臓器移植法案が衆議院を通過しました。
まだ参議院での議論、採決が残っているので法案が
成立したわけではないんですが、妥当なものだろうと
思いました。
テレビだと関係者に取材するので、どうしてもそっちの
言い分に引っ張られてしまう感があります。
心臓移植を待つ子供の両親に取材すれば、この
法案が通って嬉しいのは当たり前、そういうVTRを
流して
「通ってよかったですね」
脳死の子供を抱える両親に取材して、その子を否定された
ような気がするのも当たり前、そういうVTRで
「難しい問題です」
って本当に取材しているのかと疑問です。
そりゃ難しいに決まっているんですが、この法案が通って
助かる人、困る人、それぞれのことを考えればやっぱり
助かる人が出るほうをとるべきじゃないかと思います。
この法案が通ったとしても、脳死の状態でいる子供の
人工呼吸器をすぐに外さなきゃいけないわけではないし、
たぶんこれから出てくる子供の脳死にも、希望があれば
人工呼吸器はつけるだろうと思います。
だけど、移植待ちの子供はこの法案がなければただ
死んでいくだけ。
そう考えれば、この判断は妥当だと思いました。
常識としてなじむまでには結構時間がかかるんでしょう
けれど。
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