出産と職場復帰

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後輩の産婦人科医が出産しました。

予定日をだいぶ過ぎ、子宮内で少し感染が

進んだとのことでしたが、無事元気な赤ちゃん

が生まれました。おめでとうっ!!

 

仕事熱心だった彼女もすっかり母親の顔を

していました。

「これからの産科診療にこの経験が生かせそう」とのこと、

今までも信頼の厚い医者でしたが、ますます厚みを増していい医者に

なるんでは、と思いました。

 

ただ、なかなか今までのようにフルタイムでの現場復帰は当面

難しそうです。これは産婦人科医だけに限った問題ではないですが、

産婦人科は女性の割合が多い、当直必須、という特殊事情から

こうした問題の影響をもろに受けやすいです。

 

こうしたことで、ただでさえ少ない産婦人科医がますます減って

いきます。対策を考える企画があちこちで行われていますが、

特効薬はありません。どうしたらいいでしょう??

 

パート勤務もフルタイムで頑張っている先生たちに気を遣うので

乗り気しない、とのこと、その気持ちも十分わかります。

 

社会全体の問題も含まれるので、個々の病院、業界だけの

対応では追いつかない問題がたくさんあります。

おまけに、医療業界はほかの診療科に興味がないことが多く

院長が産婦人科医でないと適当にあしらわれて、崩壊してから

気づくみたいなことが多くなっています。

 

いい知恵を貸してください。。。

 

このブログ記事について

このページは、金子英介が2008年6月19日 21:16に書いたブログ記事です。

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