2008年10月アーカイブ

 

昨日は、元の医局の同僚と、ノムさんと飲んできました。

同僚の彼が開業を考えている、ということで、ノムさんを

紹介することにしたからです。

 

自分の仕事の話でないせいか、痛飲しまして、今朝は

瞼が半分くらいしかあかないくらいむくんでしまいました。

 

ノムさんにはお世話になってばかりなので、こういうことで

しかお返しできないので、少しは良かったかな、と思って

います。

 

同僚とノムさんのお話を聞いていると、1年半前に初めて

ノムさんに開業の話を聞いてコーフンして帰ったのを思い

出しました。

 

開業なんてまわりで見たことも聞いたこともない中で、

ぐっと現実味を持って感じられ、自分の理想のクリニックが

頑張れば作れるんだ、と力がみなぎっていました。

 

最近は、細かい話ばかりで(もちろんすべて大事な話

なのですが)、また、けっこうお金がかかるし、難しい

顔をしている日が多かったのですが、大きな話をすると

気分がいいものです。

 

つねに、夢を描いた初めの気持ちを大切に、そこから

ぶれずに、よりよく発展するように頑張りたいと思い

ました。

 

同僚の彼がどうするかわかりませんが、東大の医局から

開業医が出ることは珍しいので、心強く感じた次第です。

 

 

ホームページ、待望のリニューアルです。

ほぼ半年間、ブログのみでの情報発信でしたが、やはり

ホームページ本体での情報のほうがわかりやすく伝わり

やすいと思います。

 

最新情報はブログ形式で公開していくことになります。

とりあえず、第一回目の説明会を12月14日に調布市文化

会館「たづくり」ですることになりました。

 

興味のある人は誰でも参加可能です。

詳細は次々に最新情報に載せていく予定です。

 

ところで、このホームページは、当然専門の方にお願いして

作ってもらっているのですが、あるホームページがきっかけ

でした。

調布の仙川に東京アートミュージアム、通称安藤忠雄ストリート、

というのがあってそこのHPhttp://www.tokyoartmuseum.com/

担当していた方にお願いしました。

 

完全にワタシの趣味ですが、産婦人科らしくなくていいという

思いと、それではやっぱり伝わりにくいのではないか、という

懸念と、ちょっとばかり葛藤がないわけでもないんです。

 

建物もそうですが、担当者はオトコばかり。男のセンスと女性の

ものではやっぱり違うので、ちょっと心配。

 

実はロゴマークも当初、別のものを予定していました。

今のものと最終的に二つ候補に残ったのですが、別のものに

ほぼ決めかけていました。ところが、一応、と思って関係者では

ない人に意見を聞くと、女性は今のマーク、男性はもう一方の

もの、と完全に二つに分かれました。

 

聞くと、今のものは女性がデザインして、もう一方の候補は

男性がデザインしたとのこと。完全に意見が割れたので、ここは

女性のためのクリニックだし、ということで、今のマークに決まり

ました。

 

というわけで、ホームページと建物はワタシの趣味で行くことに

しています。あしからず。

 

 

今の病院で電子カルテが導入されて、めっきり字を書かなく

なりました。せいぜい署名のサインくらいです。

 

で、たまに診断書なんかをもらうとすっごいヘンな字で自分で

びっくりします。

小学校の時に少し習字とペンを習っていたので、比較的

読みやすい字を書いていたつもりでしたが、まったくひどい

ものです。

 

今の病院では、10年くらい前にプロサッカー選手が受診した

とき、問診票がすべてひらがなだったと今も語り草になって

いるくらいですから、字は重要。

 

逆に高校生の時、やや落ちこぼれ気味のクラスメートがやたら

字がうまくて、「字だけ見ると優等生だな」なんてからかわれて

いたのを思い出します。

 

せめて読みやすい字を、と書くたびに肝に銘じる今日この頃。

 

 

昨日、ジャイアンツがセリーグを制覇しました。

ラミ、小笠原、李とジャイアンツの生え抜きでない選手が

主力なのはちょっと残念ですが、坂本をはじめ、脇役では

だいぶ有望な選手が出てきたのもうれしい限りです。

 

つぎは日本シリーズ。

西武も強そうですが、この勢いなら大丈夫でしょう。

北京での惨敗から、雰囲気が悪かったですが、野球界にも

明るいニュース(ジャイアンツファンだけ?)があってよかった

です。

 

これでワールドベースボールクラシックの監督は原さん

でしょうか。ますますテンション↑↑です。

楽しみ!

