カテゴリー別アーカイブ: 日常

一つ目の壁、突破

ようやく一つ目の壁を突破しました。
といっても人生の壁とか難しい話ではありません、念のため。
最近、ルームランナーで走りを再開したのですが、これが
もう1カ月以上続いています。
すごい。
ルームランナーを購入したのが、たぶん2年前。
走ってはあきらめ、また再開しては挫折を繰り返し、さては
粗大ごみか、とも思った時もありました。
それが、ようやく本格的に活用されはじめたのです。
そもそも、ワタシは学生のころ陸上部に在籍して、マラソン
なども走っておりました。なので、走ることそのものはけっこう
好きなんですが、あまりに余裕のない生活をしていたので
とくにここ3年くらいは継続して走ったことはありませんでした。
それほど胸を張って言えるほどのものでもないですが、
陸上部あがりにとって走るとは毎日走ること。週2-3では
走るとは言いません。
そして、やっと1キロ5分のペースが楽に走れるように
なったのです。これが一つ目の壁。
楽に走れるというのは、同じペースなら1時間以上は余裕を
持っていける感じです。
この感じ、この感じ。。
これがキロ4分でいければレースとか出ちゃうんですけどねぇ。
って携帯持ってでしょうか。
わからない人には退屈な話でした。。

祝 1000人

先日、1000人目のお産がありました。

いろんなところでトラブルがあったり、ご迷惑ご心配を
かけてきましたが、こうして続けてこられたことをとても
うれしく思いました。
今までのお母さんたち、ここで働いてくれたスタッフ、
関係業者の人たち、やめてしまった人たちにも感謝です!!
 
120307_1254~02.jpg
また、これからもずっと続けていくわけですが、そういう
自信が持ててきたことも本当にうれしいです。
開業した当初はやる気マンマンで、
しばらくしてこれで本当に大丈夫だろうか、という期間があって
いろんなことを覚えて
これで大丈夫だろう、という感じが出てきました。
患者さんに対してどうするべきか、スタッフに対してどうする
べきか、、、
まだ間違ってしまうことはありますが、間違った場合には
こうすればいい、とか本当に毎日が勉強です。
「毎日が勉強だ」ということと、
「日々変わらなければならない」ということ
この二つを守っていけばいいのかな、なんて思ってます。
10年したら全く違うことを言っているかも。。

あぁ、違和感、、

先週金曜日に、国会議員の野田さんの特集をやって
いました。
以前にも妊娠中のときだったか、この話題について
書きましたが、相変わらず、違和感がぬぐえません。
状況を知らない方にあらすじを説明。
野田聖子議員 49歳
子どもがどうしても欲しいけれど、不妊。
そのことに気付いたのは40歳の時。
不妊治療を繰り返すも妊娠せず。
里子をもらおうとするが、ご自身の年齢や入籍していない
という状況のため、実現せず。
アメリカ人の卵子と事実婚のパートナーの精子で受精した
受精卵を野田さんの子宮内に戻して妊娠。(卵子提供)
日本では卵子提供はほとんど行われていない。
妊娠中に、赤ちゃんの異常が発見され、帝王切開で出産。
その後、自分の子宮からの出血が止まらず子宮摘出。
赤ちゃんは、異常が多岐にわたるため6-7回の手術を
受けるが、順調とは言い難い状況。
仕事と育児というか看病というか、を両立させている、
というような内容でした。
野田さんの、どうしても子供が欲しい気持ちとか、よくがんばって
いる状況はよくわかりますが、まったく感情移入できません。
やはり、妊娠の状況があまりに人工的すぎるような気がします。
これは価値観の問題で、別に違法というわけではないのですが
日本であまりやられていないのは、この状況を異常と感じる人が
日本では多いからではないかと思います。
別にワタシの価値観を正当化しなくてもいいんですけど。。
野田さんの価値観に振り回されるパートナーとか、医療者とか
いちばんは赤ちゃんがとってもかわいそうだな、と感じちゃうわけ
です。
これも余計なお世話でしょうけれど。
まあそもそもが、お金を持っている限られた人しかできない
医療ですし。。赤ちゃんの手術も含めて全部自費ならまだ
わかりますけどね。
赤ちゃんの手術にどれだけの税金が使われているか、とか
ちゃんと放送しないとフェアじゃないと思うんです。
まあ、赤ちゃんには罪はないんですけれども。。
たとえば自殺未遂の人がうまく死ねなくて、治療にICUに
入ったりして何百万って税金を使ったら、そりゃ怒るでしょう?
そういう場合は保険適応はないのかな??
それと全く同じとは言いませんが、やらなくてもいいこと
やって他人のお金を使うわけですからね。
うーーん、今回も夢のない話でした。。。

