終わりとはじまり

 

立春も過ぎて、朝起きる頃には薄明かりが差すように

なってきました。だんだん、春になってしまうなぁ、という

気持ちと、今年ばかりは早く4月が来てほしいという思い

が交錯しています。

 

いよいよ関中病院の婦人科を閉じるときが迫っています。

なんとか継続しようと、われわれ医師と看護師助産師が

粘ってきましたが、どうにも分娩再開のめども立たず、婦人

科も通常診療をほぼ行わないようになってしまうようです。

 

こうした中規模の病院ではどんどん再編が進んでいくの

だろうと思います。産婦人科に限らず、救急、外科、小児科

など絶対的に医師が不足しているところでは、しようがない

のでしょう。

 

再編が進んで一番困るのは患者さん。近くの病院がなく

なって、遠くまで行かなければならなくなるからです。

医師は、売り手市場だから失業することはほぼありません。

本当は競争があったほうがいいのですが。。。

 

婦人科を閉じるとなると、もともと10か月の契約だったとは

いえ、さみしさと悔しさと、少しの責任を感じてしまいます。

 

その分まで調布でがんばりたいと思っています。

関中では自分の力ではどうしようもありませんでしたが、

今度は自分のクリニック。社会に、地域に、貢献するんだ

という気持ちをいろんな形で表現していきたいと考えてい

ます。

 

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コメント(2)

こんにちは。
ご案内いただいた説明会に申し込むためにサイトに入り、
このブログを見つけました。

関中は分娩ができなくなっただけでなく、婦人科自体がなくなるんですね。
私は上の子の出産や毎年の婦人科検診でお世話になっていて、
今回の妊娠も分娩できないことは承知の上、ぎりぎりまでお世話になろうと思ってました。
婦人科自体がなくなるのは、近所に住む者にとってはとても残念なことです。

この度4月から先生の病院でお世話になることになったのも、何かのご縁だと思います。
家からは遠くなりますが、バス1本で行けますので
(「地蔵前」のバス停から徒歩15分位でしょうか?)
これからもよろしくお願いします。

naoさん、ありがとうございます。

そうなんです、関中なくなると残念ですし、実際ものすごい不便ですよね。なかなか大きくものを判断する人がいない、ということなんでしょうね。

うちのクリニックは地蔵前から15分あればつくと思います。ちょっと遠くて不便ですけど、よろしくお願いします。

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このページは、金子英介が2009年2月 7日 00:09に書いたブログ記事です。

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