 

アンチ巨人ファンのみなさま、すみません。

6年ぶりですのでお許しください。

 

 

掲示板を始めました。

なんかちょっと古い手法ですけど、質問を受けるには

一番都合がいいかな、と思いまして、とりあえずやって

みます。

 

よくある質問FAQ、なんていって作る手もありますけど

開院後もコミュニケーションの一つとして続けていきたい

という思いを込めて作りました。

 

 

昨日の続きですが、東京で妊婦さんが脳内出血で出産後

亡くなりました。昨日から今日にかけていろんなことを言って

いる人がいました。

ワタシもそのひとりですけど。。。

 

医療関係者でない人は、「満床」で受け入れ拒否とは

納得がいかないと思います。満床っていっても、診察室とか

どこかに寝かせればいいじゃないか、なんて言いますけど、

そういう意味ではないんです。

 

それ以上患者さんを引き受けても、絶対に事故が起きる、

というキャパを超えたものを満床、と呼んでいるのであって、

実際にベッドが空いているかどうかは問題ではありません。

 

きっと無理やり引き受けて、観察がおろそかになって事故が

起きたらそれはもっと非難されるはず。

 

「とくダネ」のコメンテーターが言っていましたが、周産期

センターを名乗る病院に研修医が一人で当直する、って

こと自体が問題です。それだけ人が足りません。

 

また、20年前ならきっとしょうがない、ってことで済まされて

いた問題だろうと思います。それがいいことではありません

けど、実際分娩にかかわるお母さんの死亡率や赤ちゃんの

死亡率はぐっと改善しているのに、あたかも問題が増えて

いるかのような報道です。

 

医療の進歩によって救える命が多くなったことが、逆に

救えない命にスポットが当たりやすくなって、医療者の首を

絞めているように感じられます。

 

こういう、医療者とそうでない人の意識、感覚のずれを少し

でもなくしていければ、と思います。それには日々のコミュニ

ケーションしかないんですが、混み合う外来ではそれもなか

なか。。。

 

 

今朝から腕が肩より上にあがりません。

それも両腕。原因はおとといのオペです。

 

ちょっと体格のいい方の手術でしたが、視野確保のため

相当力が入ってしまったようです。終わった後はなんか

いつもより疲れたなぁ、なんて思っていましたが、こんな

ことになるとは。。。

 

オペで筋肉痛になることも、筋肉痛が2日後に襲ってくる

ことも、夜になって痛みがどんどんひどくなってくることも、

すべてショック。

 

それはそうと、今朝は東京で妊婦さんが亡くなったことが

報道されていました。相変わらず、「たらい回し」とか、

「診療拒否」とか、鬼の首を取ったかのような報道の仕方

が気に入りません。

 

拠点病院のくせに断るとは何事か、といいながら、

大してリスクの高くない妊婦さんが、安心のためなのか

ブランドのためなのか、そういう拠点病院に群がっている

のです。

みんながそうとは言いませんが。

 

産科に関しては役割分担をきちんとすること、それを患者

さんにも理解してもらうこと、これが今できることです。

特に経過に異常がなければ地域のクリニックや病院で、

異常がある人だけ大学病院や拠点病院で出産するべき

です。今のままでは無駄が多すぎ。人的資源も医療費も。

 

 

毎日毎日打ち合わせ。少しずつ内容が固まっていくと

気分がいいものです。

 