ブログやフェイスブック

つい先日の読売新聞の人生相談。
50代の女性が20代のころに出会った男性の思い出に
浸っていて、現実をみると悲しくなる、というもの。
回答者は、自分も40代女性、若いころに出会った
男性をネット検索してみた、とのこと。
そうしたら、ソーシャルネットワーク上にすぐに見つかり、
家族写真やコメントを公開。その内容が生活感がにじみ
出ていて、コメントも仕事の愚痴ばかり。
大いに幻滅した、というものでした。
ワタシが誰かに検索されるかどうかはわかりませんが、
あまり愚痴ばかり書いているとイメージダウン。。
愚痴を書くと少しはストレスが解消されていいんですけど
やっぱり読まされるほうが楽しくない、ということですよね。
夢を書かなくちゃ、夢を。
ワタシの夢はいずれ。。

下町ロケット

下町ロケット、読みました。
読みました、っていうのも遅いですけどね。
ものすごく面白かったです。売れてるのもよく
わかります。
最後がハッピーエンドなのがちょっとありきたりな
感じはしましたけど、社長の苦悩が細かく正確に
描かれていて、なんかわかるなぁ、って感じが
しました。
小型エンジン製作会社の社長が、夢を追って
ロケットエンジンを作るわけですが、夢と現実の
バランスとか、それを見ている社員の葛藤なんかが
すごくリアルに伝わってくるわけです。
この作家はなんでこんなにリアルにわかるんでしょうね。。
今の立場じゃなかったら、それほど感情移入
しなかったと思いますが、とにかく面白かったです。
池井戸潤、おススメです。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
昨年も今まで同様多くの方に支えられ、クリニックは
大きく発展を遂げました。
3年目、病床数めいっぱいの妊婦さんにいらしていただく
ことができ、当初の目標を達成することができました。
こちらで産んでくださったお母さんたちには感動や喜びを
たくさんいただいた上に、お知り合いにたくさん紹介して
いただいて、おかげさまでたくさんの妊婦さんにいらして
いただけて、二重に感謝しています。
また、こちらの環境を支えてくれている、厨房や医療器械、
医療材料の関係者、栄養指導のビーンスタークさん、
清掃や建物管理の業者さんたちにも、たくさん無理をきいて
もらってありがとうございました。
あとは頑固なワタシの方針にあくまでしたがって、それで
いて患者さんたちへの優しさを忘れずに接してくれた
スタッフたちも本当にご苦労様でした。
そしてありがとうございました。
ことしは、次のステージで頑張りたいと思っています。
自分たちの仕事や環境がある程度安定してきたので、
これをさらに安定的に継続するとともに、情報発信を
通して社会貢献をしていくことです。
より多くの産婦さんに情報を提供すること、また未来の
妊婦さんたちに情報を提供すること、自分たちの医療、
看護方針を発信し、業界やひいては社会にその信を問う、
ことを目標とします。
ただし、これは一朝一夕にはできませんし、また継続
すべきものですので、ことし、その一歩を踏み出せれば、
と思っています。
できるだけ多くの方にいろんな角度からアドバイスを
いただければ幸いです。
今年もよろしくお願いいたします。

梨花が難産

梨花が難産だったそうで。。
輸血に意識消失、、
聞くだけで想像して冷や汗が流れます。
きっと産婦人科医はこの話がもっと広まってくれ、と
思っているに違いありません。
100人のうち95人はきっとなんでもないお産なんでしょうけれど
ときどき困ったことがやってきます。
そのときにうまく対処できることもありますし、手に負えない時も
あります。でも患者さんはもとより、同業者ですら本当の意味で
共感できないことが多いのです。
言い訳をするわけではありませんが、って言い訳ですけれども、
こちらでも難産はたまにやってきます。
その時に備えてわれわれは常日頃から準備をしているわけですが
それでも100点満点の結果にはなりません。
なんとか合格60点はキープしたい、ほとんどのケースでその最低
ラインはキープするけれども、それでもわれわれは日々、落ち込んで、
反省して、立ち直って、また次のお産に向かっていくわけです。
別に誰かに責められたりしているわけではないんですよ。
むしろ自分が一番自分を責めているかもしれません。
独立してやるとこういう責任がやっぱり重いなぁ、、って思います。
喜びももちろんそれ以上あるんですけど、喜びはいっときで、
反省は一生、って感じですかねえ。。。
まあ、まだまだ逃げるもんかと思ってますから、その気持ちが
続く限りがんばります。

