2010年3月アーカイブ

 

最近は寒さが戻ってきましたが、ところで春一番は

吹いたのかどうか、、忘れてしまいました。

昨日は春一番というより、北風がびゅんびゅんふいた

みたいで、駐輪場の自転車を何度も立て直すはめに、、、

 

うちのクリニックでは、なるべく母乳をあげましょう、という

ことではじめてきましたが、さらに本腰を入れることに

決めました。

 

母乳が赤ちゃんの栄養に何より優れている、というのは

いまのところ常識になりかかっていますが、出産直後から

なるべくミルクを足さないで母乳だけにするのは、なかなか

つらいもの。

出産で疲れて、入院中くらいは休んでもらいたい、という

思いと、いやいやお母さんになって最初の仕事は母乳を

あげることだから一生懸命頑張って育児に自信を持って

もらいたい、という思いで、ちょっと揺れていました。

 

ですが、苦労して母乳をあげて退院できたお母さんたちの

充実した顔を見るにつけ、これはわれわれも本気で取り組もう

ということになったわけです。

 

といっても、あまりに神経質になりすぎることはないんです。

ムリならミルクをあげればいいのです。ムリになるまで

がんばったということが愛情のしるしですから。

 

というわけで、より本格的な母乳育児を応援する様子を

不定期ながら書いていきたいと思います。

今回は導入ということで、このへんで。。

 

 

先日、ブログで子宮外妊娠がひとつもない、と書いた直後に

なんと来てしまいました。。子宮外妊娠!!

 

言霊っていうのは本来、起こってほしいことを言って実現させる

ことを言うんでしょうが、その逆ですからね、今回は。

 

おなかが痛いと言って来られた患者さん、妊娠には気づいて

いなかったようですが、超音波でみると見事に子宮の外に

赤ちゃんがはっきりと確認。

 

子宮外妊娠は、内視鏡手術のもっともよい適応なんですが、

この辺ではなかなかできるところがなく、都心方面にお願い

してしまいました。おなかをざっくり切ればどこでもできますが、

それではあまりにかわいそう。

 

幸い、知り合いにお願いしてその日にやってもらうことができました。

ただ、ゴリ押しなのはわかってますから知り合いには逆にお願い

しづらかったりして、そこにたどりつくまで2時間。

 

今回この2時間を費やしたことで、昔の産科搬送を思い出しました。

今は杏林大学病院に電話すると、産科ならちゃんと受け入れ先を

探してくれるのです。だいたい30分くらいでは受け入れ先が決まり

ますし、その間はさすがにイライラしますが、やっぱり自分で探す

のと比べると、雲泥の差です。

 

婦人科搬送の経験で、逆に産科搬送のシステムがよくできている

ことを実感した、できごとでした。。

 

 

5日くらい前にケータイが壊れました。

朝メールを打っていて、返信があってまた打とうと思ったら

画面がまっくろ。。。

 

画面が消えただけのようなんですが、それでもさっそく

auショップへ。

 

店員さんが10分くらいチェックすると、開口一番

「中のデータはバックアップとっていますか?」

「バックアップ?そんなのとれるんですか?」

ってな感じなので、店員さんはややあきらめ顔。

 

「電話帳などのデータは復元できない可能性があります」

「・・・・・」

 

ケータイの電話帳がほとんど外とのつながりの命綱

みたいなもので、家族にさえ連絡が取れません。。

 

とりあえず、代替機だけはもらってきたので、連絡を

受けることはできますが、こちらからかけることは

できず。

 

当面、関東中央病院のA先生と連絡がとりたいのですが、、

お心当たりの方はぜひ声をかけてください。。。

うーーん、情けない。

 

 

先日、またもや頚管無力症がありました。

頚管無力症とは、妊娠した時、子宮の出口が弱くて

自然に開いてしまうものです。そのときほとんど陣痛

らしきものはなく、本当に自然に開いてしまうため、

切迫早産とは区別されます。

だいたい、妊娠5か月目から7カ月目くらいまでに起こり

ます。

 

開院してから3件目で、初回はそのまま生まれてしまい、

2回目は緊急手術で事なきを得、今回は近くのKR大学に

転院となりました。

 