ところで近頃病院の歓送迎会などの行事に子連れで

参加しています。。。

ほんの3年前くらいまでは考えられないことでした。

 

よく病院の飲み会に子連れで参加しているのは大体

婦長さんとか主任さんとかベテランの看護師さん。

そんなのを見ながら、遊びの場でも子供の面倒を見て

大変だなぁ、なんて思っていました。

 

そんな自分が子連れで参加です。

コップを壊さないかとか、服をびちゃびちゃにしないか

とか、飲み会どころではありません。子供好きの看護師

さんが少し面倒を見てくれたりしますが。。。

 

早く成長してくれー。

 

普段は面倒を見てくれている妻とか自分の面倒を見て

くれた両親も大変だっただろうなぁ、なんて、今さらです。

 

 

ゴルフの石川遼選手が今週2位に入りました。

今季は優勝こそないものの、予選通過も結構あって、3位が

1回あって普通に来年のシード権も取りそうで、すごいことです。

 

もともと身体能力が優れていることもあるんでしょうけど、

やっぱり精神力がすばらしいんでしょうね。

 

よく努力できる天才、なんていいますけど、誰にだって努力は

できるし、誰だってサボりたいし、そこでがんばれるかどうか、

これが精神力の違いでしょう。

 

でも、これって、きっと生まれ持ったものでもなくて、周りの

サポートとか運とか、そういうことも大きいんだと思っています。

 

自分の努力が足りないのを誰かのせいにするわけではない

んですが、こういう突出した存在を見るといつも感じています。

 

野球のイチロー選手だってそう。プロに入る時はドラフト3位。

専門家だって見抜けなかったのだから、やっぱりその後の

努力の継続が現在の姿に結実している。

 

だから、何か飛躍するきっかけがあったんだと思うわけです。

それが何なのか、凡人の目の前を通り過ぎても気づかない、

きっと些細なことなんでしょうね。

 

超人的な活躍をごろ寝しながら応援するのも幸せですけどね。

 

 

一般に勤務医は給料も安くて勤務時間が長い、

開業医は自分の都合のいい時だけ診療して

給料も高い、なんていう言われ方をします。

 

たしかに勤務医の待遇の悪さ、これは給料だけ

でなく、たとえば秘書がいないとか、事務的な

仕事が多かったりとか改善すべき点はたくさん

あります。

 

しかーし、開業医にお金目的で開業しようなんて

人がいるとは思えません。お金目的なら適当に

バイトしているほうがずっとまし。それか経営者に

徹するか、どっちかでしょうね。

 

今回、ワタシはクリニックを医療法人にしようと

思っています。まだ手続きの途中なので、いつ

から法人としてスタートできるかわかりませんが、

これも節税対策でしょう、なんていう輩がいるの

です。

 

確かに税率も違うので、そういう面も出てきますが

それはあくまで付随的なもの。やはり公的な存在

であることを、名実ともに示すために法人になるの

です。であるからこそ、税率も少し低くなっている

のです。

 

こうして行動を起こすといろんなことを言う人が

いますが、まったく短絡的な意見が多くて困ります。

 

ワタシはとくに中学校から国立の学校に通って

税金によって育ててもらいましたし、とくに大学なんて

とんでもない安い学費で医者にしてもらってます。

それでいて自分の財産をせこせこ築こうなんて

罰あたりなことを考える人間ではありません。

 

受けてきた教育を社会貢献に生かすよう、心の

髄まで教育されています。

 

こんなことをあえて主張するのも馬鹿らしいのですが、

そんな意見もあったので反論です。

 

 

今日は嬉しい再会がありました。

以前一緒に働いていた看護婦さんが、里帰り出産で

東京に帰ってきていました。

 

実際に一緒に働いた期間は1年もなかったくらいでしたが

明るくて一生懸命な人だったので印象深く残っています。

 

たまたま今週は当直でしたので、運良く会うことができま

した。かわいい赤ちゃんを抱いて、すっかりお母さんでした、

なんていう、月並みなコメントですが、ほんとにいいお母さん

の顔をしていました。

 

出産後のお母さんはみんな美しい!

