日常: 2008年9月アーカイブ

 

今日で9月も終わりです。

すっかり寒くなってしまって時間が過ぎるのも早く感じます。

 

一つ一つ決めるべきことを決めていって、ひと段落した、と

思う間もなくまた次々と新たにやるべきことが出てきます。

こんなに大変なの???

と、全国の開業したみなさんに敬意がわいてきます。

 

それでもまだまだ、

「開業した後はもっと大変ですよ」

と呪いのような言葉をかけられ、、、

 

まだまだ、大丈夫。

理想のクリニック、理想の仕事を実現するために、

がんばります。

 

そういえば、今日、イチハチニ、発行です。

ホームページ以外では初めてわがクリニックが世に出る

日です。(大げさ。。。)

ワタシも楽しみ。みなさんも見てみてください。

 

 

またまたテレビネタで恐縮ですが。。。

 

アメリカの副大統領候補のペイリンさんの眼鏡を作っているのが

福井のメガネ屋さんで、デザインしたのが大阪大学の教授だって

少し前にそんな情報がありました。

 

無印良品のメガネを買っている私、政治家でも外見からしっかり

気にしているんだな、なんて感心してました。

 

その教授のおはなし。

生活雑貨から人工臓器まで、あらゆるものをデザインしている

そうで、デザインに対する熱い思いを語っておられました。

 

デザインを通して世界平和に貢献したい、という今現在の夢に

ついて語った後、

 

「やるよ、オレ」

 

ですって。59歳。

かっこいい~、とその姿勢に感動してしまいました。

研究内容がラディカルすぎてついていけない学生も多いんだ

そうです。好々爺もよし、ですがつっぱり続けるのもかっこいい

ものです。

 

ちなみにワタシの母親もツッパリおばさん。この年になっても

親子喧嘩が絶えませんけど、応援してますよ。

 

 

スタッフ応募いただいたみなさま、ありがとうございます。

予想外に多いのでびっくりしています。

適宜、直接お会いしてお話をうかがい、またこちらのお話を

聞いてもらっています。

 

まだまだ受け付けておりますので、話を聞くだけ、という

場合でも結構ですのでお問い合わせください。

お待ちしてます。

 

ところで、今日はまた当直ですが、、、

080921_0201~01.JPG

 

 

 

 

缶コーヒー、やめられません。いちおう、お砂糖が入って

いないもの、少ないものを選んでいますけど。

このほかに捨てたのがあと2本。まだ30時間程度しか

経っていません。

 

これは太る前兆。。。

ということでインスタントコーヒーにチェンジ。

ところが、、、

 

クリープが変色して黄色いではないですか。

かまわず入れてみると、まったくお湯に溶けません。

粒をなめながら、ブラックを飲む、新しい感覚。

 

いや、これは買いに行ったほうがいいですね。

 

 

最近、役所など公的な場所で大声を出してクレームをつける

中高年が増えているそうです。

 

悪質なクレーマーではなく、きわめて普通の人たちが多いの

だそうで、大声を出したあとよくよく話を聞くと、職場や家庭で

居場所を失ってストレスがたまっていることが原因になっている

とのことでした。

 

ふーん、そんなもんかなぁ、なんて思っていましたが、

そんなワタシも。。。

 

NTTへ新しい電話を引くのに電話をしました。

まず、電話がつながるまでに約5分の待ち時間。

 

アナログ回線と、ひかり回線、それによって基本料金や電話

番号まで変わるんだそうで、まずそれを理解するのに一苦労。

 

以前に対応してくれた人と違う人が出て、その人が職場に

戻るのは月曜日になる、自分では対応できない、などと

言われ、イライラっ!

 

「あなたはねぇ!、、、」

などと言ってしまいました。。。

考えてみればそれだけのこと。

 

そのあとはっとして気恥ずかしくなりましたが、なんとなく

不機嫌を装い、電話終了。

 

NTTの担当の人、スミマセン。

一応、職場にも家庭にも居場所、ありますけどね。

ありますよね?

 

 

もうすぐ新しい仲間ができる予定です、

といっても金子レディースクリニックの話ではありません。

 

現在の関中病院の話です。10月から相棒が変わります。

分娩は休止したままですが、4月から二人体制でなんとか

産婦人科自体を消滅させないように、できる範囲で婦人科

を継続しています。

 

ほんとうは婦人科より分娩を継続していたほうが有益だった

のですが、いまとなっては後の祭りです。

 

やはり一度なくなると、再開させるのは大変です。そういう

意味では婦人科だけでも継続しているのはすごく意味がある。

はず。。。

 

で、本題に戻って、また新しい医師と働くのはとても楽しみです。

違う大学医局出身の医師と働くと、大きな診療上の方針の

違いはありませんが、ところどころで驚いたり感心したりする

ことがあるからです。

今の相棒の医師からもだいぶ刺激をもらいましたし、また彼女たち

(今も今度も女医さんです)を通して知り合いが増えたりします。

 

なにより、金子レディースクリニックは杏林大学にお世話になる

可能性が高いので、杏林出身の彼女たちとつながりが持てた

ことはとてもよかったです。

 

