日常: 2008年10月アーカイブ

 

昨日は、元の医局の同僚と、ノムさんと飲んできました。

同僚の彼が開業を考えている、ということで、ノムさんを

紹介することにしたからです。

 

自分の仕事の話でないせいか、痛飲しまして、今朝は

瞼が半分くらいしかあかないくらいむくんでしまいました。

 

ノムさんにはお世話になってばかりなので、こういうことで

しかお返しできないので、少しは良かったかな、と思って

います。

 

同僚とノムさんのお話を聞いていると、1年半前に初めて

ノムさんに開業の話を聞いてコーフンして帰ったのを思い

出しました。

 

開業なんてまわりで見たことも聞いたこともない中で、

ぐっと現実味を持って感じられ、自分の理想のクリニックが

頑張れば作れるんだ、と力がみなぎっていました。

 

最近は、細かい話ばかりで(もちろんすべて大事な話

なのですが)、また、けっこうお金がかかるし、難しい

顔をしている日が多かったのですが、大きな話をすると

気分がいいものです。

 

つねに、夢を描いた初めの気持ちを大切に、そこから

ぶれずに、よりよく発展するように頑張りたいと思い

ました。

 

同僚の彼がどうするかわかりませんが、東大の医局から

開業医が出ることは珍しいので、心強く感じた次第です。

 

 

今の病院で電子カルテが導入されて、めっきり字を書かなく

なりました。せいぜい署名のサインくらいです。

 

で、たまに診断書なんかをもらうとすっごいヘンな字で自分で

びっくりします。

小学校の時に少し習字とペンを習っていたので、比較的

読みやすい字を書いていたつもりでしたが、まったくひどい

ものです。

 

今の病院では、10年くらい前にプロサッカー選手が受診した

とき、問診票がすべてひらがなだったと今も語り草になって

いるくらいですから、字は重要。

 

逆に高校生の時、やや落ちこぼれ気味のクラスメートがやたら

字がうまくて、「字だけ見ると優等生だな」なんてからかわれて

いたのを思い出します。

 

せめて読みやすい字を、と書くたびに肝に銘じる今日この頃。

 

 

昨日、ジャイアンツがセリーグを制覇しました。

ラミ、小笠原、李とジャイアンツの生え抜きでない選手が

主力なのはちょっと残念ですが、坂本をはじめ、脇役では

だいぶ有望な選手が出てきたのもうれしい限りです。

 

つぎは日本シリーズ。

西武も強そうですが、この勢いなら大丈夫でしょう。

北京での惨敗から、雰囲気が悪かったですが、野球界にも

明るいニュース(ジャイアンツファンだけ?)があってよかった

です。

 

これでワールドベースボールクラシックの監督は原さん

でしょうか。ますますテンション↑↑です。

楽しみ!

 

アンチ巨人ファンのみなさま、すみません。

6年ぶりですのでお許しください。

 

 

今朝から腕が肩より上にあがりません。

それも両腕。原因はおとといのオペです。

 

ちょっと体格のいい方の手術でしたが、視野確保のため

相当力が入ってしまったようです。終わった後はなんか

いつもより疲れたなぁ、なんて思っていましたが、こんな

ことになるとは。。。

 

オペで筋肉痛になることも、筋肉痛が2日後に襲ってくる

ことも、夜になって痛みがどんどんひどくなってくることも、

すべてショック。

 

それはそうと、今朝は東京で妊婦さんが亡くなったことが

報道されていました。相変わらず、「たらい回し」とか、

「診療拒否」とか、鬼の首を取ったかのような報道の仕方

が気に入りません。

 

拠点病院のくせに断るとは何事か、といいながら、

大してリスクの高くない妊婦さんが、安心のためなのか

ブランドのためなのか、そういう拠点病院に群がっている

のです。

みんながそうとは言いませんが。

 

産科に関しては役割分担をきちんとすること、それを患者

さんにも理解してもらうこと、これが今できることです。

特に経過に異常がなければ地域のクリニックや病院で、

異常がある人だけ大学病院や拠点病院で出産するべき

です。今のままでは無駄が多すぎ。人的資源も医療費も。

 

