今日の昼は日陰に入るといい風が吹いて、秋を
感じました。まだ少し陽射しが強かったですけども。
NHKの"プロフェッショナル"、見ました。
内視鏡の先生が出ていて、有名な先生だそうですが
知りませんでした。他の診療科のことになると特別な
情報は入りません。
それはともかく、その先生のモットーは、
「患者さんは家族だと思って最良の治療法を選択する」
ということでした。
前にちょっと書きましたが、私もこのスタイルがしっくり
きています。医師の中には、家族の場合と患者さんの
場合と対処が違うこともあります。
たとえば、婦人科ならガンではなく子宮を取る手術を
するとき、お腹を縦に切るのか横に切るのか。
縦に切ると手術はやりやすい。
横に切るとキズは目立ちにくい。
家族なら横に切るけど、患者さんなら縦に切る、なんていう
選択をする医師が多いのです。手術がやりやすいという
ことは安全につながるので、患者さんには安全を最優先
する、というのが理屈です。
でも実は家族を危険に陥れているか、というとそうでもない。
そういう判断をしているからこそ横に切るんです。(だと思う
のです)
ちょっと瑣末な例でしたけれども、すべてのことに通じると
思っています。
それを教えてくれたのは研修医時代のチューベン(直の
指導医)、カズノリ先生。
カズノリ先生も患者さんに肩入れしすぎてよく怒られて
いましたが、私は怒るほうがおかしいと信じていました。
今日のプロフェッショナルで、意を強くした次第でした。
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