日常: 2008年12月アーカイブ

 

今年最後の日になりました。

あいにく、と言ってはいけませんが病院に今日3度目の登場です。

こんな時に病院に来なくてはならない患者さんのほうがずっと

大変です。。

少しでも気持ちよく年を越してもらえたらと思わずにいられません。

 

振り返るとあっという間でした。今年の初めは新生児科勤務で

四苦八苦、久しぶりに研修医に帰って今思えば楽しいものでした。

シゲ先生、ありがとうっ!

 

自分でもよくわからないまま、関中に来ることになり、大樹の陰から

一気に砂漠に放り出されたようで、慣れるまで少し時間はかかり

ましたが、これもいい経験でした。

 

しかし、なんといってもクリニックが建ち上がりはじめ、スタッフも

集まってきて、説明会も無事に終わって(あ、2回目もありますよ)、

4月1日開業にむけ準備を整えつつあります。

 

開業に向けては、オーナーさん、建築士さん、建設業者さん、

税理士さん、医療器械屋さん、ノムさん、そしてなんといっても

このクリニックに共感し暖かくもやる気に満ちたスタッフの方々、

多くの方に応援してもらっています。

どうもありがとうございます。

 

この産婦人科冬の時代に、一人でも多くの患者さんの助けに

なれるよう、またみんなで力を合わせて頑張っていきます。

仕事上、女性ばかりしか直接的には応援できませんが、

女性が元気な社会はきっと明るいものです。そうなるために

少しでも私たちの力が役に立てば、と願っています。

 

 

昨日は仕事納めでした。

といっても何をしたわけでもありませんが、一応今年も無事に

終わりました。

 

開業の準備については、今年初めにはまだ建設会社も決まって

おらず、建築確認に何ヶ月もかかるなんていう話もあったりして、

それでも開業の申請を出しちゃったし、どうなるかと思っていました

が、無事に予定通り進んでいます。

 

スタッフもいい人が揃いつつありますし、分娩予約も入れてもらって

あとはきちんといい医療を提供していくだけです。

 

自分の仕事でいえば、4月から今の病院に来て、はじめは外来も

壊滅状態でしたが徐々に良くなってきました。やはり良くなってくる

までには半年くらいはかかった感じです。

 

手術もコンスタントに週1回以上してきて、どれも無事に経過して

ひと安心。自分が責任者になると、どんな簡単な手術でも最初は

相当緊張しました。開業前に経験できたことが、この病院にきて

いちばん良かったことかもしれません。

 

心残りは今見ている患者さんたちをどうしても他の病院に振り分け

ないといけないこと、これは来年早々にしなければなりません。

気が重い。。。

 

そういえばレセプトも山のように残っていました。今年中に仕上げ

なければ、来年大変。。まだ仕事納められません。。

 

 

2週間くらい前にできた顔の引っかき傷が全然消えず、

このまま人相の悪い顔になってしまいそう。出会った人は

見て見ぬふりをしてください。

 

昨日の当直もまたまったく寝られず、目が痛すぎです。

到着して引き継ぎ時

「今日はきっと産まれないよ」

なんて言葉を受け、テレビなどを見つつ寝ようと思っていたら

「おなかが張るっていう妊婦さんが来てまーす」

 

産まれないとは聞いたけど、救急ならしょうがない、と一仕事。

 

そのあと今後の準備のことを考え始めてしまい眠れなくなって

しまい、ようやく2時ころウトウトし始めたら

「お産でーす」

 

お産も無事に終え、また考えめぐらせながらウトウト始めると

「流産の患者さんでーす」

 

これまたひと仕事を終えると、もう6時。7時には出ないと

いけないので、30分でもいいから寝よう、と思ったその瞬間

「2件お産でーす」

 

うーーー、結局二人ともすぐには産まれず引き継ぎをし

出てきました。

 

おかげで今日は目が痛いのです。研修医のころは慢性的な

寝不足で、昼間に病院の外に出ることがほとんどなく、たまに

外に出るとまぶしくてぼろぼろ涙をこぼしたものでした。

 

今日は久しぶりの涙。ちょっとなまりましたかね。

 

 

今の勤務先、関中病院は私の後任が決まっていません。

なので手術はもちろんいまフォロー中のがんの患者さんなんかも

フォローできなくなってしまいます。

 