今までの印象からすると多いなあと思います。

そのかわり、なんと子宮外妊娠がひとつもないのです。

これが頚管無力症が多いこと以上にフシギ。

 

子宮外妊娠は妊娠の1%程度は起こるはずで、いままで

うちにかかった妊婦さんは400人以上はいるんですが、

そのうちただの一人もいないんです。

 

まったくフシギです。ずっとなければいいんですが。。。

 

 

今日はとーってもうれしい人が来てくれました。

 

ワタシが以前に治療などでかかわったことのある人とか、

ここで産んだ人など来てくれるとてもテンションの上がる

人たちはたくさんいるんです。

 

ですが、なかでも健診をうちでして里帰りで出産して、

赤ちゃんを見せに来てくれるとなおうれしいのです。

里帰りそのものはやっぱりちょっと寂しいんですが、

ベビーマッサージや、母乳外来なんかで来てくれると

ほんと、うれしくなっちゃいます。

 

さらにさらに、その中でも、うちで見きれなくなっちゃって

大学病院なんかにお願いした人がやってきてくれると

ほんっとにテンションあがります。

 

今日は赤ちゃんも連れてきてくれたので、外来中に

なんども触りに行ってしまいました。

すごくちっちゃくって元気に生まれるだろうか、と心配

していたのが、すっかり元気そうで本当に安心しました。

 

というのも、、、

以下、愚痴です。。。

大学病院とか大きな病院に紹介しても、まず経過を報告

してくれません。研修医たちが忙しいのはわかりますが、

こういうのは上級医がちゃんと責任を持って書くものです。

 

紹介があればお返事を書く、人としての基本です。

だから医者は世間知らずで通ってしまうんでしょうね。。

私も人の振り見てわがふり直せで気をつけます。

 

あ、せっかくのいい話が、、、

 

 

オリンピックが終わりましたね。

当然のように今回も夏ほどは盛り上がらず、なんだか

ウィンタースポーツはかわいそうです。

別に夏の競技も夏にやらなきゃいけないわけではないの

だから、一緒にやればいいような気もしますが。

 

とくに室内競技とかサッカーとか、マラソンなんか完全に

冬のスポーツですけどね。

 

勝負事ですので負けはしようがないんですが、やっぱり

浅田真央ちゃんとか上村愛子ちゃんとかっていうのは

こっちも元気がなくなっちゃいますね。こんなときだけの

にわかファンですが、それだけ簡単に感情移入できちゃう

んだから、スポーツってすごいなぁ、とあらためて思った

わけです。

 

あと、今回は選手の所属にも結構注目していたのですが、

病院の所属になっている選手がいて、ちょっと気になり

ました。病院も儲かっているところは儲かっているんですね。

 

あとは、スピードスケートの日本電算の社長は有名ですが、

ダイチなんて会社もあって、赤字のくせに社長の意地でサポート

している。

それぞれの企業なりの社会貢献だなあ、なんて感心してしまい

ました。

 

マニアックにひっかかったのは、フィギュアのアメリカ代表で

日本人の長洲未来。

どうも「チョーシュー」みたいな気がして、顔のイメージも違うし、、

元プロレスファンなもので。。

 

 

今日から3月ですね。

スタッフにも高校受験の子供たちがいて今日が

発表だったようです。見事サクラサク、ということで

めでたしめでたし、でした。

 

昨日は雨が降りしきる中、東京マラソンでした。

別にワタシが走ったわけではありませんが、

寒そうで、こんなときは本当に天気を恨みます。

日本人が久しぶりに勝ったのはいいですが、

できれば佐藤アツシ選手に勝ってほしかった。。

 

それより大注目は、うちのNo.2シェフのM.O.さん。

見事、完走しました!!

その翌日、今日もちゃんとご飯を作ってくれてます。

 

走ったりやめたりを繰り返しているワタシもちゃんと

しなければ。

ということでルームランナーを購入すべく検討中。

30万円、という値段もさることながら、最大の障壁は

それを自宅に置かせまいとする妻の冷たい視線。

 

iPodも装着可能というスグレモノで、すっかり買う気

まんまんなんですが。。

 

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