 

これが私が産科から離れられない理由です。

こんな幸せを感じながら仕事ができるなんて最高です。

 

 

読売新聞に医療改革の提言が出ていました。

 

安心医療にカネを惜しむな、とか、当たり前なんですが、

財源はきっと増税なんでしょうけど、増税するって話に

なると話がこじれて進まないんですよね。

 

でも、すぐにできそうなのは"若手医師の計画配置"。

日本では自分でなりたい科を選択できて、人並みに

我慢できれば専門医くらいには誰でもなれちゃいます。

 

それで診療科によって人的な余裕があまりに違って

きてしまっているから、診療科によって人数制限しよう

っていう話です。

 

そうすれば今人気のない、産婦人科医や小児科医の

確保につながるってわけだそうです。

人気のあるのは精神科とか眼科とか皮膚科。そういう

ところに応募してなれなかった人たちが産婦人科医に

なるってことです。

うーーーん、ということは、産婦人科医は落ちこぼれの

集団になるってことでしょうか。

 

なんかキビシイですけど、しょうがないですかね。

 

アメリカは、ってなんでもアメリカがいいみたいに言う

みたいで嫌ですけど、1年目からどんどん競争があって

優秀でないと他の診療科への転向を迫られるわけです。

"グレイズアナトミー"とか"ER"とかみたいなのは日常的。

 

日本ではそういうことがないだけに、勤務医はみんな

給料も横並び。いくら働いたって待遇はたいしてかわらない。

だから勤務医を辞めていく人が増えている。待遇が悪い

からじゃなくて、きちんとした評価システムがないからだと

思うんです。

 

そういう意味では競争社会にして活性化するのはいいこと

なんですけどね。

厚労省とか舛添さんなんか頑張ってくれないかなぁ、、、

 

 

最近生活が、というか睡眠時間が不規則になってしまっています。

医者の場合、生活が不規則にならないのは、当直などで夜に

眠らなかったとしても、昼間の業務から解放されることがないから

です。眠ろうが眠らなかろうが、日中は勤務すべし、これが諸悪の

根源だという意見が絶えません。

 

これは議論の分かれるところで、こんなことで愚痴を言わずに

働いてきたから、その分やりがいと患者さんからの信頼もあった、

という意見と、ふらふらでは不注意で何が起こるか分からず怖い、

という意見と二通り。

 

気分的には圧倒的に前者なんですけど、後者の意見もそう言わ

れるとそうかな、なんて思います。

患者さんに「私の手術の前の日はしっかり眠ってね」、なんて

言われることもしばしばですから。

 

それはそうと、最近の睡眠不足は医療業務とはあまり関係なく

開業準備のことがほとんど。1日おきに3時間睡眠程度になって

います。研修医の頃に逆戻りしたようです。

 

その時と違うのは研修医の頃は、3時間睡眠の次は5時間睡眠

くらいだったのですが、今は3時間睡眠の次は10時間睡眠くらい。

 

平均すればちゃんと寝てる!。。。

ま、寝ちゃっても患者さんが待ってるわけじゃなし。。。

 

 

この休みを利用して、家具屋さんをめぐってきました。

待合ホールやラウンジなどは少し奮発しておしゃれに

しようと思っていますが、それ以外の実用的な部分は

安価でいいものを探しています。

 

業務用の製品はASKULが安くて種類も豊富で、

カタログも充実していて選びやすいので、基本的には

ここから選んでいました。

 

ところが、ニトリ、ASKULを超えます。なんて大っぴらに

比べるとよくないんでしょうけど、当然どちらも一長一短

ありますよ。

 

あくまでニトリは家庭用ですし、足りない部分も多いですが

品物を狙っていくとかなりいいものがありました。

何を今さら、って感じですけどね。

 

自宅の家具類はだいたいニトリかIKEAですけど、期待を

高めてニトリに行くとがっかりするんですけど、まあどうかな、

くらいの気持ちで行くとそれくらいの期待は軽々と越えて

くれました。

 

