日常: 2008年6月アーカイブ

ベテランの力

|

 

この週末、陸上の日本選手権で為末、朝原の両ベテランが

輝きました。ちょっとばかり大学時代に陸上をかじっていた

せいで、陸上の話題は気になります。

 

とくに為末は直前まで不調と言われもうオリンピックは無理だ

と言われていたのに。。

本人も「奇跡が起きた」と言ってましたが、決勝レースは感動

しました。不調の中、前半から激しく飛ばす彼のスタイルを

貫き通し、最後の直線は第一人者の意地と気力を見せつけた

ような走りでした。

 

生で見られなかったのが残念。。。

 

ただ、これは日々の練習の裏付け、昨年の大阪での失敗に

対するリベンジの気持ち、そんなものがあらわれて成し遂げた

「奇跡」、と感じました。

 

ベテランと言われますが、私とほぼ同年代。計り知れない

プレッシャーに若いころから耐え続け、ここぞという時にこそ

力を発揮することができる人間力が養われたのでしょう。

 

私もがんばろっと、と言いながら、今日はCHANGEでした。。。

 

 

静岡県富士市で産科開業に最大1億円助成とのことです。

市立病院の撤退が決まっているそうで、緊急で条例を可決

したそうです。すごい危機感。。。

 

ところで、最近体調良好です。1年前からはじめたダイエット、

落ち着いてます。リバウンドしません。そういえばランニングも

続いていますが、秘密はそれではありません。ランニングは

むしろ太ります。

 

1年前から比べると、4~5kg減ってます。ランニングや筋トレ、

もちろんビリーもやりました。どれもすぐにリバウンド。

成功の秘訣は、

新潮新書、岡田斗司夫著 「いつまでもデブと思うなよ」

です。いろんな番組で取り上げられましたが、やっぱりいい。

 

ほんとに書いたものをメモするだけでいいんです。メモして

みると、こんなに食べたのかと確かにうんざりします。

慣れてくると腹八分目の快感、満腹のときの不快感が

はっきり感じられて、今はもうメモは要りません。

 

体調がいいとランニングしても気持ちいいです。実はもう

6月、走行距離54kmになりました。

 

080618_1644~01.JPG

 

後輩の産婦人科医が出産しました。

予定日をだいぶ過ぎ、子宮内で少し感染が

進んだとのことでしたが、無事元気な赤ちゃん

が生まれました。おめでとうっ!!

 

仕事熱心だった彼女もすっかり母親の顔を

していました。

「これからの産科診療にこの経験が生かせそう」とのこと、

今までも信頼の厚い医者でしたが、ますます厚みを増していい医者に

なるんでは、と思いました。

 

ただ、なかなか今までのようにフルタイムでの現場復帰は当面

難しそうです。これは産婦人科医だけに限った問題ではないですが、

産婦人科は女性の割合が多い、当直必須、という特殊事情から

こうした問題の影響をもろに受けやすいです。

 

こうしたことで、ただでさえ少ない産婦人科医がますます減って

いきます。対策を考える企画があちこちで行われていますが、

特効薬はありません。どうしたらいいでしょう??

 

パート勤務もフルタイムで頑張っている先生たちに気を遣うので

乗り気しない、とのこと、その気持ちも十分わかります。

 

社会全体の問題も含まれるので、個々の病院、業界だけの

対応では追いつかない問題がたくさんあります。

おまけに、医療業界はほかの診療科に興味がないことが多く

院長が産婦人科医でないと適当にあしらわれて、崩壊してから

気づくみたいなことが多くなっています。

 

いい知恵を貸してください。。。

 

救急医療

|

 

宮城の地震で山がそのまま崩れた映像は衝撃でした。

中国とか阪神のときは建物とか道路の崩壊が目立ちましたが、

山ごと崩れては。。。

 

地震速報が機能した、とか、電車が自動的に止まったとか、

人工的なものの地震対策は進んでいるようですが、地面ごと崩れたら

どうしようもない。

 

まだ行方不明の方が多くいるようです。現地では必死の救出作業、

救急医療が行われているものと思います。

 

産婦人科って病院にいると、めったに救急蘇生の現場に立ち会うことは

ありません。気管挿管とか心臓マッサージとかは救急科、内科、外科が

担当しています。

 

2年前に新幹線で心肺停止の状態の人に遭遇しました。学生時代の記憶を

頼りに救急処置を試みましたが、結局亡くなってしまいました。あまり自信が

なかったので、動き出しが30秒遅かったのではないかと、今でもときどき

痛恨の思いにかられます。その後、救急処置の講座を受けなおし、新しい

建物に入るとAED装置の場所をを確認するようになりました。

 

