昨日、毎月恒例の同窓会がありました。
24人のお母さんが参加してくださって、元気な笑顔と元気な
赤ちゃんを見せてくれました。元気をくれて本当にありがとう
ございます。
私が、この仕事をやっていてよかったと感じられる瞬間のひとつ
です。
その中で、お母さんの興味深いお話。
「入院中は母乳が出なくて本当につらかった。この病院を選んで
後悔もした。でもそのあとがんばって今は完全母乳でがんばって
いる、3人目にしてはじめてだった。」
と涙ながらに話してくれました。
聞きながら私も感情が高ぶりました。。
この問題はいつも気にしていることなんです。
今回は勇気を持って言ってくれましたが、きっとそう思っている
お母さんたちは結構多いはず。
母乳が赤ちゃんにいいのはわかっています。これはわかりすぎる
ほどにわかっています。
でも、母乳だけにこだわりすぎるとそれがつらいと感じるお母さんが
いて、お母さんがハッピーでなくなってしまう。
「完全母乳である必要はありません、赤ちゃんの健康のために少しでも
いいから母乳をあげてください、そのためにちょっと努力してください、
頑張ったということが赤ちゃんに伝わりますから」
そんなスタンスで取り組んでいるつもりです。
それでもお母さんたちには、完全母乳で頑張らなきゃ、っていう
プレッシャーを与えてしまっています。
だからといって、お母さんの快適さを優先しすぎると、出るはずの
母乳も出なくなってしまいます。それでは赤ちゃんがかわいそう。
お母さんのつらい様子を見ながら、まだ頑張りましょう、と言う
スタッフも、ミルクを足してあげたいな、なんて思いながら心を
鬼にして励ましています。
赤ちゃんの健康を大事にしつつ、お母さんがハッピーでいられるように、
まだまだ私どものゴールは遠いです。。