そんな中、新規の患者さんを受け入れるのは本当は良くないのですが、

事情を説明しても、どうしても少しでもいいから見てほしいといわれる

ことも多いのです。

 

そう言われると、

「2月までですよ」

と言いながら受け入れてしまいます。やっぱり頼られればそれに応え

たいという気持ちがまだ抑えられません。

 

クリニックになったら断るべきものは断らないとお互いに不幸になるので

その辺が課題かな、と思っています。クリニックで事故が起きるのは

見切れないものを見ようとしたとき。それは鉄則です。

 

うまく断れるようにならなければ、と思うこのごろ。。

 

 

今日はなんだか生温かくて気持ち悪いですね。雨が降るのかな。

 

昨日一日寝てました。こんなに寝たのはいつ以来だったか覚えて

いないくらい寝てました。

 

学生の頃とか寝始めるといくらでも寝られましたけど、最近は

眠いはずなのに寝られなくて起きちゃったりして、じーさんとか

こんな気分なのかななどと思っていました。

 

1日のうち18時間くらいは寝ていたように思いますが、それでも

M-1だけは見ました。

個人的にはオードリーだったんですけどねぇ。

 

 

土曜はしっかり寝ようと思いましたが、子供に叩き起こされ

変な時間に寝てしまい、結局また3時過ぎまで起きてる羽目に

なりました。

 

うちのクリニックを作っているのは五洋建設というところなのですが、

五洋は世界の五つの海、ということだそうです。

 

びしっと予定どおりに建ててくれていてすごいなぁ、としか素人目

にはわからないのですが、設計士さんから言わせるとこんなに

気持ちよく働いてくれるところはないのだそうです。

 

確かに現場に行くとみんな気持ちよく挨拶してくれるし、手を止めて

見せてくれたりして、いい人たちだとは思っていました。

特にガードマンさんがいいのですが、これは契約だそうで、でも

前の現場から引っ張ってきたらしく、どこでも人のつながりだな、

なんて感心しました。

 

金曜は、現場の所長さんたちと忘年会。

やっぱり、職人。自分たちの現場に誇りを持って働いているのが

ひしひしと伝わりました。細かいこだわりがあって、線がそろって

いるとか、見えないところの穴がきれいに開いているとか、中身は

よくわかりませんでしたが、その思いは強く伝わってきて、仕事

してもらってよかったと思いました。

 

しかも、ファイブオーシャンズは日露戦争の日本海海戦に大いに

協力したとのこと。「坂の上の雲」の大ファンの私はちょっと興奮

してしまいました。

 

今日は広報部になったようで。

 

 

日曜の説明会に始まって、今週の土曜まで、普通の診療はもちろん

それ以外のイベントが毎日詰まっていて、今日だけ休みでした。

 

というか、器械屋さんとの打ち合わせでしたが、キャンセルしました。

やっぱり説明会の疲れを引きずっているのかなぁ、と思います。

当日、翌日は高ぶっていたのかやや興奮状態でしたが、その疲れが

今朝くらいからどっときています。

 

「お前には患者さんに笑顔くらいしか出せないんだから、それくらい

がんばれ」

って研修医のころ言われてました。それ以来、患者さんには暖かい

笑顔で、と心がけていますが、最近は

「今日も疲れた顔してるね」

って外来看護師のトクさんに言われちゃってます。

 

いやいや、大丈夫ですよ。そういえば、最近ジョギングできてないから

でしょうかね。

 

 

またまた忘年会。今年は誘われるものすべてに参加しているので

宴会続きです。新しい出会いもあって、体は大変ですがいいことも

たくさんあります。

 

ところで、ニュースではドバイのバブルが崩壊しつつある、と言って

いました。どう考えてもドバイなんておかしかったので、当然です

よね、よくここまで続いたなと思います。

 

日本では15年前にバブルは崩壊しているんですけど、今日、

崩壊していないところがありました。

今日の忘年会は銀座。高級レストランを借り切っての忘年会。

 

そのレストランも、名前こそ言えませんが、ほんとバブルの遺産

って感じで調度品のセンスが金かかってます、と主張していました。

 

すげーすげー、って当直明けの眠気も覚めました。

調布のお仲間に知り合いができて、いい一日でした。

 

 

昨日、医師会入会のための面接に行ってきました。

医師会って勤務医をしているとよく存在がわかりません。

 

開業医の権利を守る団体だ、とか自民党の応援団体だ、とか

そんなイメージしかありませんが、私も開業するので入会です。

 

