金子英介: 2010年8月アーカイブ

 

さきほど、ご主人さんからコメントをいただいたところで、

ふと思ったことを。。

 

約10年前に医師になってそれ以来、男性を診察した

ことはありません。赤ちゃんはありますが、、、

 

患者さんは全部女性、スタッフもいわゆる現場に出て

いるのは医師以外はすべて女性。圧倒的に女性比率

の高い職場で働いてきました。

 

立場もあるでしょうけど、ホンネでの話はあまりできません

から、たまに窮屈に感じるんです。。。たまにですよ、たまに

ですけどね。。

 

中学校から高校まで男子校、大学は一応共学ですが、人数

的にもキャラ的(!)にもほぼ男子校。そんな中にいるときは、

病院に実習に行くとたくさん看護婦さんがいてさぞかし楽しい

のかと思っていましたが、現実は。。。。。。。

 

やっぱり適正なバランスっていうのがあるんですよね、きっと。

バランス、大事です。

 

 

ここ1週間、とってもヒマです。

8月に2回出産ラッシュがあったせいで、この1週間は

誰も生まれてくれません。ラッシュのときはご迷惑を

おかけしました。。。

 

出産の予定日で人数をだいたい制限しているのですが

それでも難しいですね。

 

ところでこんなにヒマなんだから、何かすればいいものを

結局何もしていません。ヒマならヒマで何もしないんです

よね。。みなさま覚えはあるかと思いますが。。。

 

いつお産が来るかもしれない、という言い訳の元、毎日

8時間以上寝てます。それも不規則に。。。おかげで

ぐっすり感はあまりなく、あまりの静けさにスタッフも

含め不気味さにおののいています。。。

 

予定日を過ぎたYさん、待ってますよーー。

 

 

きっと何万人の人がブログでこの話題を書いているだろうな、

とは思いつつ、ちょっと感想です。

 

49歳の国会議員が他人の卵子で体外受精したものを自分の

子宮の中に入れて妊娠しました。出産するころには50歳になる

そうです。

 

原理としては代理母と同じであって、55歳とか60歳とかで出産

している人もいるのですから、特別に驚くことでもないのかも

しれません。

 

ですが、ワタシが直感、感じたのは「違和感」。

「本人が欲しいんだからいいんじゃない」という人もいるでしょうけど

なんか違う、と思いました。

現実には、こういう体外受精は日本では学会として禁止されていて

できないですし、金銭的にも大変なので、同じようにこどもが欲しいと

思ってもあきらめている夫婦というのはたくさんいるわけです。

 

そうした人たちと日々接する産婦人科医としては、早く法律を整備して

いいならいい、だめならだめ、白黒はっきりしてほしいと思っている

のです。そしてそれをすべきなのが国会議員やお役人。

 

芸能人とか一般人とかが問題提起のために違法行為すれすれで

こういうことをするのはそれはそれでいいのだと思いますが、法律を

整備すべき立場の人間がこれをやっちゃったらだめでしょう。

 

「法律違反さえしなければ何をやってもいい」とうそぶいていた

ホリエモンなんかを思い出しちゃいました。

 

海堂尊が今年3月に「マドンナ・ヴェルデ」っていう本を出してましたが

こういうテーマでした。いつもこの人はこういう画期的な出来事が

起こる直前に本を出すんですね、すごいタイミングで感心します。

 

 

久しぶりの更新です。

久しぶりすぎて何を書けばいいのか分からず、とりあえず

そのように書いておきます。

これからちゃんと更新予定です。

 

なんで更新しなかったかというと、なんとなく、、、です。

事件があったわけではありません。

再開一つ目はこのくらいの手抜きで。。

 

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