医療: 2012年1月アーカイブ


先週金曜日に、国会議員の野田さんの特集をやって
いました。

以前にも妊娠中のときだったか、この話題について
書きましたが、相変わらず、違和感がぬぐえません。


状況を知らない方にあらすじを説明。

野田聖子議員 49歳
子どもがどうしても欲しいけれど、不妊。
そのことに気付いたのは40歳の時。

不妊治療を繰り返すも妊娠せず。
里子をもらおうとするが、ご自身の年齢や入籍していない
という状況のため、実現せず。

アメリカ人の卵子と事実婚のパートナーの精子で受精した
受精卵を野田さんの子宮内に戻して妊娠。(卵子提供)
日本では卵子提供はほとんど行われていない。

妊娠中に、赤ちゃんの異常が発見され、帝王切開で出産。
その後、自分の子宮からの出血が止まらず子宮摘出。

赤ちゃんは、異常が多岐にわたるため6-7回の手術を
受けるが、順調とは言い難い状況。

仕事と育児というか看病というか、を両立させている、
というような内容でした。


野田さんの、どうしても子供が欲しい気持ちとか、よくがんばって
いる状況はよくわかりますが、まったく感情移入できません。

やはり、妊娠の状況があまりに人工的すぎるような気がします。
これは価値観の問題で、別に違法というわけではないのですが
日本であまりやられていないのは、この状況を異常と感じる人が
日本では多いからではないかと思います。

別にワタシの価値観を正当化しなくてもいいんですけど。。

野田さんの価値観に振り回されるパートナーとか、医療者とか
いちばんは赤ちゃんがとってもかわいそうだな、と感じちゃうわけ
です。

これも余計なお世話でしょうけれど。


まあそもそもが、お金を持っている限られた人しかできない
医療ですし。。赤ちゃんの手術も含めて全部自費ならまだ
わかりますけどね。

赤ちゃんの手術にどれだけの税金が使われているか、とか
ちゃんと放送しないとフェアじゃないと思うんです。

まあ、赤ちゃんには罪はないんですけれども。。

たとえば自殺未遂の人がうまく死ねなくて、治療にICUに
入ったりして何百万って税金を使ったら、そりゃ怒るでしょう?

そういう場合は保険適応はないのかな??

それと全く同じとは言いませんが、やらなくてもいいこと
やって他人のお金を使うわけですからね。


うーーん、今回も夢のない話でした。。。

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