開業医だからって全員が入っているわけでもないようです。

まあ、ほとんどは入っているんですけれども。

地域の検診事業とか、トラブルの解決とか、勤務医には見えない

事業をやっているようです。

 

それにしても、入会金が高い。ものすごい高いんです。

とても言えないくらい。

みんな見えないところで貢献しているんだなぁ、などと感心して

しまいました。

 

面接でダメ、とかないんでしょうけど、ちゃんと入れてください。

 

TS3G0003.JPG

 

クリニックの外側を覆っていた工事用の

布が取れ、本体が現れました。

 

地鎮祭から5カ月弱、早いものです。

ガラスのカーテンウォールがとてもきれい

で目を引きます。

 

まだ、中はむき出しなのでこれから2か月かけてじっくり内装を仕上げる予定。

いよいよ説明会も迫って、クリニックも動き出します。外側は満足できるものが

できたのであとは中身。

内装じゃなくて、スタッフの意思を統一して業務をみんなで理解する作業に

入らないといけません。みな温かい人なので、頑張ってくれると思います。

 

関係ないですけど、ニュース23で「神奈川こども」の新生児科を特集して

いました。受け入れ拒否をできるだけ減らすように努力している、という

前向きなものでよかったです。

 

前にも書きましたが、新生児科の先生ってほんとに熱心だし、若い。

若いって私が言うのもおかしいですけど、30代でも大病院の責任者に

なっているし、みんな生き生きしています。

 

成育医療センターでそういうのを目の当たりにしたのはすごく大き

かったと思っています。テレビを見て、またその思いを新たにして、

気持ちが盛り上がってます。

 

 

ようやくメールが直りました。。。

厳密には直ってませんけど、一応受信、送信はできるように

なりましたが、以前のメールが消えてしまいました。大事な

ものはほかに保存してあったのでよかったですが。。。

 

081206_1332~01.JPG

そこで、というわけではありませんけど、

深大寺に行ってきました。

かなり、寒いのにすごい人手です。

 

いちおう、名物のおそばを食べてちょっと散歩。

普段お寺なんぞ行かないものだから、おみくじがあって驚いて

しまいました。おみくじ、って「み」ってつくから神様のものかと

思っていましたが、仏でもいいんですね。

 

帰ってさっそくWikipediaで調べたら、そういうことだそうです。

そういえばそうだったかな、と今度は思い出まで蘇ってしまう

のは不思議です。

 

ま、いいのですが。

これからたまったメールの返信、量が多くてちょっと気が重い

です。。。

 

 

インフルエンザの予防注射を受けました。病院では職員全員

やるのですが、たぶん一番最後くらい。

「いい加減にやってください」といわれしぶしぶやることにしました。

 

というのも、人にはさんざん痛いことをするくせに自分は痛いのは

大嫌いなのです。などと都合のいいことばかり言っていられない

ので、そこにいた外科のタッチー先生にお願い。

 

「いいっすよ」快く応じてくれたタッチー先生。

早速やってもらう全然痛くないのです。筋肉注射は筋肉の中に

打ち込むので絶対痛いんですけど、これが痛くない。

 

「どうやったんですか、先生?」

「いや、コツがあるんですよ」

筋肉注射のコツなど聞いたことがありません。神経に触れない

ように、血管に刺さないように、ということだけを気にしていました

が、痛くない方法があるとのこと。

 

それは、筋肉の隙間に打ち込むんだそうです。

筋肉の中に打ち込む、という概念を捨て、筋肉のつなぎ目を

よく見てその間に打てば痛くないとのこと。

奥が深いですね。。

 

 

おととい、髪を切りに「信念の男」のところへ行きました。

(信念の男については以前の記事参照です。)

 

最近のバイオリズムの悪化につき、

「お金や器材のことから、スタッフのことまでやっぱ大変ですよね」

なんて言ってると

「そりゃそうですよ、でもピンチの時こそ強気。安易にブレちゃだめ

ですよ」

 

うーん、なるほどなるほど。

そうだそうだ、自分の思ったことがやりたくて開業するんだし、

今までやってきたことに自信があるじゃないか。

 

などと、あっという間に気分がなおりました。

 

単純っていうか、軽いっていうか、、、でもいいのです。

それから日曜月曜といいことばかり。

説明会もうまくいきそうな予感。。要は気の持ちようかな。

 

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