が必要。ワタシも怖い目にずいぶん

あいました。癒着をべりべりはがすために出血が止まりません。

なんとかこまめに止めて、あとは人間の止血力頼み。

ちゃんと止まるのを見るたびに、人間の力ってすごいなぁ、なんて

思います。

 

最近、飲み薬で、効果だけ見れば画期的な薬ができました。

効果はいいんですけど、副作用がね。。。不正出血がけっこう

続いてしまいます。

早くいい薬が開発されるといいのですが。。

 

そういえば手術は手術ロボットがいい感じとか。絶対血管を

傷つけないんですって。触ってみたいものです。

 

 

ようやくメールが直りました。。。

厳密には直ってませんけど、一応受信、送信はできるように

なりましたが、以前のメールが消えてしまいました。大事な

ものはほかに保存してあったのでよかったですが。。。

 

081206_1332~01.JPG

そこで、というわけではありませんけど、

深大寺に行ってきました。

かなり、寒いのにすごい人手です。

 

いちおう、名物のおそばを食べてちょっと散歩。

普段お寺なんぞ行かないものだから、おみくじがあって驚いて

しまいました。おみくじ、って「み」ってつくから神様のものかと

思っていましたが、仏でもいいんですね。

 

帰ってさっそくWikipediaで調べたら、そういうことだそうです。

そういえばそうだったかな、と今度は思い出まで蘇ってしまう

のは不思議です。

 

ま、いいのですが。

これからたまったメールの返信、量が多くてちょっと気が重い

です。。。

 

 

先週に折り込みチラシを入れてから、反響をいただいて

おりまして、ありがとうございます。

しかし。。。

 

こちらのメールソフトがちょっと故障しています。崩壊、

と書きましたが、崩壊はしていないと思われます。

きっと。。。

 

せっかくいろんなお問い合わせをいただいておりますが、

返事ができていません。すみません、決して無視をして

いるわけではないので、もうしばらくお待ちください。

 

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

 

 

インフルエンザの予防注射を受けました。病院では職員全員

やるのですが、たぶん一番最後くらい。

「いい加減にやってください」といわれしぶしぶやることにしました。

 

というのも、人にはさんざん痛いことをするくせに自分は痛いのは

大嫌いなのです。などと都合のいいことばかり言っていられない

ので、そこにいた外科のタッチー先生にお願い。

 

「いいっすよ」快く応じてくれたタッチー先生。

早速やってもらう全然痛くないのです。筋肉注射は筋肉の中に

打ち込むので絶対痛いんですけど、これが痛くない。

 

「どうやったんですか、先生?」

「いや、コツがあるんですよ」

筋肉注射のコツなど聞いたことがありません。神経に触れない

ように、血管に刺さないように、ということだけを気にしていました

が、痛くない方法があるとのこと。

 

それは、筋肉の隙間に打ち込むんだそうです。

筋肉の中に打ち込む、という概念を捨て、筋肉のつなぎ目を

よく見てその間に打てば痛くないとのこと。

奥が深いですね。。

 

 

もう12月。2日になってから気づいたような次第で、さすがは

師走、みなさまお忙しいのでしょうけれど、ワタシも今年は

一番忙しいかも、です。

 

今日は久しぶりに女医の壁に当たりました。

いつも女性医師と二人で外来をやっているのですが、大体

初診は半分くらい。手術患者さんはすべて見るのでそれなり

に忙しいのですが、今日は初診のほとんどの人が女医希望

とのこと。すっかり楽させてもらっちゃいました。

 

最近は忙しいので助かったと心からほっとしましたが、いつも

は心中穏やかではありません。産婦人科なので女性に見て

もらいたい、と思うのもわかりますが、それを補うべく技術と知識

を磨いているのですから、ただの男、というわけではありません。

 

手術は男性医師に、と言われてしまう腕自慢の女医さんも

いるので一概に不利とは言えませんけれど、女医希望の風潮が

男子学生の産婦人科離れを加速させているのも間違いない

のです。

 

とは言ってみたものの、こんなことを言うようでは女心を理解する

のは程遠いかも。。。

 

 

おととい、髪を切りに「信念の男」のところへ行きました。

(信念の男については以前の記事参照です。)

 

最近のバイオリズムの悪化につき、

「お金や器材のことから、スタッフのことまでやっぱ大変ですよね」

なんて言ってると

「そりゃそうですよ、でもピンチの時こそ強気。安易にブレちゃだめ

ですよ」

 

うーん、なるほどなるほど。

そうだそうだ、自分の思ったことがやりたくて開業するんだし、

今までやってきたことに自信があるじゃないか。

 

などと、あっという間に気分がなおりました。

 

単純っていうか、軽いっていうか、、、でもいいのです。

それから日曜月曜といいことばかり。

説明会もうまくいきそうな予感。。要は気の持ちようかな。

 

このアーカイブについて

このページには、2008年12月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2008年11月です。

次のアーカイブは2009年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。