 

ゴルフの石川遼選手が今週2位に入りました。

今季は優勝こそないものの、予選通過も結構あって、3位が

1回あって普通に来年のシード権も取りそうで、すごいことです。

 

もともと身体能力が優れていることもあるんでしょうけど、

やっぱり精神力がすばらしいんでしょうね。

 

よく努力できる天才、なんていいますけど、誰にだって努力は

できるし、誰だってサボりたいし、そこでがんばれるかどうか、

これが精神力の違いでしょう。

 

でも、これって、きっと生まれ持ったものでもなくて、周りの

サポートとか運とか、そういうことも大きいんだと思っています。

 

自分の努力が足りないのを誰かのせいにするわけではない

んですが、こういう突出した存在を見るといつも感じています。

 

野球のイチロー選手だってそう。プロに入る時はドラフト3位。

専門家だって見抜けなかったのだから、やっぱりその後の

努力の継続が現在の姿に結実している。

 

だから、何か飛躍するきっかけがあったんだと思うわけです。

それが何なのか、凡人の目の前を通り過ぎても気づかない、

きっと些細なことなんでしょうね。

 

超人的な活躍をごろ寝しながら応援するのも幸せですけどね。

 

 

一般に勤務医は給料も安くて勤務時間が長い、

開業医は自分の都合のいい時だけ診療して

給料も高い、なんていう言われ方をします。

 

たしかに勤務医の待遇の悪さ、これは給料だけ

でなく、たとえば秘書がいないとか、事務的な

仕事が多かったりとか改善すべき点はたくさん

あります。

 

しかーし、開業医にお金目的で開業しようなんて

人がいるとは思えません。お金目的なら適当に

バイトしているほうがずっとまし。それか経営者に

徹するか、どっちかでしょうね。

 

今回、ワタシはクリニックを医療法人にしようと

思っています。まだ手続きの途中なので、いつ

から法人としてスタートできるかわかりませんが、

これも節税対策でしょう、なんていう輩がいるの

です。

 

確かに税率も違うので、そういう面も出てきますが

それはあくまで付随的なもの。やはり公的な存在

であることを、名実ともに示すために法人になるの

です。であるからこそ、税率も少し低くなっている

のです。

 

こうして行動を起こすといろんなことを言う人が

いますが、まったく短絡的な意見が多くて困ります。

 

ワタシはとくに中学校から国立の学校に通って

税金によって育ててもらいましたし、とくに大学なんて

とんでもない安い学費で医者にしてもらってます。

それでいて自分の財産をせこせこ築こうなんて

罰あたりなことを考える人間ではありません。

 

受けてきた教育を社会貢献に生かすよう、心の

髄まで教育されています。

 

こんなことをあえて主張するのも馬鹿らしいのですが、

そんな意見もあったので反論です。

 

 

今日は嬉しい再会がありました。

以前一緒に働いていた看護婦さんが、里帰り出産で

東京に帰ってきていました。

 

実際に一緒に働いた期間は1年もなかったくらいでしたが

明るくて一生懸命な人だったので印象深く残っています。

 

たまたま今週は当直でしたので、運良く会うことができま

した。かわいい赤ちゃんを抱いて、すっかりお母さんでした、

なんていう、月並みなコメントですが、ほんとにいいお母さん

の顔をしていました。

 

出産後のお母さんはみんな美しい!

 

これが私が産科から離れられない理由です。

こんな幸せを感じながら仕事ができるなんて最高です。

 

 

最近生活が、というか睡眠時間が不規則になってしまっています。

医者の場合、生活が不規則にならないのは、当直などで夜に

眠らなかったとしても、昼間の業務から解放されることがないから

です。眠ろうが眠らなかろうが、日中は勤務すべし、これが諸悪の

根源だという意見が絶えません。

 

これは議論の分かれるところで、こんなことで愚痴を言わずに

働いてきたから、その分やりがいと患者さんからの信頼もあった、

という意見と、ふらふらでは不注意で何が起こるか分からず怖い、

という意見と二通り。

 