あんなに安くて採算とれているのかな、なんて思っちゃい

ますけど、係員が少ないし、カタログもないし、そんなところ

で頑張っているんでしょうか。

 

なんだか店を見ても、これは人件費がどう、とか、どうやって

PRをやっている、とか、そんなことばかり目が行くように

なっている今日このごろです。

 

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ジャイアンツの優勝で興奮冷めやらぬ中

ですが、そのことを書くとウザくなりすぎる

ので、別の話題で。

 

最近読んだ本で面白かった本。

この"16歳の教科書"。

人気の塾講師たちが何のために勉強する

のか、わかりやすく書いてあります。

 

本当に自分のために勉強し始めたのは働いてからですが、この

勉強は全く実用的なものばかり。医師として想定しうるあらゆる場面

にすぐに対応するためには日々の勉強は欠かせません。

 

実際の患者さんに出会えば忘れることはないのですが、念のためで

覚えたことはすぐに忘れてしまうので何度同じところを読んでもだめ。

まあ、それはいいのですが、この本は高校生向けになぜ実用的で

ない勉強をしなければならないのか、という内容です。

 

ワタシは大学受験で1年間浪人生活を送りましたが、その1年で

考えたこと、実感したことがまさにわかりやすく書いてありました。

 

数学は論理を身につけるため、国語は表現力を身につけるため、

そしてすべての勉強が将来の基礎になること、それらは勉強して

テストの点が良くなると同時にさらに実感していったことでした。

 

そして、大学受験とは自分の能力だけでできる特別な感動体験

である、という一文には懐かしくこみ上げる思いがありました。

 

ただのテストなので単純といえば単純な競争なのですが。。。

 

16歳の教科書、大人が読んでも面白い、と帯の文にありますが

面白いどころかよくよく勉強になりました。

 

 

ピンクリボンといえば、リボン運動の中でもいちばん

有名になったかもしれません。乳がん予防、治療の

運動です。

 

女性の診療科としては乳がんも守備範囲です。

ですが、大きな病院にいると、乳がんは外科の先生が

診断、治療をするので、婦人科としてはかかわることは

ほとんどありません。

 

しかし、クリニックでは子宮、卵巣、ついでに乳がん検診

までやっているところが多く、わがクリニックでも超音波

検査を主体にやっていく予定です。

 

というわけで、いまの病院では外科のタッチー先生と

一緒に半ば教わりながら診療に携わっております。

 

タッチー先生も乳腺を専門分野として普段から女性を

相手にしているせいか、物腰が柔らかくとても心地の

いい先生です。産婦人科医もだいたいそういう人種が

多く、普段女性と接しているとだんだん中性化されて

くるようです。

 

たまに怒鳴り散らす先生もいますけど、だいたいトラブル

が多いので淘汰されていくんでしょうね。

そうならないよう、いつも患者さん目線で、ですね。

 

 

ジャイアンツが勝ってマジック2。気分が高ぶります。

 

それはそうと、クリニックはあくまで医療機関ですから

安全な医療、お産、手術を展開していくのは前提です。

でも、それだけではつまらない、というか地域に根差す

クリニックとしての役割は不十分だと考えています。

 

女性が自分の体をよく理解して、そのお手入れをして、

そして社会で活躍する、そのためのクリニックでありたい

と思っています。

 

そこで、一つの柱になるのは出産後の女性への支援

です。育児の不安に加え、自分の体調も心配になります。

劇的に体の状態が変わるわけですから、精神的にも

不安定になることも多いのです。

 

そこをサポートするわけですが、悩みはそれぞれですし、

解決策も個々人で違いますから、自分で解決する、

それをコンセプトにしています。そのための手がかりを

見つけてくれれば、と思っています。

 

まだまだ確立された分野ではありませんし、絶対的な

解答もないのでしょうけれど、一緒に考えている人が

いるということ、一人で悩む必要はない、ということを

伝えていけるといいですね。

 

