ミシュランでなくても

 

今日はウチのシェフの話です。

先日、ほぼ初めてといっていいくらい、そのシェフ、「ナユキ」さん

と話しこみました。

 

クリニックに食事を提供する会社に所属していて、そこからの

出向でウチのクリニックに来てくれているので、厳密には

ウチの職員ではないんですが、ほぼ毎日いるので職員みたいな

ものです。

待合室の職員紹介にも出ていますし。

 

吉野家=マック>>ジョエルロブションだと固く信じているワタシが

言うのもなんですが、ナユキさんの料理は本当においしいんです。

それに見た目がいい。

退院する時のアンケートでも食事に関するものがほとんどだったり

することもしばしば。

 

そんで常々、ナユキさんはこんなにできるのに、クリニックのシェフで

いいのかな、なんて思っていました。

 

その話になると、ナユキさんは

「高いお金を払えばおいしい料理を食べられるのは当たり前。

お産という大きな仕事を成し遂げたお母さんたちに、本当に

おいしい料理を食べてもらっていい思いをしてほしい、そんな

社会貢献の意味もあって満足してるんです」

とのこと。

 

じーんとしました。

例えて言えばミシュランに載るのは医者でいえば大学病院の

教授先生だったりがんセンターの先生、というところでしょうか。

 

そういう意味ではそういう肩書抜きで実力で勝負したい、という

ワタシの信念と相通ずるものがあって感動しました。

「どこのレストランで食べるより、産後に食べた料理がいちばん

おいしかった」

とお母さんたちに思ってもらいたい、という気持ちでがんばって

くれています。

 

ワタシもそれに負けず、どんな大病院で産むよりここで産んで

幸せだったと思ってもらえるよう、決意を新たにした次第です。

 

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: ミシュランでなくても

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://kaneko-ladies.com/mtos/mt-tb.cgi/271

コメントする

このブログ記事について

このページは、金子英介が2009年12月13日 21:56に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「クリスマス会」です。

次のブログ記事は「インフルエンザ狂想曲4」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。