気分的には圧倒的に前者なんですけど、後者の意見もそう言わ

れるとそうかな、なんて思います。

患者さんに「私の手術の前の日はしっかり眠ってね」、なんて

言われることもしばしばですから。

 

それはそうと、最近の睡眠不足は医療業務とはあまり関係なく

開業準備のことがほとんど。1日おきに3時間睡眠程度になって

います。研修医の頃に逆戻りしたようです。

 

その時と違うのは研修医の頃は、3時間睡眠の次は5時間睡眠

くらいだったのですが、今は3時間睡眠の次は10時間睡眠くらい。

 

平均すればちゃんと寝てる!。。。

ま、寝ちゃっても患者さんが待ってるわけじゃなし。。。

 

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ジャイアンツの優勝で興奮冷めやらぬ中

ですが、そのことを書くとウザくなりすぎる

ので、別の話題で。

 

最近読んだ本で面白かった本。

この"16歳の教科書"。

人気の塾講師たちが何のために勉強する

のか、わかりやすく書いてあります。

 

本当に自分のために勉強し始めたのは働いてからですが、この

勉強は全く実用的なものばかり。医師として想定しうるあらゆる場面

にすぐに対応するためには日々の勉強は欠かせません。

 

実際の患者さんに出会えば忘れることはないのですが、念のためで

覚えたことはすぐに忘れてしまうので何度同じところを読んでもだめ。

まあ、それはいいのですが、この本は高校生向けになぜ実用的で

ない勉強をしなければならないのか、という内容です。

 

ワタシは大学受験で1年間浪人生活を送りましたが、その1年で

考えたこと、実感したことがまさにわかりやすく書いてありました。

 

数学は論理を身につけるため、国語は表現力を身につけるため、

そしてすべての勉強が将来の基礎になること、それらは勉強して

テストの点が良くなると同時にさらに実感していったことでした。

 

そして、大学受験とは自分の能力だけでできる特別な感動体験

である、という一文には懐かしくこみ上げる思いがありました。

 

ただのテストなので単純といえば単純な競争なのですが。。。

 

16歳の教科書、大人が読んでも面白い、と帯の文にありますが

面白いどころかよくよく勉強になりました。

 

 

クリニックのパンフレットができあがりました。

写真のアップはちょっと今日忘れてしまったのでまた近いうちに。

 

多くの人に見てもらって知ってもらえると嬉しいです。

すべては患者さんのために、という思いが伝わってほしいと

思っています。

 

ノーベル賞を日本人が久しぶりに受賞しました、って話にしようか

と思いましたが、実際あまり興味ないのですみません。それより

ワタシには柔道の石井選手が総合格闘技に転向するかどうかが

重要です。

 

小学生からのプロレスファンで、さすがに最近は熱も冷めてきました

けど、誰が一番強いのか、っていうのは男のロマンだと思っています。

その意味では石井とヒョードルが闘ったら、と思うとぞくぞくします。

 

協会とかにとらわれず、ちっちゃくまとまらずに、どんどんいっちゃえば

いいのに、なんて身勝手に思っていますが、今日はちょっとマニアックな

話題でした。

 

081005_1817~01.JPG

 

友人の結婚式に行ってきました。

高校生の時からの友人で、彼も

医者になったので卒業してからも

付き合いは続いていました。

 

パーティ形式の結婚式で、いわゆる2次会的な感じの

ものでした。それでも上司の方なんかも来ていて、

(居場所がなさそうな感じでしたけど)結婚式のスタイル

も変わってきているな、と感じました。

 

こういう場合、仲間がどれだけ来ているかが問題ですけど

やっぱり結婚式はそのときの付き合いの人が中心になって

しまいますから、高校時代の友人グループは肩身が狭い

もの。

 

仲間も少なければ、当時から時間もたっているのでどんな

生活をしているのか聞いていいものかどうか迷ったりして、、、

 

自分の中での思い出では高校生のころって結構強烈で

いちばんよく覚えているし、そのころのことが土台になって

いたりするんですけど、やっぱり時間とともに思い出に

なってしまうんですよね。

 