エクササイズ、カウンセリング、あるいは遊びながら、、、

どんな形で実現できるか、じっくり検討中です。

 

 

クリニックのパンフレットができあがりました。

写真のアップはちょっと今日忘れてしまったのでまた近いうちに。

 

多くの人に見てもらって知ってもらえると嬉しいです。

すべては患者さんのために、という思いが伝わってほしいと

思っています。

 

ノーベル賞を日本人が久しぶりに受賞しました、って話にしようか

と思いましたが、実際あまり興味ないのですみません。それより

ワタシには柔道の石井選手が総合格闘技に転向するかどうかが

重要です。

 

小学生からのプロレスファンで、さすがに最近は熱も冷めてきました

けど、誰が一番強いのか、っていうのは男のロマンだと思っています。

その意味では石井とヒョードルが闘ったら、と思うとぞくぞくします。

 

協会とかにとらわれず、ちっちゃくまとまらずに、どんどんいっちゃえば

いいのに、なんて身勝手に思っていますが、今日はちょっとマニアックな

話題でした。

 

 

日本では世界の先進国と比べると検診の受診率が低いことが

知られています。

先日の新聞には"子宮頚がん"という言葉を知っているかどうか

という日本とアメリカとオーストラリアの比較が載っていました。

 

子宮がんといっても、子宮頚がんと子宮体がんがあって、とくに

子宮頚がんは検診も正確で簡単、早期に見つかることも多く

治る病気です。

 

アメリカとオーストラリアではほとんど全員がこれを理解し、検診の

受診率は60%程度。日本では60%くらいの人が理解をし、検診の

受診率は10%未満。

 

日本が圧倒的に低いのですが、アメリカやオーストラリアだって

理解しているっていっても検診に行くのは半分強なわけです。

やはり婦人科は受診しづらいというのは世界共通。

 

なかなか、行きづらいですよね。。。

 

乳がんなんかは、かかる人が多いせいもあって結構検診を受ける

ことがポピュラーになってきています。ピンクリボンとかいってちょっと

おしゃれな感じも出しつつ上手にキャンペーンをしています。

 

子宮、卵巣もがんばれ。

 

ところで、よく検診に来てくれる人からの一番困る質問。

「検診って、いつまで来たらいいんですか?

 もうだいぶ通ってますけど、いつも平気なんですが」

健康な人にするのが検診なんです。病院に来るのが面倒なのは

わかりますけど、検診とはそういうもので。。

いつまでも検診を受けてください。

 

といいつつ私は定期健康診断さえさぼろうと予定を入れたりして。

 

がん検診に限らず地域への医療に関する啓蒙活動は、私の目標の

ひとつで、みんなが自分の体の手入れができるようにいろんな情報を

伝えていければいいなと思っています。

 

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友人の結婚式に行ってきました。

高校生の時からの友人で、彼も

医者になったので卒業してからも

付き合いは続いていました。

 

パーティ形式の結婚式で、いわゆる2次会的な感じの

ものでした。それでも上司の方なんかも来ていて、

(居場所がなさそうな感じでしたけど)結婚式のスタイル

も変わってきているな、と感じました。

 

こういう場合、仲間がどれだけ来ているかが問題ですけど

やっぱり結婚式はそのときの付き合いの人が中心になって

しまいますから、高校時代の友人グループは肩身が狭い

もの。

 

仲間も少なければ、当時から時間もたっているのでどんな

生活をしているのか聞いていいものかどうか迷ったりして、、、

 

自分の中での思い出では高校生のころって結構強烈で

いちばんよく覚えているし、そのころのことが土台になって

いたりするんですけど、やっぱり時間とともに思い出に

なってしまうんですよね。

 

もちろん楽しかったし、幸せそうな友人を見るのは幸せな

ことですが、古い友人の結婚式ではいつも感じるほろ苦さ

を今日も感じてしまいました。

 

またいずれゆっくり飲みに行きましょう。

 