一時期患者数が落ち込みましたが、最近は予約がとりづらい

状況にもなっていますし、もっともっと盛り上げていきたいと

自分にも期待しています。

 

 

今日の昼は日陰に入るといい風が吹いて、秋を

感じました。まだ少し陽射しが強かったですけども。

 

NHKの"プロフェッショナル"、見ました。

内視鏡の先生が出ていて、有名な先生だそうですが

知りませんでした。他の診療科のことになると特別な

情報は入りません。

 

それはともかく、その先生のモットーは、

「患者さんは家族だと思って最良の治療法を選択する」

ということでした。

 

前にちょっと書きましたが、私もこのスタイルがしっくり

きています。医師の中には、家族の場合と患者さんの

場合と対処が違うこともあります。

 

たとえば、婦人科ならガンではなく子宮を取る手術を

するとき、お腹を縦に切るのか横に切るのか。

 

縦に切ると手術はやりやすい。

横に切るとキズは目立ちにくい。

 

家族なら横に切るけど、患者さんなら縦に切る、なんていう

選択をする医師が多いのです。手術がやりやすいという

ことは安全につながるので、患者さんには安全を最優先

する、というのが理屈です。

 

でも実は家族を危険に陥れているか、というとそうでもない。

そういう判断をしているからこそ横に切るんです。(だと思う

のです)

 

ちょっと瑣末な例でしたけれども、すべてのことに通じると

思っています。

 

それを教えてくれたのは研修医時代のチューベン(直の

指導医)、カズノリ先生。

カズノリ先生も患者さんに肩入れしすぎてよく怒られて

いましたが、私は怒るほうがおかしいと信じていました。

 

今日のプロフェッショナルで、意を強くした次第でした。

 

osakadango.jpg

 

満月が見えているのかいないのか、

よくわかりませんが、季節の物なので

今年もいただきました、月見のだんご。

 

ちなみにこの写真はフィクションです。っていうか、別のサイトから

拾ってきてしまいました。いい感じだったもので。内緒ですみません。

 

本当は昨日なんですよね、今年の中秋の名月は。

しかし、昨日はなぜか夜になってから救急患者の呼び出しで2回も

駆り出され、二人とも入院になり、家に帰ったのは3時近く。

 

ということでだんごは今日いただきました。

 

こういう行事って、子供のころ家族でやってて、一人暮らしをする

ようになってやらなくなって、また30を超えたあたりからなんとなく

やろうかな、なんて気になるんですよね、不思議です。

 

親不孝ならぬ先祖不幸で墓参りもほとんど行きませんけど、

そろそろ行かなくちゃな、なんて気もしています。

誰に言われるわけでもなく自然にそんな気持ちになるんですね。

 

いや、親の背中かな。

 

ということにしておきましょう、今日は敬老の日。

 

 

開業の準備をするようになってからいろんな人に会うように

なりました。それまでは病院スタッフか患者さんくらいしか

いませんでしたが、医療関連の業者さん、建築関係、広告

関係などなどです。

 

それぞれ、頼む側頼まれる側によって対応がかなり違って

勉強になることばかり。

そんな中、今日は美容師さんに会ってそれまでとは違った

感銘を受けました。

 

美容師は独立が早く、店の数も多いのでかなり競争が

厳しいのだそうです。街を見ててもそうですよね。美容院、

歯医者、コンビニはどれがいちばん多いか、なんていう

くらいですもんね。

 

その人も、30歳で独立して自分の店を持ったのだそうです。

みんな早いから、とは言ってもやはり30歳で自分だけの

責任で事を起こそうとするのは、とても勇気がいることです。

 

はじめは夢中で、お金の勘定どころではなくとにかくいい

仕事をして、お客さんに快適な時間を過ごしていってもらい

たい、という一念だったそうです。

 

だんだん、固定のお客さんが増えてきて、少しは自分の

時間も持てるようになったころ、目の前に大手チェーン店が

出店してきました。大手の強みを生かして、値段では絶対に

かなわないような設定をしてきたそうです。

 

そこで、彼は考えました。

「安さでは対抗できない。

 それでは何か付加価値をつけよう。」

もともとウデには自信あり、です。そこに快適さをとことん

追求した空間を創り出すことで絶対に巻き返せる、巻き

返してみせる、と愛車を売り払って理想の店舗作りに

入りました。

 

 

そうして3年、いい方向に向かっているようです。

スタッフの顔はみな明るい。活気に満ちています。

 

1000円カットの常連だったワタシが通いたくなって

しまいました。

 

 

眠らない街といえば新宿ですが、東京では渋谷も池袋も

一日中元気な街です。

ところが、この世田谷も負けず劣らず眠っていません。

 

今日も深夜のランニング。

TSUTAYAの前には自転車が溢れ、スタバには若者どころか

家族連れまでお茶してます。

246(玉川通り)は、飲み会上がりのサラリーマンや学生が

たむろして、車はひきもきらず、タクシーは列をなしています。

 