1勝1敗

最近、ちょっとしたスランプ。
バイオリズムっていうんでしょうか、なんか何をやっても
すかっとうまくいかない時期ってありますよね。。
昨日、同窓会でお母さんたちにお会いして、元気そうな顔を見て
うれしい言葉もたくさんいただいて。。
本当にありがとうございます!!
それでまた今日からがんばるぞー、という矢先、お役所から指導が。。
確かにこちらがよく理解していなくて、間違った取扱いをしていた
ものがあり、市に不正請求をしていたものがありました。
「それは間違いだったのですみません、間違った分は返金します」
と謝ったのに、、、
あたかも大悪党を懲らしめる水戸黄門。
こちらは完全な悪党扱い。ちょっとシステムとしておかしいところは
あるのに、それに関しては完全無視。
「システムがおかしいんですから、なにか対策はありませんか?」
「それは都が決めたので、市としては知りません」
ま、そりゃそうでしょうけど。。。
言ってることに間違いはないんでしょうけど、言い方ってものが。。
最後には「このままではとんでもないことになりますよ」と脅しまで
いれての教育的指導。
さぞ気持ちよかったでしょうね。。
さらにそれにくっついてきた医師会の某先生、名前を公表できない
んではなく、本当に忘れました。
置物のようだったのに、最後は
「先生(ワタシのこと)の言い分は市には関係ありません」
ですと。。
医師会っていうのは医師の味方なんじゃないのかね。。
年会費40万円!
まさにドブに捨ててますね、これじゃ。
ま、さんざん愚痴ったので、今からまたがんばります!
イライラしてたら陣痛が来たお母さんが不愉快ですもんね!

日ハム 嫌い

さっき、プロ野球のドラフト会議がありました。
プロを目指す選手はどきどきするんでしょうね、とっても。
その中の注目選手、巨人の原監督の甥っ子の菅野選手が
日ハムにとられてしまいました。
残念。。。
巨人にきっと入るだろうと思われていただけに、日ハムの
チャレンジが会場にいた人たちは拍手喝さい。
それも悔しい。。。
そもそもドラフト会議は、平等であるべきで、日ハムが希望
したっていいんですが、そこは巨人。
なぜか、去年もおととしも注目選手を一本釣り。
裏で工作があったのは十分うかがわれます。
みんなそう思っているのに、解説者も含めてだれも文句を言わない。
これが巨人の圧力なんでしょうね。。
すっごいずるいんですけど、そのずるさがあまりに度が過ぎていて
その度胸に憧れます。
普通、ずうずうしすぎてちょっとは恥ずかしく思うはず。
それを臆面もなく堂々とずるをする、そして誰にも文句は言わせない、
さすがです。
そんなずうずうしくなれたらなぁ、なんて夢想することはたびたび。
ワタシがワタシでなくなりますが。。
そういえば、中国で超有名人という加藤なんとかさん(失礼)が
書いてましたが、日本と中国ではどちらの言論統制が厳しいか
わからない、とのこと。
まさにそれ。
こんなむちゃくちゃなドラフトなのに、誰も巨人に文句を言わない。
立派な言論統制ですね。
こんな巨人を批判するようなことを書いているようでいて、
巨人が大好きなワタシ。
そして日ハム、嫌い。
菅野選手、長野のように指名を拒否して2年後、またがんばれ!!

予防注射

インフルエンザの予防注射の季節がやってきました。
その前に、、
こちらでは子宮頚がんの予防注射をやっています。
子宮頚がんワクチンは、中学1年生から高校1年生までが
公費補助があって1回1600円でうてます。
ということで中学生、高校生がこちらに来られるのですが、
普段の診療ではほとんど中学生や高校生にお目にかかる
ことがありません。
なので、その反応がとても不思議。。
注射をやたら怖がるんですよね。。。
自分もそうだったかな??
あまり覚えていませんが、とにかくその嫌がりぶりといったら
本当に驚くくらい。
実際に痛みで失神してしまったりするのも中高生がいちばん
多いんだそうです。恐怖感がよけいに体の反応を助長する
のかもしれませんが。。
たまーに、10代の妊婦さんが来られるのですが、彼女たちは
血液検査をしても陣痛が来ても堂々としたもの。まあ、妊娠
しているからそうとう腹はくくっているんでしょうけれど。。
そんな感想を持ちつつも、アラフォーに入りつつあるワタシは
もっと怖がり。。。インフルエンザの予防注射もここのところ
ずいぶんとやってません。
痛みが怖いので。。。
気合でウイルスをはねのけてますけどね。
そんなわけはありませんが、でも熱が多少出ても薬で
ごまかしごまかし、仕事は休んでいません!!
決していばれないですねぇ。。
もし感染していたらみなさまにうつすかもしれないし。。
今年こそはうちます!
だから??
ところで話は前後しますが、子宮頚がんワクチン、調布市内で
一番出ているのは内科と小児科なんですって。。
それがいちばん衝撃。
産婦人科医からすると、このワクチンの費用対効果を考えると
あまりテンションあがりませんもんね。。
子宮頚がんを診たことない先生がワクチンをうつって、ちゃんと
説明できているのかしら??