 

秋晴れの気持ちのいい日が続いておりますが、

走れていません。いろいろ言い訳は思い浮かぶ

けれど。。。

いちばんはやる気の問題ですよね。

 

最近、親戚のお兄さんがミニバンを買う、という話を

聞きました。家族ができて、やっぱりミニバンが便利、

ということになったそうで、自分がミニバンを買うなんて

思いもしていなかったそうです。

(内緒だったかな、ごめんなさい)

 

ワタシも7月に軽自動車を買いましたが、軽なんて、

って思っていたのにいろんな事情を考えると軽が

ベスト、という結論になってしまいました。

 

車の売り上げをみていると、軽自動車とかカローラ

とかがずっと上位に来ていて、いままではもっと

乗ってて楽しい車にすればいいのに、などと思って

いました。でも、もしかしてそう思いながら家族のために、

なんて思いながら、自分の思いは押し殺してファミリー

カーを買っている人も多いのかも。

 

経済的に余裕があれば2台買えばいいんでしょうけど、

東京なんて駐車場だけでも大変です。

 

こういう思いを抱えながら、お父さんは家族のために

がんばって。。。涙が。。。

 

 

建物が組みあがってきて、もう各階を歩けるようになりました。

鉄骨だけの建物ですと、壁がないもので広々として気持ちが

いいです。

何より建物が組みあがっていくさまが気持ちいいんですね。

 

10歳の時に引っ越しをしました。

川崎に住んでいたのですが、練馬に引っ越すことになりそこに

両親が家を建てました。その家が建つとき、両親がものすごく

嬉しそうにしていたのを覚えています。

 

なんでそんなことを覚えているかというと、子供心に大人も

こんなに喜ぶことがあるんだな、なんて思って、ちょっと親を

見る目が変わった瞬間だったからなのです。

 

かわいくないガキです。

 

家を建てるなんて、確かにとてつもない買い物ですし当然

興奮しますよね。今となってはその気持ちは痛いほどわかる

のですが、当時の親の喜びようはある種ショックというか、

大いなる驚きだったので鮮明に今でも覚えているのです。

 

いろんなところに遊びに連れて行ってもらったはずですけど、

あんまり覚えていません。。。こんなことは覚えているのに、

ですね。

 

 

まず、業務連絡です。

ホームページから応募してくださっている方が増えてくるにつれ、

メールアドレスの入力ミスが目立っております。返信してもundeliver

になってしまいますし、基本的にはメールでのやりとりををする

こととしていますので、返信のない方はもう一度ご入力していただけ

ますでしょうか。必ず返信はしておりますので。

 

よろしくお願いします。

 

ところで、今日、清原(あえて敬称略、スターですから)が引退

しました。私の世代は甲子園でのKKコンビに魅了された世代

ですので、桑田清原の引退は時の移りを感じます。

 

今日の引退式で思ったこと。

清原はみんなに愛されているんだ、ということです。その生き様

がみんなを魅了し続けてきたからでしょう。メジャーへ渡る選手が

続々出る中、日本で頑張り続け、ともすれば挫折ばかりが印象に

残っています。

 

挑戦しなければ挫折しない、挫折したところからまた這い上がる

時にこそその人の底力を発揮するときなのでしょう。その姿をみて

自分と重ね合わせて、感動するのだと思います。

 

かくいう私も、清原とは比べくもないちっちゃな挫折を思い出しながら

清原と自分を重ね合わせて頑張ろうと思い続けてきましたし、これ

からもがんばり続けていくつもりです。

 

生活の中でいろんな言い訳を見つけながら、現実と夢との折り合い

をつけ、でっかい夢は他人に任せそれを見て楽しむ、それが自分の

姿ですし、否定もしませんが、昨日の自分より少しでも前に進んで

いけばいい、そんな気持ちでいます。

このクリニックもその延長。より多くの人に役立てるようになれれば

幸せでしょう。

 

ともかく、

清原選手、おつかれさまでした。

 

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