日本橋に住んでいたころは夜10時を過ぎると、車も人通りも

なくなっていましたが、やはり住宅街は違うようです。

でも昼間も働いて、夜も元気に遊んで(もちろん働いている

人もいますよね)、活気ある街です。

 

ちなみに私もオンコールなのでランニングしているとはいえ

一応半分は勤務中。

 

さらにちなみに、ジョガーもたくさんいました。40分で10人以上

に会いました。ジョガー、恐るべし。

 

 

クーラーを入れている部屋から外に出ると、なんと外の

ほうが涼しくなっていました。ゴミを捨てて部屋に戻ると

暑い、暑い。

 

おとといからまたもや鼻がグズっています。

アレルギーなのか風邪なのかよくわかりませんが、

今年はやけに鼻水が出ます。もう5回目くらいでしょうか。

 

今年から花粉症っぽくなったし、体質が変わってきたかも

しれません。ランニングもずっと続けていますが、逆効果

かも。今年の夏が学校を卒業してから一番走っているのに

一番体調がすぐれないとは。

 

いずれにしろ大事には至らず、今回も今日にはほぼ良く

なっているので、大丈夫。なんといっても体力一番ですから。

 

カラダの話ばかりするとジジイみたいになってしまう。

 

 

少しずつは涼しくなっているのでしょうか。

今日も残暑にゲリラ豪雨、秋晴れが待ち

遠しいです。

 

最近のリフレッシュは、「グレイズアナトミー」。

アメリカの医療ドラマですが、「ER」よりドラマ

性があっておもしろいです。

医療シーンは「ER」のほうがリアリティがある

ようです。

 

それにしてもフジテレビの「コードブルー」は

グレイズアナトミーとERのパクりじゃないかと

思うほど、ストーリー、設定が似てますね。

いいのかな、、、

 

それはそうと、ツタヤに行ったついでに

「スラムダンク」を借りてきました。

コミックもレンタルしていて、そのことは知って

いましたが借りたのは初めて。

一冊1週間で90円なんてあまりの安さにびっくり

です。

 

ところで「スラムダンク」、テレビで話している

のを聞いて急に読みたくなってしまいました。

 

あっという間に借りてきた10冊を読破。ストーリー

が抜群なのはもちろんですが、連載されていた

当時の中高生の頃を思い出してしまいました。

懐メロと同じ心理でしょうか。思い出に浸った

日曜日でした。

 

 

錦織選手が負けてしまいました。

テニスを中学高校とやっていたので、たまに気になります。

もう何年もラケットすら握っていませんが、こういうホープが

出てくると勢いが出ていいですね。

 

ところで、最近地価が上がってきたというか、下げ止まった

というか、です。カンブリア宮殿ではバブルの時に似ている

とのこと、実際に倒産する不動産会社も出てきているようです。

 

バブルといえば、産婦人科の当直料もバブルなんです。

とても金額を公表できませんけど、場所を選べば週に1回、

夜だけ当直するだけでひと月は楽に暮らせます。

当直って言っても、しっかり寝られます。まったく寝られない

ということはほとんどなく、忙しい日でも4時間程度は寝られ

ます。

 

いくら産婦人科医が少ないといってもこんなバカなことが

続いていいわけありません。当直料だけが高い、しかも

自分の病院ではなく非常勤として行く病院でだけ高いの

です。ですので、平日自分の病院で一生懸命働いても、

土日に当直すれば1回で同じくらいの給料になってしまい

ます。

 

お金のために医者になった人はいないと思いますが、

こういう状況では当直だけで暮らすフリーターが増えて

しまってもしょうがないのかもしれません。

 

それから、二つの病院でお互いに相手の病院で当直

することで自分のところで当直するよりずっと多くの

報酬を得る、なんてことも起こっています。

 

絶対間違っているんです。われわれの中で自浄作用を

働かせないといけません。産婦人科医療が危機に瀕して

いるからこそ、きちんと襟を正していきたいものです。

ちょっとキレイごとにすぎますが、理想は理想で。

 

 

福田総理大臣が辞任だそうです。

なんだか突然です。このタイミングの意味がよくわかりませんが、

普段から政治に興味を持っているわけではないので、別に意見

できるわけでもありません。

 

これでまた選挙があると盛り上がっちゃうかな、なんて思って

います。うちの選挙区は自民党の佐藤ゆかりさんが出るって

話ですし、野次馬的興味をそそります。

 

ところで、われわれ医療者にとって一番問題なのは厚生労働

大臣です。これが舛添さんから変わってしまわないかという

ことです。

 

舛添さんに変わったからなのか、大野病院事件とかが表に

出てきたせいか、医療を取り巻く環境が大きく変わっています。

なんとか医療崩壊を食い止めようとがんばってくれているよう

に見えますので、ぜひともこのまま続けてほしいのですが。。。

 

 

 

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.1

このアーカイブについて

このページには、2008年9月以降に書かれたブログ記事のうち日常カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブは日常: 2008年8月です。

次のアーカイブは日常: 2008年10月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。