産科医療の責任 ~自然療法事件から

 

山口県で、助産師による自然療法(ホメオパシー)で

赤ちゃんに必要なビタミンKを与えずに赤ちゃんが死んで

しまいました。

 

自然療法のなんたるかは全く知りませんが、その助産師が

自信を持ってやったことなのか、知識不足でこうなって

しまったのか、どうなんでしょう?

 

ワタシもVBACやら逆子の自然分娩を扱っていると、多方面

からいろんな意見をもらいます。ワタシ自身は、自信を持って

やっていますし、そこに確固たる思いを持ってやっています

ので、何を言われようと全く気にしませんが、やはり不幸にも

事故が起きると言い訳はできませんね。

 

ネットからの情報しかなく、それだけで判断はできませんが、

当該助産師は自分の非を認めているようです。

どういう意味の非なのかわかりませんが、産科医療は不確実

ですから、どんな経過をたどったにしろそのすべての結果の

責任を取る気概がなければいけない。

ただ、自分の行いには自信を持ってやったんだ、という主張が

必要だと思います。

 

結果は不幸ですが、自らが過ちを犯したのではなく、正しいと

思うことをして、その結果不幸が起こった、それについては

自分の責任である、という態度でいてほしかったと思いました。

 

だって、ミスとか思い違いってわけではないのですから。。

 

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 産科医療の責任 ~自然療法事件から

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://kaneko-ladies.com/mtos/mt-tb.cgi/329

コメントする

このブログ記事について

このページは、金子英介が2010年7月14日 17:12に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「おにぎり」です。

次のブログ記事は「妊娠中の歯の治療」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。