もちろん楽しかったし、幸せそうな友人を見るのは幸せな

ことですが、古い友人の結婚式ではいつも感じるほろ苦さ

を今日も感じてしまいました。

 

またいずれゆっくり飲みに行きましょう。

 

 

秋晴れの気持ちのいい日が続いておりますが、

走れていません。いろいろ言い訳は思い浮かぶ

けれど。。。

いちばんはやる気の問題ですよね。

 

最近、親戚のお兄さんがミニバンを買う、という話を

聞きました。家族ができて、やっぱりミニバンが便利、

ということになったそうで、自分がミニバンを買うなんて

思いもしていなかったそうです。

(内緒だったかな、ごめんなさい)

 

ワタシも7月に軽自動車を買いましたが、軽なんて、

って思っていたのにいろんな事情を考えると軽が

ベスト、という結論になってしまいました。

 

車の売り上げをみていると、軽自動車とかカローラ

とかがずっと上位に来ていて、いままではもっと

乗ってて楽しい車にすればいいのに、などと思って

いました。でも、もしかしてそう思いながら家族のために、

なんて思いながら、自分の思いは押し殺してファミリー

カーを買っている人も多いのかも。

 

経済的に余裕があれば2台買えばいいんでしょうけど、

東京なんて駐車場だけでも大変です。

 

こういう思いを抱えながら、お父さんは家族のために

がんばって。。。涙が。。。

 

 

建物が組みあがってきて、もう各階を歩けるようになりました。

鉄骨だけの建物ですと、壁がないもので広々として気持ちが

いいです。

何より建物が組みあがっていくさまが気持ちいいんですね。

 

10歳の時に引っ越しをしました。

川崎に住んでいたのですが、練馬に引っ越すことになりそこに

両親が家を建てました。その家が建つとき、両親がものすごく

嬉しそうにしていたのを覚えています。

 

なんでそんなことを覚えているかというと、子供心に大人も

こんなに喜ぶことがあるんだな、なんて思って、ちょっと親を

見る目が変わった瞬間だったからなのです。

 

かわいくないガキです。

 

家を建てるなんて、確かにとてつもない買い物ですし当然

興奮しますよね。今となってはその気持ちは痛いほどわかる

のですが、当時の親の喜びようはある種ショックというか、

大いなる驚きだったので鮮明に今でも覚えているのです。

 

いろんなところに遊びに連れて行ってもらったはずですけど、

あんまり覚えていません。。。こんなことは覚えているのに、

ですね。

 

 

まず、業務連絡です。

ホームページから応募してくださっている方が増えてくるにつれ、

メールアドレスの入力ミスが目立っております。返信してもundeliver

になってしまいますし、基本的にはメールでのやりとりををする

こととしていますので、返信のない方はもう一度ご入力していただけ

ますでしょうか。必ず返信はしておりますので。

 

よろしくお願いします。

 

ところで、今日、清原(あえて敬称略、スターですから)が引退

しました。私の世代は甲子園でのKKコンビに魅了された世代

ですので、桑田清原の引退は時の移りを感じます。

 

今日の引退式で思ったこと。

清原はみんなに愛されているんだ、ということです。その生き様

がみんなを魅了し続けてきたからでしょう。メジャーへ渡る選手が

続々出る中、日本で頑張り続け、ともすれば挫折ばかりが印象に

残っています。

 

挑戦しなければ挫折しない、挫折したところからまた這い上がる

時にこそその人の底力を発揮するときなのでしょう。その姿をみて

自分と重ね合わせて、感動するのだと思います。

 

かくいう私も、清原とは比べくもないちっちゃな挫折を思い出しながら

清原と自分を重ね合わせて頑張ろうと思い続けてきましたし、これ

からもがんばり続けていくつもりです。

 

生活の中でいろんな言い訳を見つけながら、現実と夢との折り合い

をつけ、でっかい夢は他人に任せそれを見て楽しむ、それが自分の

姿ですし、否定もしませんが、昨日の自分より少しでも前に進んで

いけばいい、そんな気持ちでいます。

このクリニックもその延長。より多くの人に役立てるようになれれば

幸せでしょう。

 

ともかく、

清原選手、おつかれさまでした。

 

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