秋葉原での事件でも産婦人科医が救急処置に当たったそうです。そんな場面が

起こっては困りますが、常に心構えをしておくことが重要、ですね。あらためて

そう思いました。

 

どうしても傍観者になってしまいますが。。。

一刻も早い救出を祈ります。

 

麦門冬湯

|

 

麦門冬湯 バクモンドウトウ 

080611_2124~01.JPG

 

咳止めの漢方です。咳止めの

薬ってどれもイマイチでびたっと

止まることはほとんどないです。

風邪が治ると自然に治るって

感じです。

 

ところが、、、

私、喘息持ちでたまに大きな発作が出るんです。一昨日

昨日ときつくて、風邪とからんだせいもあって難儀しました。

前はステロイドの吸入を使っていましたが、ここ2年ほど

出ていなかったので捨ててしまっていました。

そこで、薬箱を漁っているとそれは古い麦門冬湯が出て

きました。

 

まあ、のんでみるか、

とのんだら、ピタッと咳が止まるではないですか。

3年以上前の薬で熟成されたのか(そんなわけない)、

気のせいか、

麦門冬湯、恐るべし。

前はそんなに効かなかったはずなんですが。

 

漢方、なかなかやりますな。

 

5割5分の男

|

080608_0833~01.JPG

 

 

 

 

 

今日は雨かと思いきや、午後晴れましたね、

雷がすごかったですが。

 

さて、5割5分の男は現病院の事務長、ジリさんです。イチローでさえ

4割には満たないのですからかなりの高打率。

このジリさん、かなり人がいい感じで、医療に対しての理想も高いの

です。

 

今日もお産の再開について話し合ってきました。婦人科は手術の

予定も埋まってきて、盛り上がってきていますので、お産さえ再開

すれば、という状況です。

 

ジリさん「地域のことを考えても病院のことを考えても、早くお産を

     再開させたいですよ」

ワタシ 「なら、始めちゃったほうが早いんじゃないですか」

ジリさん「それも考えないわけではないんですがねぇ」

ワタシ (これ、本気かね?)

 

外来に戻って看護師のミユキさんに相談。

ワタシ 「ジリさんっていいこと言うけど、どれくらい実現しますかね」

ミユキさん「まあ、五分五分ってとこですよ。いいとこ5割5分ですね」

 

うーーん、ミユキさん、厳しーっ。

まあ、いい人だから、もう少し待ってみましょうか。

 

ちなみに金子レディースクリニックの事務長は有言実行、9割5分です。

つきあい33年ですから、はい。

 

 

特売品

|

 

そういえば、今日はサミットで(洞爺湖ではありません)、

またもトクさん(外来の看護師さん)に会ってしまいました。

それも終業前。

 

あわてて特売品を牛乳で隠しましたが、ばれたかも。。。

 

アレルギー?

|

 

昨日は久しぶりに爆睡です。10時間は寝ました。

でも寝すぎて今日もだるかったです。

 

火曜日は恒例で、ある病院で当直しています。

医者の当直部屋っていうのは大体6畳くらいで、

ベッドとテレビがあって、っていう感じですが、

そこの病院は空いている病室を当直のために

あけてくれています。

 

特別室みたいでだいぶ広くてとても快適なのですが、

普段泊まる人がいないせいか、なんかほこりっぽくて

部屋に入ると咳と鼻水が急に出てきます。

しかもなんかワキガっぽいニオイもして、なかなか

寝付けないんです。

その病院の人には言えませんけど。。。

 

おかげでおとといは寝不足、昨日は爆睡、といった

具合です。

 

今日は緊急オペもあったりして、今週は走れてません。

明日こそ。

 

 

大学時代の同級生と飲みに行ってきました。

ひとりは内科医、もう一人は眼科医です。大学に

入ってからのつきあいなので、もう15年くらいに

なります。

 

ひとりは厳しい不妊治療の末にもうすぐパパになり

もうひとりはつい先日離婚しました。

一見ビミョーですが、そこは学生時代からの友人

です。言いたい放題言い合って、離婚した彼も

元気に帰って行きました。

 

おたがい、新しい環境を迎える、という点では同じ

です。それをどういうふうに捉えるか、という問題で

離婚して輝きを増す人もいますもんね、竹内結子

とか。個人的な感想ですけども。

外から見て幸せかどうかは決められません。

 

もうすぐパパになる彼には、ぜひとも元気な赤ちゃんが

生まれてほしいし、離婚した彼にはこれをステップに

また新しいステージに進んでほしいと思っています。

 

がんばれ!MMK!

 

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.1

このアーカイブについて

このページには、2008年6月以降に書かれたブログ記事のうち日常カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブは日常: 2008年5月です。

次のアーカイブは日常: 2008年7月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。